アイスランド(I)とグリーンランド(G)との間のデンマーク海峡およびブリテン諸島(連合王国=UK)との間の海域は、北大西洋や北極海と中部大西洋を結ぶチョークポイントであり、イギリス海軍、アメリカ海軍と、第二次世界大戦ではドイツ海軍が、冷戦期以降はソ連・ロシア海軍が対峙してきた。詳細は「GIUKギャップ」を参照
NATOの原加盟国であるが自国軍は所持しておらず[29]、世界でも希少な「軍隊を保有していない国家」である。国土防衛は警察隊と沿岸警備隊が担っており、実際にタラ戦争では沿岸警備隊がイギリス軍と戦った。歴史上1度も軍隊を保有したことがない。かつてはアメリカ合衆国と国防協定を締結してアメリカ空軍基地(アイスランド防衛隊)を設置し、冷戦下の重要な戦略拠点になっていた。しかし、冷戦終結から10数年を経た2006年、アメリカの「地球規模の戦力再編成の一環」による米軍の完全撤収が両国で合意に至り、約1,200名の将兵とF-15戦闘機4機が段階的に撤収、ケプラヴィーク米軍基地が閉鎖された。ただし、有事の際にはアメリカがアイスランド防衛を保障する協定を結んでいる[29]。「軍隊を保有していない国家の一覧」も参照
1986年にはレイキャヴィークがロナルド・レーガン米大統領とソビエト連邦のミハイル・ゴルバチョフ書記長の会談場となり、冷戦終結に向けた舞台のひとつとなった[12]。
地理詳細は「アイスランドの地理」を参照
アイスランドは北大西洋に浮かぶ島であり、その面積は大韓民国全体を上回り、地球全体の中でも大きな島である。この島はグリーンランドの東、北極圏のすぐ南に位置している。発散型プレート境界である大西洋中央海嶺が海面上に露出したものである。ニューヨーク市から4200キロメートル(2609.8マイル)、スコットランドから860キロメートル(534.4マイル)離れている。「アイスランド」という言葉は、アイスランド島のほぼ全ての陸域と人口を含み、アイスランド共和国と呼称されるこの国について言及するときにも使われる。「アイスランドの島の一覧」も参照
居住地帯は海岸線に集中している。首都レイキャビクを中心とした大レイキャヴィークおよび南西部に人口が集中している。アイスランド中央高地はほぼ無人地帯である。アイスランドの国土3つの典型的なアイスランドの風景。世界の海流図。赤道近くからアイスランドへと暖流の形で熱の輸送が行われている様子が見て取れる。欧州最大の水量を誇るデティフォス滝 アイスランドは、大西洋中央海嶺とアイスランドホットスポットの上に位置している火山島である。海嶺は海洋プレートが生成される場所であるわけだが、アイスランドは海洋プレートの生成が海面よりも上で見られる地球上でも珍しい島としても知られている。海嶺は大地が広がっていく場所であり、アイスランドは常に引き裂かれつつある。この大地の裂け目を「ギャオ」と呼ぶ。ヘクラ山を含む多くの火山が活動し、多くの間欠泉や温泉が見られる。1783年のラキ火山噴火は飢饉を起こして人口の4分の1を餓死させ、何か月も欧州、アジア、アフリカの上空を火山灰が覆った。1963年11月には南部沖合10キロメートルの海底火山活動でスルツェイ島が誕生した。間欠泉の中で最大のものがゲイシール間欠泉で、その名前が英語で間欠泉を意味する単語geyserの語源になった。アイスランドではこの地熱による豊富な温泉を活用した地熱発電や地熱暖房
2004年1月29日に宇宙から見たアイスランド
Sudureyri
ネスコイプスタズル
2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火
ロイガヴェーグルハイキングトレイルから見た風景
グトルフォス
ストロックル間欠泉
火山
アイスランド沖の島嶼一覧
アイスランドの火山一覧
アイスランドの河川
アイスランドの滝
アイスランドの氷河
アイスランドのフィヨルド
アイスランドプルーム