よゐこ
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登録者100,000人2019年[1]

チャンネル登録者数・総再生回数は
000000002022-10-27-00002022年10月27日時点。
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よゐこ(よいこ)は、松竹芸能に所属する濱口優有野晋哉からなる日本お笑いコンビ。2人とも大阪府大阪市此花区出身、大阪市立汎愛高等学校卒業。1990年にコンビ結成。2019年より、コンビのYouTubeチャンネル「よゐこチャンネル」を配信した[2]
メンバー詳細は「濱口優」および「有野晋哉」を参照

濱口 優(はまぐち まさる、1972年(昭和47年)1月29日(52歳) -)

とまどい(名義上はツッコミだが天然ボケのため、ボケでもツッコミでもない)担当。


有野 晋哉(ありの しんや、1972年(昭和47年)2月25日(52歳) -)

ボケ(しばしばツッコミ)担当。


来歴・人物
学生時代
同じ中学校に通学していた濱口と有野は、中学3年の頃に通っていた塾が同じであったため仲良くなる。有野の方が成績は良かったものの、濱口と同じ高校に通いたかったため有野が受験する高校のランクを下げた。濱口はその高校を定員割れでの入学を狙っていたことで、有野が自分と同じ高校を受験すると聞いて怒った。しかし2人は同じ高校へ進学。高校では同じクラスになることはなかったが、授業中に書いた手紙を休み時間にて渡し合ったり一緒に
トイレに行くなどしていたとのこと。
コンビ結成
元々濱口はお調子者でクラスの人気者ではあったが、芸人は特別な存在だと捉え進路として考えたことはなかった。その後に高校を中退していたかつてのクラスメイトが吉本興業の養成所であるNSCへ入学したのを知り、濱口は「そんな身近にいた人が芸人になれるのなら、自分もなれるのではないか」と思い立ち、就職の決まっていた有野を誘おうと考えた。ちなみにその同級生とは白川悟実(現・テンダラー)であった[注 1]1990年、既に東急ホテルのコックへの就職が決まっていた有野を濱口が「芸能界に入れば酒井法子と結婚できる」と誘い、コンビ結成。「吉本興業はライバルの若手芸人が多い、松竹なら簡単に売れる」という理由で、吉本ではなく松竹の養成所を選んだ。同世代で吉本を選んだナインティナインは、この理由について「あいつらは賢い」と評している。初舞台当時のコンビ名は『有野&濱口』。直後にコンビ名を『なめくぢ』へ改めるが、それでは売れないと事務所や北野誠から改名を促され、たまたまその場に置いてあった幼児向け雑誌の『よいこ』を見た竹井輝彦が「これでええやん」とアドバイスしたため取られた。しかし当の2人は改名に乗り気でなかったため、ささやかな反抗として「ゐ」の字を用いて現在のものとなった。なお、形容詞の語尾の「い」を「ゐ」と表記するのは現代仮名遣いとしても歴史的仮名遣としても誤りである。この字については「よぬこ」や「よるこ」と間違えられることが多々あり、実際に『よるこ』という冠番組を持った経験もある。
東京進出
コンビ結成後、『怒涛のくるくるシアター』(読売テレビ)『すとらびん式』(関西テレビ)などに出演するが旧来の演芸番組では受け入れられず、早いうちに東京進出を果たす。『とぶくすり』(フジテレビ)などで知られるようになり、その後、1990年代中盤から『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ)『めちゃ2イケてるッ!』『笑っていいとも!』(共にフジテレビ)などで露出が増えるようになった。また、渡辺満里奈のラジオ番組にゲスト出演したのを機に「満里奈がファンらしいから使ってみるか」という話になり、全国ネット進出の足がかりを掴んだ。実はこの出演は、ある日大阪に来ていたスチャダラパーがよゐこの存在を知り、生で見たいため友人である満里奈を動かしたことが明かされている。1992年1月、第13回ABCお笑い新人グランプリ審査員特別賞を受賞。授賞式では緊張していた様子を観客に「斜に構えて生意気」と受け取られ大ブーイングを浴びてしまった。また、この日の『ナイトinナイト』(朝日放送テレビ)へ受賞者全員がゲスト出演した際に番組終わりの最後の一言で濱口が先輩も多くいた中、「劇場に出ているような芸人にはなりたくない」と発言して場を凍りつかせた。上記のエピソードのように若手時代は(特に濱口が)先輩から礼儀や態度について注意されることが頻繁にあり、笑福亭鶴瓶ミスハワイなどからも厳しい叱責を受けた。また挨拶や礼儀作法ができないのをキャラクターとして売りにしていた時期もあり、ウッチャンナンチャンの正月特番において東京の寄席に若手芸人が挑戦するという企画では、先輩であるおぼん・こぼんに対して横柄な態度を繰り返したり教えて貰った寄席のルールをすぐに破るなどをノリとして演じていた。
2000年以降の活躍
