2020年7月場所前の中川部屋閉鎖騒動の際、部屋閉鎖処分の原因となった中川親方の暴言を弟子が録音していたことに対して「弟子たちがちゃんと録音しているものを残しているという。時代は変わってきつつあるな。なかなかご指導も大変だろうと思いますけど、ちょっとビックリしました」と弟子の対応に驚きを隠せなかった[27]。 カツラを愛用していることを公言しており、当初は着脱式のものを使用していたが、映画『かずら』の「着脱式のカツラをつけた男性が空港の金属探知機に引っかかる」というオープニングシーンに衝撃を受けたことをきっかけに、現在は松木安太郎の紹介によるスヴェンソンの編み込み式増毛法とふりかけ式を併用している[28][29]。 有名人のたばこの吸殻や使用済みのストロー、世界各国のトイレットペーパー等のいわゆる珍品を多数収集していることで知られ、それらに関する本も出している[30]。横浜ベイスターズが1998年の日本シリーズで優勝した時の祝勝会で使われた酒樽(使用後で空の状態)も持っている。やくは実際にこの祝勝会に参加しており、球団にも空になった酒樽をもらいたいと申し出てOKをもらったが、選手や関係者が持ち帰るようなことがあったら勘弁して下さいと言われたことで、誰にも持って行かれないようにずっと酒樽の横に居た。『週刊ベースボール』編集部員が酒樽をやくの事務所まで運ぶのに協力している[31]。 上記のように、やくは自分の作品掲載以外でもコメンテーターなどとして積極的にマスメディアに出演・寄稿し、「珍品コレクション」の収集という趣味もあるため、有名人との交友を幅広く持っている。その中の一人に、昆虫採集、特にチョウの採集という共通の趣味がある鳩山邦夫がいて、やくは自分の作品の中で鳩山を登場させた事もある。鳩山が日本郵政の西川善文社長の更迭を求めた問題で麻生内閣での総務大臣辞任に追い込まれた際には、「一企業の社長人事で大臣が辞任に追い込まれるのは奇異に思う」などとしてその決定を批判した[32]。また、好角家という関係から親交を持ったデーモン閣下とは『Qさま!』や『大相撲この一年』などで共演している。 出身地に住み続けているため、小学校の同級生と現在も頻繁に酒食を共にする。子供時代は、肉の脂身など苦手な食べ物が多く学校給食を完食するまで居残りさせられていたが、大人になると偏食はなくなったという[2]。 やくは「はた山ハッチ」という別のペンネームも持ち、仕事の性格等に応じて両者を使い分けていた。なお連載作品名に「やくみつるの」と付く場合は、これを省略して表記する。デビュー当初は「はた山ハッチ」名義で執筆していたが、途中から「やくみつる」名義でも執筆するようになる。今ではほとんどの作品においてやくみつる名義で執筆している。
カツラ
珍品コレクター
交友関係
その他
2009年12月、自身が選考委員を務める「ユーキャン新語・流行語大賞」発表の場において、「ご存命なら“ゴックンしてない”を(候補に)ねじ込みたかった。残念です」と故・中川昭一元財務相の釈明の言葉を推すつもりだったことを明らかにした[33]。
少年時代は巨人ファンだったが、江川事件でアンチ巨人に転じる。横浜大洋ホエールズ→横浜ベイスターズのファンになったきっかけは、1979年5月27日の大洋-巨人戦を球場で観戦し、その試合で大洋が快勝したことから。また妻との馴れ初めも、1986年4月6日に大洋-阪神戦を球場観戦した時。
長年にわたる横浜の熱狂的ファンであることが有名ではあるが、選手によって好き嫌いも激しい。例えば、「大魔神」こと佐々木主浩元投手をネタにする時は辛辣さを極めているし、自身と同い年の高木豊に対しても主力選手だった時代から厳しいコメントが多い。
石原慎太郎について、『FLASH』誌にて、12年間の都政のうち、教育・福祉の分野では「70点」と評価し、「児童ポルノ規制、日の丸・君が代の徹底はむしろ評価。知事自身が過去、ヤンチャな時代があったにもかかわらず、看過できないと表現の自由に一石を投じた点は評価してもよい」とコメントした[34]。
2020年東京オリンピック開催が決定した2013年9月8日の時点では、オリンピック反対の立場に立つとして「最近で最もへこんだ」「“オモテナシ”ではなく“ソレドコロジャナイ”という言葉をIOC委員に伝えたかった」などとコメントしている。理由は原発問題関係だった[35]。
新語・流行語大賞の審査員として2016年「保育園落ちた日本死ね」を選出。死ねという言葉に嫌悪感を持つ人々に対し「こういう言葉は流行語大賞でなければ拾い得ない」と反論し、当初はやく自身も死ねという言葉に嫌悪感を持ったことを述べている[36]。
2023年5月にお笑いタレントの塙宣之から「Netflixの(大相撲をテーマにしたドラマ)『サンクチュアリ -聖域-』、どうですか?」と聞かれた際に「Netflix? なんですか?」と答え、ドラマ以前にNetflix自体を知らないような様子であったとして、「ボケだと思ったんすけど、本当に、ITがわかってない。なんでそんな人が流行語大賞のあれ(審査員)、やってるんだ?」と指摘されている[37]。
秋田県鹿角市の商工会のイメージキャラクターに自身をモデルにした「やくっち」と妻をモデルにした「りなっち」をデザインした[38]。
2016年から、長野県高森町のふるさとPR大使に起用される[39]。
豊富な知識を生かし、クイズ番組などにも多数出演している。
オフィス北野所属のピン芸人やくみつゆを公認している。
日本高血圧学会が主催する高血圧川柳の審査員を務めている。
おもな作品・活動
連載
「おチャンコくらぶ」(『VANVAN相撲界』ベースボール・マガジン社、休刊により終了)
「第二代おチャンコくらぶ」(『相撲』ベースボール・マガジン社)
「セ相冗談」→「12球団ドガチャカ交流試合」(『週刊ベースボール』ベースボール・マガジン社、1986年?)
「セ相冗談」ではセ・リーグの4コマ漫画2本を描いていたが、2001年、パ・リーグ担当の高岡凡太郎が降板したことに伴って、「-交流試合」では両リーグ1本ずつの形となった(8コマのときは、統一されていなかったりもした)。
「パロ野球ニュース」→「やくやくスポーツらんど」→「まんがパロ野球ニュース」(『月刊まんがパロ野球ニュース』→『月刊スポコミ』ほか・竹書房、1986年?1999年、2003年にまんがパロ野球ニュースの阪神タイガース優勝記念増刊号で一回限りの復活を果たした)
「オニのやく目玉」(『SPA!』扶桑社、連載終了)
JAFMATE会員投稿コーナー(旧「メイトボイス」、現「おたより王国」)における体験談を基にした4コママンガ(日本自動車連盟―JAF Mate社)
「オール見世物」(『オール讀物』文藝春秋)
「マナ板紳士録」(『週刊ポスト』小学館)2012年6月1日号で連載1000回記念クロニクル!特集が行われた[40]。
「ポテンショット」「番外もう一丁!!」(『日刊スポーツ』1988年10月23日?2023年12月31日[41])
「ポテン-」はプロ野球関連のイラストだが、大相撲開催時には「番外-」に切り替わる。
「はた山ハッチの それでもガンバれ!!中畑ベイスターズ」(『神奈川新聞』)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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