ヨーロッパで特に知られているのは「ほら吹き男爵」ことミュンヒハウゼン男爵が活躍する通称『ほら吹き男爵の冒険』である。実在する人物であるミュンヒハウゼンのエピソードに、民衆の間で語り継がれていたさまざまなほら話が集合して作られていったもので、1785年にルドルフ・エーリヒ・ラスペが英語で出版、その後ゴットフリート・アウグスト・ビュルガー(英語版)がさらに洗練された形にリライトして1786年にドイツ語版を出版した。児童向けに書きなおされたものも各国で読み継がれており、映画も繰り返し製作されている。
脚注^ 『新明解語源事典』 三省堂、2011年、841頁
^ tall taleのほかにhoaxも「ほら話」と訳されることがあるが、前者が信じられないような奇想天外な話を指すのに対し、後者は実際にはないものをあたかも存在するかのように見せかけていっぱい食わせるといった意味合いで用いられる。
^ 『アメリカほら話』 山屋三郎解説、278-280頁
^ 『ほら話の中のアメリカ』 訳者解説、370-371頁
^ エドガー・アラン・ポオ『ポオ小説全集T』 創元推理文庫、1974年(佐伯彰一解説)、413-416頁
^ 山嵜文男「「ほら話」(Tall Tale)」『はじめて学ぶアメリカ文学史』 ミネルヴァ書房、1991年、149頁
^ 『日本昔話事典』 624頁
^ 『日本昔話事典』 651頁
参考文献
ウォルター・ブレア 『ほら話の中のアメリカ』 廣瀬典生訳、北星堂書店、2005年
井上一夫編著 『アメリカほら話』 ちくま文庫、1986年
ビュルガー編 『ほらふき男爵の冒険』 新井皓士訳、岩波文庫、1983年
岸なみ編 『世界のほらふき話』 借成社、1971年
二反長半編 『日本のほらふき話』 借成社、1970年
『日本昔話事典』(縮刷版) 弘文堂、1994年
『ガイドブック 世界の民話』 講談社、1988年
『児童文学事典』 東京書籍、1988年
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