無電解めっきとは外部電源なしで被めっき物の表面に金属を析出させる方法である[3]。化学薬品の還元作用によって金属を析出させ、還元される金属そのものが触媒として働く。自己触媒めっき法とも呼ばれる。 溶かした金属中に鋼材等を浸けこみめっきする。通称どぶ漬け。厚い被膜を得ることができる、大型の構造物でも短時間で加工できる、連続めっきが容易、パイプ内など手の届かないところにもめっきができるなどの特徴がある[2]。 真空めっきには真空蒸着のほか、スパッタリングやイオンプレーティングなどがある[3]。 治具に加工対象を取り付け、治具を経由して給電させて行う。 小物のめっきで使われる手法。バレル(樽)の中に多数の加工対象と電極線(デングラー)を投入し、バレルを回転もしくは揺動させて、加工対象同士で電気的に接触させる。 長尺物や線材を連続的にめっきする手法。リールに巻かれた加工対象を、前処理工程やめっき工程を連続的に通過させて、再びリールに巻き取る。電子部品のコネクターやリードフレームで行われているが、大規模になると亜鉛めっき鋼板で行われている。
無電解銀めっき
無電解銅めっき
無電解ニッケルめっき / カニゼンメッキ(Electroless nickel plating)プラスチックへのめっき(導体化処理)に用いられる低温アンモニアタイプと、硬質クロムめっきの代替として用いられる高温酸性タイプに大別される。カニゼンめっきと呼ばれるのは後者。
無電解ニッケル-タングステン合金めっき
無電解ニッケル-PTFE複合めっき
無電解スズめっき
無電解金めっき
溶融めっき
溶融亜鉛めっき
HOT-DIP錫めっき
ガルバリウム
溶融アルミニウムめっき
真空めっき
装置・加工方法による分類
ラック(吊り)めっき
バレルめっき(ガラめっき)
フープめっき(リール to リール、連続)
脚注[脚注の使い方]^ “ ⇒マクダーミッド社・英和めっき技術用語辞典”. マクダーミッド・パフォーマンス・ソリューションズ・ジャパン株式会社. 平成26-11-30閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l m n o 職業能力開発総合大学校基盤整備センター『2級めっき科教科書』1997年、1頁
^ a b c d e 職業能力開発総合大学校基盤整備センター『2級めっき科教科書』1997年、3頁
^ ⇒KIYOKAWAめっき教室
^ ⇒写真と模型で見る百舌鳥古墳群(堺市ホームページ) Archived
^ 大阪鍍金工業協同組合『組合50年史』(昭和42年)
^ 九金以下も大蔵大臣の許可が必要に『東京朝日新聞』(昭和13年8月19日夕刊)『昭和ニュース辞典第6巻 昭和12年-昭和13年』p125 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
^ 職業能力開発総合大学校基盤整備センター『2級めっき科教科書』1997年、2頁
関連項目
析出
金属結合
溶射
蒸着
塗装
東大寺大仏
アマルガム
金メダル
ハルセル試験 - めっき液の主成分や添加剤の過不足,不純物の混入等を確認するための試験方法。
大場電気鍍金工業所 - つげ義春の自伝的漫画作品。1950年代の東京の下町の鍍金工場の様子がリアルに描かれている。
ロジウムめっき
外部リンク
⇒全国鍍金工業組合連合会
⇒社団法人日本溶融亜鉛鍍金協会
⇒日本鍍金材料協同組合
⇒オリエンタル鍍金トキン丸のメッキ教室
実際めっき液内部でのメッキ現象
表
話
編
歴
薄膜
作成法
気相堆積法
真空蒸着法
抵抗加熱蒸着法
電子ビーム加熱蒸着法(EBPVD)
熱CVD
有機金属化学気相成長法(MOCVD)
ツーフローMOCVD
触媒化学気相成長法(Cat-CVD)
プラズマCVD
原子層堆積(ALD)
液相堆積法
融液法
液相エピタキシー法
溶液法
めっき
ゾルゲル法
塗布法
スピンコート
印刷
インクジェット
機能・応用
ゲート絶縁膜
MEMS
薄膜トランジスタ
反射防止膜
透明電極
巨大磁気抵抗効果
磁気テープ
有機EL
カテゴリ