へき開
モース硬度10のダイヤモンドのカットはへき開を利用している。へき開面に沿わない面はダイヤモンド同士の研磨により形成する。市場で出回るカッティングされたダイヤモンドでクラリティ(透明度)の低い商品は、美しくないばかりでなく内包物(インクルージョン)やクラック(割れ)が原因でへき開により割れやすい欠点がある。このため市場価値が低くなる。石英や翡翠のようにへき開が無いものは、カットは難しくなるが複雑で緻密な彫像のような形状に仕上げることができる。所有者にとってもどの宝石がへき開性を持つかを知ることは重要である。容易なへき開性を持つ宝石であったならば、所持や保管には価値を損ねてしまわないよう注意を要する。
出典^ a b 堀、p85。
参考文献
堀秀道 『たのしい鉱物と宝石の博学辞典』 日本実業出版社、1999年、ISBN 4-534-02930-6。
関連項目
断口
半導体レーザー
外部リンク
⇒割れ方 - 倉敷市自然史博物館
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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