ろくでなしBLUES
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女子の髪型の好みはポニーテールに大きな白いリボンで、制服の好みはセーラー服。女子の制服のデザインで帝拳高校入学を決めた(しかし彼の入学時には女子制服は既にブレザーに変更されていた)。千秋とは中盤で互いの想いを伝え合うが、それ以降も友達以上からあまり進展せず終盤にやっと改めて交際を申し込む。女生徒からの人気は高く、バレンタイン・デーにはチョコレートを貰っていた。音楽の嗜好はローリング・ストーンズ。自分に来たエアメールミック・ジャガーから来たものだと思い込んでいた。名前の由来はマイク・タイソン前田日明[2]
山下勝嗣(やました かつじ)
太尊の中学時代からの親友。パンチパーマ。額が広く、それを指摘されるとキレる。米示と中学の頃にヤクザの弟に絡んで袋叩きにし、そのヤクザに報復されそうになった時に太尊に助けられ、その男気に惚れ込み以来行動を共にするようになった。バイク屋の息子で、よく太尊にスクーターを貸しては壊されている。太尊ほどではないが成績はあまり良くなく、父親に吹き込まれた「うちの店は慶長6年から続いている。」との見え透いたホラを信じ込み米示に突っ込まれるまで気付かない間抜けな面もある。小学校時代から腕白坊主で、番長だったこともある。和美と付き合っており、スケベだが非常に一途。卒業後は家業につき和美と結婚した。名前の由来は山下泰裕[2] と作者の高校時代の友人[3]
沢村米示(さわむら よねじ)
太尊の中学時代からの親友。鼻が大きく、それを指摘されるとキレる。成績は非常に優秀で、帝拳高校では中島と並ぶ。他校との抗争の時は作戦を考えたり参謀的役割も果たす。小学生時代に勝嗣のクラスに転入したことで知り合い、当時は大人しい少年だったが勝嗣に喧嘩を売られたのがきっかけで秘めていた喧嘩の才能が開花し、結局は勝嗣と親友になる。リーゼントヘアーにはこだわりを持っており、クシを常に携帯している。京都にさゆりという彼女がいる。卒業後はT大へ進学。名前の由来は沢村忠[2] と作者の高校時代の友人[3]
七瀬千秋(ななせ ちあき)
本作のヒロイン。太尊の同級生。優しい性格で色々な人から慕われている。初登場時の髪型はポニーテールだったが、自身の髪が質となった闘争で太尊を助けるために自ら断髪。ショートカットになって以後はポニーテールに戻すために伸ばしている。入学式で女子制服がブレザーに変わった事に怒った太尊にたまたま絡まれたのをきっかけに知り合う。ごく初期の頃は勝気な言動や行動が見られ、後のキャラクター設定とは大きく異なっていたが、以降も太尊と薬師寺のケンカを止めるため歩道橋から飛び降りようとするなど時折気の強い所と行動力を見せていた。太尊とは両思いだが、互いに奥手なため関係がなかなか進展しない。太尊が他の女子に言い寄られたりすると嫉妬をしたり、不安になって涙することも多い。あまりに純情な性格なため生理になっただけで恥ずかしさのあまり太尊とまともに口も利けなくなるが、他の男子とは普通にしゃべっていたため太尊から誤解を受けたことがある。高校卒業後は短大を出て就職している。
今井和美(いまい かずみ)
太尊らの同級生で、連載初期に勝嗣の彼女となり以降交際を続けている。中学以来の千秋の親友だが、活発で明るく千秋とは正反対の性格をしている。人の噂などを5000倍に誇張して広める(勝嗣談)ため、よく誤解を招く。ただ親友である千秋のことはよく見ており心配もしていて、彼女に保護者的な態度で接することもある。千秋に負けず劣らず可愛らしい容姿であり、バイト先の客である福田にしつこく交際を迫られたり協栄の赤城に惚れられたり修学旅行生に芸能人と間違われて追いかけられたりとモテる描写も多いのだが、千秋と一緒に不良に絡まれた時には大抵「こっちの女はいらない。」「このアホそうな女。」などと酷い言われようをされていた。看護学校へ進学予定であったが、高校卒業直前に勝嗣の子を妊娠したことがわかり中絶を勧められるも拒否、卒業と同時にできちゃった結婚をした。最終回では山下家で主婦業をしているらしい描写があり、息子の「拓人」が登場する。
前田家
前田富士雄(まえだ ふじお)
太尊の8歳上の兄。太尊いわく「血管ピクピクさせたら最後、俺でも手をつけられない。」と言うほどのケンカの強さ。極度の
近眼メガネコンタクトがないと何も見えず、的外れなものに襲い掛かったりする。腕相撲もかなり強く24年間無敗らしい。パンチパーマにサングラス、アロハシャツという外見はヤクザそのもの。太尊とは登場する度に口ゲンカもしくは殴り合いになっているが、用高の自立を促したり、劣勢に追い込まれた太尊を助けようとしたりもしているので、何だかんだで弟たちのことは大事にしている。高校在学当時から不良であり、卒業後は上京しジゴロになることを志していた。卒業後は念願かなってホストとして生計を立てている。作中では度々金持ちの女のヒモとなりかなり羽振りは良かったが、最終回では勤務していた店がマネージャーの持ち逃げで潰れたため、ダフ屋に落ちぶれていた。父・文尊との再会と地元大阪での就職斡旋を恐れていたが、結局文尊と出くわし連れ戻されかけていた。文尊に「寺の息子という運命に縛られてほしくない」と思って名づけられ、自由に育てられたため、寺の長男らしくない名前・性格になっている。名前の由来は元プロボクサーの尾崎富士雄[要出典]。
前田用高(まえだ ようこう)
太尊の1歳違いの弟。街中で「六甲おろし」を口ずさむほどの阪神ファン。後頭部に太尊の煙草ポイ捨てによってできた特徴的なハゲがある。かつては常に父の後ろにくっ付いて歩く気弱な少年だったが、その後空手を始め逞しく成長を遂げる。顔は太尊とよく似ているが、太尊に比べると幼い顔つきをしている。当初は阪神タイガースの選手になりたがっていたが、結局は寺の跡を継ぎ太尊の夢を応援する決意をした。名前の由来は元プロボクサーの具志堅用高[要出典]。
前田文尊(まえだ もんそん)
富士雄・太尊・用高の父で、尚輪寺住職。太尊いわく「世界最強のおやじ」。年齢に似合わない鋼の肉体の持ち主で、握力90kg、パンチ力200キロ、指立て伏せ連続1000回で、親指だけでも60回をこなすほどで、身軽さもあり東京から大阪まで下駄履きで走って帰るほどのスタミナもあり、トラックにはねられても数日で退院する頑丈さも併せ持つ。太尊いわく、小さい頃に父・文尊にお仕置きされた時は「俺は小さかったからヘッドバット3連発で済んだが、兄貴は更にパイルドライバーを食らってた」とのこと。また、太尊の得意技であるローリングソバットは文尊の直伝で、自らも得意技としており、東京に来た時には因縁をつけてきたチンピラをローリングソバットで文字通り一蹴した。弱点として大の医者嫌いであり、藤竹の往診を受けた時は、暴れるのを想定して藤竹の後輩の大学レスリング部員が多く駆けつけ、取り押さえられるほど。50代になった最近では体力がやや衰えたようだが、藤竹には「150歳まで生きるだろう」と言われている。高校時代は極東高校の初代番長を名乗り、極東の正義の番長の系譜を開いた人物でもあった。後述の辰吉たちの大先輩にあたる。
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