ぶるうピーター
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9期生
常盤井 幹子
[18](ときわい みきこ)
女子寮に新たに入寮してきた新入生。中学時代は生徒会長を務めており、女子寮で暮らす男子寮生、つまり一帆に度々突っかかるが、次第にそのリーダーシップを認めていく。カメには自分の行動について諭されたり、青蓮寺や鳥羽とのトラブルから助けられたりしたことから、尊敬と恋愛の入り交じった思いを向けている。
鶴 顕一(つる けんいち)
カメと一帆の中学の後輩。カメの一番弟子らしく、カメを追って蒼風高校に入学し、そのままアルゴー寮に入った。登場後、しばらくはカメと行動を共にしている姿が描かれていたが、物語が進むにつれて登場しなくなった。
青蓮寺 剛(せいれんじ ごう)
男子寮に入寮した新入生。中学時代から剣道部員であり、県大会に出場するほどの実力者。鳥羽精吾とはその時に知り合ったライバルである。その鳥羽と偶然同じ高校に入学。寮の部屋も隣同士だったため、寮内や寮の敷地で度々小競り合いを起こしていた。後にそれらが幹子の気を引きたい一心で行っていたことが発覚。それを咎めたカメと喧嘩になるが完敗する。その後は鳥羽と一緒にカメを慕っている。
鳥羽 精吾(とば せいご)
青蓮寺のライバルであり、彼と同じく幹子に惚れている。剣道のライバルとはいえ、仲が悪いというわけでも無い様子。青蓮寺と2人がかりでカメと喧嘩するが同じく完敗。
九堂 陽子(くどう ようこ)
アルゴー寮七不思議の1つ「開かずの201号室」に入ってきた新入生。かえでそっくりな元気娘であり、一帆の顔面に蹴りを食らわした事もある。美弘、初世とは同じ中学出身の友人である。
関口 美弘(せきぐち みひろ)
陽子と同じく「開かずの201号室」に入ってきた新入生。七不思議に関してはまるで動じておらず、陽子と共に楽しんでいる節さえある。お調子者な性格であり、唱からは「カメと気が合いそう」と言われる(その際、本人はバツが悪そうな表情をしている)。
初世(はつよ)
陽子、美弘と共に入寮してきた新入生。他の2人に比べて常識的でおしとやかな性格をしており、唱と意気投合する。
その他
久留野 洋
[19](くるの ひろし)
一帆がジュニアヨットスクールにいたころのコーチで、一帆の兄貴的存在。一帆とは、高校でヨット部員になったら一緒にヨットに乗ろうという約束をしており、それが一帆が強引にヨット部を作ろうとしていた原因の一つにもなっていた。後に脱サラして、アルゴー寮の近くに帆船模型の工房と喫茶店を併設した店「クリッパー」を開店する。
井原 君子(いはら きみこ)
蒼風高校の教師。洋の大学時代の後輩で、婚約者。楚々とした美人で寮生を含む生徒達の人気も高く、洋との婚約が発覚したときは絶望の声を上げる生徒が多かった。
哲也(てつや)
苗字は不明。「クリッパー」の喫茶室を担当している。常に咥えているパイプがトレードマーク。
明科 潮(あかしな うしお)
一帆の父。世界中の海を回る航海士であるため、1年のほとんどを海上や海外で過ごしている。渡航途中にオーストラリアに立ち寄った際、偶然にも唱の両親と出会ったことがある。作中終盤に彼が船を降り、本社勤めになったことが一帆の転機となった。
明科 志津子(あかしな しづこ)
一帆の母。一帆が5歳の時に病気で他界しており、作中では既に故人となっている。
希世子(きよこ)
一帆の中学時代の同級生。あだ名はキョン。入学当初から一帆に一目惚れしており中学時代中アタックを繰り返してきたが、当時は一帆が女性が苦手だったこともあり成就することはなかった。
カメの父
本名不明。亀山寺の現住職。海を回る潮に代わり、家族総出で一帆の面倒を見てきた。カメの二頭身な容姿やスケベな性格は彼から受け継いだものと思われる。
カメの母
本名不明。心優しい性格の肝っ玉母ちゃん。
五郎兵衛、お咲(ごろべえ、おさき)
カメが実家に里帰りした後につれてきた亀。冬でも冬眠しない(一帆によると、棲んでいる池に温泉が湧いており冬でも水温が高い)、人が歩くのと大差ない速度で走り回る、人間の頭くらいの高さまでジャンプできる、寸劇を披露するなど明らかに世間一般の亀とは変わった行動をとる。
作品の主な舞台
私立蒼風高校一帆たちの通う高校。通学制と寮制の二種類の生徒が混在しており制服はない。五年前までヨット部があったが今は廃部になっているため内陸部に存在することが窺える[20]
アルゴー寮蒼風高校敷地内にある寮。作品中のエピソードは殆どこの寮内で展開する。名前の由来はギリシア神話に登場する巨船アルゴー船から。構造は食堂を挟んで一号館(男子寮、部屋番号は100番台の19室)と二号館(女子寮、部屋番号は200番台のやはり19室)が左右対称に並んでおり、それぞれの寮は二階建て18部屋の二人部屋と浴室、そして会議室が備わっている。寮の収容可能人数は36人、寮全体で72人。寮生会があり寮長は各寮から男女一人ずつ選ばれる[21][22]。週番は各寮から4人ずつ計8人が一週間交代であたっている。一帆の転校、鈴の退去の後。8人の代表で寮を運営する“乗務員(クルー)会議”が設営された。「アルゴー寮の七不思議」という怪談[23]や、「寮長経験者が国立大を受験すると失敗する」というジンクスも存在する。
亀山寺かつての交通の要所として栄えた宿場町のK市にあるカメの実家。イヌ1匹とイシガメが108匹も飼われているほか、大亀型のからくり人形がある。昔は有名な縁切り寺であった。
書誌情報

小山田いく『ぶるうピーター』 秋田書店〈
少年チャンピオン・コミックス〉、全8巻
1982年11月5日発売 ISBN 4-253-04008-X

1983年1月5日発売 ISBN 4-253-04009-8

1983年4月1日発売 ISBN 4-253-04010-1

1983年5月30日発売 ISBN 4-253-04011-X

1983年8月1日発売 ISBN 4-253-04012-8

1983年9月30日発売 ISBN 4-253-04013-6

1983年12月5日発売 ISBN 4-253-04014-4

1984年2月10日発売 ISBN 4-253-04015-2


脚注[脚注の使い方]^ ぶるうピーター(復刊ドットコム刊)第1巻P6
^ 同級生からは“お鈴”、下級生女子からは“お鈴さん”、下級生男子からは単に“アネゴ”と呼ばれている。ちなみに第一話では“紅(くれない)お鈴”と自称している
^ 作品開始時点で女子寮201号室が長らく空部屋であったが奥まった位置であり、男子寮と繋がる通路に一番近い205号室があてがわれた。
^ 一帆の“帆”を英訳したもの
^ その気になったら土星探検でもやりかねない。
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