それぞれが単独でテレビ出演する機会も多くなっている。2001年ころまでは共に目立った活躍は見せなかったが、2001年から出演するようになった濱口が『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日)の「1ヶ月1万円節約生活」などに出演するようになってから、濱口の収入が多いのを有野がネタにしていた。しかし2003年から始まった『ゲームセンターCX』のDVDがヒットした、有野の方が収入が多いのを逆に濱口がネタにしている。コンビ揃って嫌煙家下戸である。に関しては濱口はほとんど飲めず、若手時代に『とぶくすり』で濱口がビールを飲み泥酔する場面が放送された。最近では『いきなり!黄金伝説。』の無人島生活で濱口が飲酒をするが、少ししか飲めずすぐに酔っ払っている。有野は元々お酒は呑めなかったが、加藤浩次極楽とんぼ)に呑み方を習ったりいきつけのバーで練習した結果、焼酎をきっかけに少しずつ呑めるようになった。現在は自宅でウイスキーワインを嗜むことが多い。同世代の芸人がほぼネタを演じなくなる中、年1回夏冬にそれぞれ単独ライブ『よゐこライブ』を開催している。このうち夏のライブは『よゐこのこども祭り』と題し、4歳から12歳までの子供を対象にして大人と子供(4歳から12歳)での参加が必須条件となっており、大人同士や子供同士でのチケット購入はできない。また、4歳以下の子供も入場できない。小学館の学年誌『小学一年生』から『小学六年生』では、先行予約も行っている。舞台では濱口が主役、松竹の後輩が脇役で有野が悪役という役割がほとんど。濱口は2015年頃から、YouTubeにて有野課長の「ゲームセンターCX」の分家である最新ゲームをプレイする「ゲームセンターDX」に出演。2020年以降はよゐこで「マイクラでサバイバル生活」など任天堂のネット番組に出演。2人ともかなりのゲーム好きが窺える。2019年には2人で47歳の遊び場として、新たにYouTubeにて『よゐこチャンネル』を開設。毎週生配信や動画投稿を行っている。
芸風
シュールコントの元祖
漫才ではなくコントを主体としている。デビュー当時は濱口のみでネタを作っていたがいつしか共同で作り始め、後にそれぞれ別々に作成するスタイルとなりそれは現在まで続いている。その内容は不条理や意味不明と形容され、
シュールと称されることが多い。初期段階よりシュールなコントが売りとしてお笑いニューウェーブなどではシュールコントの元祖として紹介されていた。
ボケ・ツッコミの観念が無い
一般にコントにおいてはボケとツッコミという構成が定式であるが、よゐこの場合だと名義上はツッコミ担当である濱口が極度の“天然ボケ”であるため、結果的に「よゐこには、ボケ・ツッコミの観念が無い」との認識がなされており、それが彼ら独自の芸風になっている。よゐこ自身は早いうちから「有野がボケ、濱口はそれに対する戸惑いでツッコミではない」としている。しかしテレビなどでのやりとりから「濱口がボケで有野がツッコミ」と認識している者も多い。これは後述する有野が進行役を担当することも関連している(お笑いコンビが司会をする場合は大抵ツッコミが司会進行を担う)。因みにシュールさを倍増させる台詞の「棒読み」は敢えてしていたという徹底ぶり。しかし最近ではベタなパターンに変わってきており、コントでもネタに応じて主にボケを担当する方という決まりが無くなっている。
進行役は有野
テレビやイベントなどではコンビのボケ役でない方が進行役を務めるという、定石どおりの役割分担をしていたが南原清隆(ウッチャンナンチャン)から「よゐこは有野が仕切をした方が良い」とのアドバイスを受け、また濱口の「天然ボケ」が広く認知されたり近眼でカンペなどを濱口が読めないことなどから[注 2]、有野が仕切るようになった。
その他
テレビへ徐々に映り始めた頃には不仲を売りにし、すぐ「コンビを解消してやる」とお互いに言い合っていたが、現在は『いきなり!黄金伝説。』などでも見られるようにむしろ絆の深さを表に出している。前述しているように単独出演が多いことも「本当に不仲ではないか」という認識に拍車をかけているが、実際のところはコンビで出演する番組もあれば、共通の趣味も持ち合わせていることから仲は悪くない。2000年頃には、「よーいこ(よーいドンのポーズで)」「すべってごめんね」「はいはいはいはいすべりましたよ」のギャグを使っていたこともある。このギャグは『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』内で目立った活躍がなかったよゐこに南原が伝授したもの。かつてテレビでは「気配を消す達人」と言われていた彼らだが、ラジオでは古田新太がメインパーソナリティを務める『MBSヤングタウン』(MBSラジオ)水曜日に出演して以降、現在までほぼ途切れることなくMBSラジオのラジオ番組へ出演し続けている(一時期はそれぞれ単独で出演)。


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