首都圏大レイキャヴィークに属するセルチャルトナルネースには、スタートアップインキュベーション施設Innovation Houseがあり、IT系のVivaldi Technologiesのなど20を超える企業がオフィスを構えている。 主な貿易相手国は、 となっている[49]。 主な輸出品目には金額ベースで6割以上を占める魚と魚の加工品、次いで2割を占めるアルミニウムの地金およびアルミニウム製の製品である。金額ベースでは2 - 3パーセントを占めるに過ぎないが、ケイ素鋼などの原料となるケイ素鉄(FeSi)は特徴的である。国内では牧畜も行われており、ウール製品も評判が高い。また医薬品なども輸出している。 これに対して主な輸入品目は、機械類、自動車、ボーキサイトなど。また国内での農業生産も行われてはいるものの牧畜が主であるため、農産物も輸入している。 日本との貿易の割合については、アイスランドの貿易全体に占める割合は微々たるものだが、主たる輸出品は水産物が、日本からの輸入は自動車や地熱発電用の蒸気タービンが多い。 都市のほとんどがアイスランド本島の海岸近くに存在しており、島の中央部は舗装路もない無人地帯である。主な都市は首都であるレイキャヴィーク、ケプラヴィーク国際空港のあるケプラヴィーク、国内第2の都市のアークレイリなどである。都市人口率は2000年時点で92.4パーセントに達し、モナコやシンガポールなどの都市国家を除けば世界で最も高い。 鉄道はなく、国内の交通手段はもっぱら自動車と飛行機である。物価が高い傾向にあるアイスランドだが、航空運賃は安く設定されている。道路網は総延長1万3034キロメートル。このうち4617キロメートルが舗装道路で、交通量の少ない残りの8338キロメートルは未舗装路となっている。「アイスランドの空港の一覧」も参照 道路の整備状態は良好で国道1号線(リングロード)が一部未舗装だが約1400キロメートルでアイスランド本島を一周している(ただ、一周とは言え常に海岸沿いを通っているわけではない)。このほか、氷河に閉ざされている内陸部にも国道26号および35号が貫通しており、4WDのビッグクルーザーの運転を楽しめる。ただし、冬季は通行禁止となる。道路は右側通行で制限速度は市街地で時速50キロメートル、未舗装の田舎道で時速80キロメートル、その他の舗装路面では時速90キロメートルである。自動車の所有率は世界でもトップ5に入るほどに高い。また1988年から昼間点灯が義務づけられており、この国で販売される車両は、イグニッションスイッチをオンにすると、ライトスイッチがOFFの位置でも、ロービームが点灯するような仕様になっている。「アイスランドの道路標識
貿易
輸出 - イギリス、ドイツ、オランダ、アメリカ
輸入 - ドイツ、アメリカ、スウェーデン、デンマーク
交通付近の丘の上から撮影したレイキャヴィークの町詳細は「アイスランドの交通」を参照
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国民
人口統計詳細は「アイスランドの人口統計(英語版)」を参照
アイスランドは地理的に孤立していることもあり、ここ100年の人口推移はわずかな移民と世代交代による増加があるのみ。2016年時点の出生率は11.9‰、死亡率は7.0‰。平均寿命は男性80.9歳、女性85.3歳であり、世界第6位である。
世界経済フォーラムが経済や政治などの分野について男女平等の度合いを指数化する調査で、アイスランドは5年連続で1位[50]。 アイスランド人が主体となっている。首都レイキャビクは、2020年時点でアイスランドの人口の64%を占めている。
民族
言語詳細は「アイスランドの言語」を参照
アイスランド語が公用語であり、アイスランド語が話されている。一方で、英語とデンマーク語を小学校から習うため、国民の大半はトライリンガルである。また、識字率が99パーセント以上と高水準である。 2010年より、同性同士の結婚(同性婚)が認められるようになった。 アイスランド人の名前は姓がないという特徴を持つ。名前は「ファーストネーム+父称」で構成され、アイスランドの電話帳はファーストネーム順に編集されている。 アイスランド人の父称は、男性の場合「父親の名の属格+ソン(-son)」、女性の場合「父親の名の属格+ドッティル(-dottir)」となり、それぞれ「?の息子」「?の娘」という意味である。たとえば、同国出身の著名な歌手、ビョークの本名「ビョーク・グズムンズドッティル」は「グズムンドゥルの娘ビョーク」という意味になる。古くは他の北欧諸国も同じように命名をしていたが、現在は「ヨハンソン」といった姓に名残を残すのみで、現在この習慣はアイスランド独自のものである。 ただし、全てのアイスランド人が姓を持たないわけではない。第21代アイスランド首相ゲイル・ホルデなどは、父親がノルウェー人であったため、例外的に姓を持っている。ただ、アイスランドでは文化的に姓に馴染みがないため、ゲイル・ホルデは公式の場でも「ゲイル」と呼ばれている。 特段の請求がない限り、婚姻してもそれまでの氏を名乗る(夫婦別姓)[51]。
婚姻が望まれています。
同性婚
人名詳細は「アイスランド人の名前」を参照
宗教ハットルグリムス教会詳細は「アイスランドの宗教
アイスランド国教会(ルター派)のキリスト教信者が多く、74.1パーセントに達する。
教育詳細は「アイスランドの教育(英語版)」を参照
高等学校は4年制。大学についてはアイスランド大学を参照。
保健詳細は「アイスランドの保健(英語版)」を参照
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医療詳細は「アイスランドの医療(英語版)」を参照
ユニバーサルヘルスケアが達成され、厚生省が所管している[52]。医療費の85%は税収による公費負担で、自己負担は15%ほどとなり、他国と違い民間病院や民間医療保険は存在しない[53]。