わたしに会うまでの1600キロ
Wild
監督ジャン=マルク・ヴァレ
脚本ニック・ホーンビィ
原作シェリル・ストレイド
『わたしに会うまでの1600キロ』(わたしにあうまでのせんろっぴゃくキロ、Wild)は、2014年のアメリカ合衆国のドラマ映画。原作はシェリル・ストレイド(英語版)の自叙伝『Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail』である。監督はジャン=マルク・ヴァレ、主演はリース・ウィザースプーンが務める。
本作は批評家と観客の双方から高い評価を受け、リース・ウィザースプーンとローラ・ダーンが第87回アカデミー賞にノミネートされた。 1995年、シェリル・ストレイド
概略
なお、本作はシェリルの一人旅を時系列を追って再現しつつ、ところどころでシェリルの回想シーンが入るという形式をとっている。 ※括弧内は日本語吹替 2012年3月8日、リース・ウィザースプーンは自らが新しく立ち上げた映画製作会社パシフィック・スタンダード
キャスト
シェリル・ストレイド
バーバラ・”ボビー”・グレイ - ローラ・ダーン(田中敦子): シェリルの母親
エイミー - ギャビー・ホフマン(世戸さおり): シェリルの友人
幼少時のシェリル - ボビー・リンドストローム
ポール - トーマス・サドスキー(斉藤次郎): シェリルの元夫
リーフ - キーン・マクレー(矢野正明): シェリルの弟
ジョナサン - ミキール・ハースマン(野沢聡)
フランク - W・アール・ブラウン(英語版)(魚建): シェリルを家に泊めてくれる男性
グレッグ - ケヴィン・ランキン(川島得愛): シェリルが道中で出会ったハイカー
レンジャー - ブライアン・ヴァン・ホルト
エド - クリフ・デ・ヤング: 道中の休憩所にいた男性
ジミー・カーター - モー・マクレー(英語版): シェリルにインタビューする男性
アネット - ジャン・ホーグ(英語版): フランクの妻
TJ - チャールズ・ベイカー(英語版): シェリルが道中で出会うハンター
ロナルド・ニールンド - ジェイソン・ニューウェル: シェリルの父親
ジョー - レイ・バークリー: シェリルの昔の恋人
ステイシー - キャスリン・デ・プラム: シェリルが道中で出会う女性ハイカー
カイル - エヴァン・オトゥール: シェリルが道中で出会う少年
ヴェラ - アン・ジー・バード: カイルの祖母
シェリルのセラピスト - ランディ・シュルマン
ボビーを担当する看護師 - アン・ソース
ウェイン - マット・パスクァ: リーフの友達
25日目ヒッチハイクの女性ドライバー- シェリル・ストレイド
製作
2013年10月11日、主要撮影がオレゴン州とカリフォルニア州を中心に始まった。なお、オレゴン州での撮影には、原作者のシェリル・ストレイドが立ち会った[9]。
撮影の過酷さに関して、ウィザースプーンは「私が今まで製作に携わった映画の中で最も過酷な撮影を要した作品であった。もちろん、撮影で、数千マイルを歩くということはなかった。でも、これまでとは違った厳しさがあった。45ポンドの重さのバックパックを背負って丘を駆け上がるシーンを撮影したとき、撮影クルーから『バックパックが重そうに見えませんね。65ポンドのバックパックを背負って、9回から10回、丘の上へと駆け上がって下さい。』と言われた。私たちは昼食をとる暇がなかったので、スナック菓子を食べていた。お風呂に入る時間もなかった。まともな撮影ではないと思うかもしれないが、とても素晴らしい撮影であったことは確かだ。完全に撮影に没頭していた。撮影クルーをこんなに身近に感じたことはなかった。」と語っている[10]。 2014年11月10日、レガシー・レコーディングスは本作のサウンドトラックをアメリカで発売した[14]。 本作は批評家から絶賛された。特に、ウィザースプーンの演技には賛辞が集中した。映画批評サイトのRotten Tomatoesには222件のレビューがあり、批評家支持率は90%、平均点は10点満点で7.5点となっている。
公開でも上映された[11]。同年12月3日、本作のアメリカでの限定公開が始まり[12]、19日には拡大公開が始まった[13]。
サウンドトラック
評価