ふしぎの海のナディア
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だが齢を重ねた後は、さすがにヘソ出しには拘らなくなった[注 8]。サーカスにいた頃に様々な動物と仲良くなったが、老いたサーカスの牛が売られていく時に死に際の声を聞いて以降、肉料理を味見することすら極端に嫌うベジタリアンとなった。生物の命を奪う者は全て悪人と信じきり、生存のための狩猟に対しても強い敵意を向ける(※キングは例外)。アイスクリームやオムレツ、山羊の乳は好むことから、徹底的なビーガンではなく、食事規制の緩い卵乳菜食ということになる。また、全ての動物に対して寛容なわけでもなく、第30話ではを叩く場面がある。好きな食べ物は前述の卵焼きの他、豆腐ヒヨコマメ[7]、海草サラダ、トマトジュース[8]。嫌いな食べ物はタマネギ椎茸ピーマン[7]、肉類[8]。「野菜がいい」と言いながら肉の味がするポテトチップを食べるのは、庵野が「肉が嫌いだ」と言いながら「サッポロポテトバーベQあじ」が大好きなことが元ネタになっている[9]。結婚後もベジタリアンのままだが、家族のために肉や魚の料理を作れる。グランディス仕込みの影響か作る料理は見た目が悪く、味は不明である。実は古代アトランティス人の純粋な血を受け継ぐタルテソス王国の王女。動物たちと話ができると自称していたが[注 9]、本当はブルーウォーターによる能力だった[2][10]。彼女が冷たい性格だったりワガママだったりするのは、恋して振られた庵野の女性観を元にしたためであり、スタッフの間でもよく嫌われていた。南の島編(南の島編・アフリカ編における作画の外注を参照)での暴走ぶりは「周りから見た庵野監督」の当時の性格をモチーフにしていた。劇場版では17歳に成長、ロンドンで見習い新聞記者(実際は雑用係)として働いている。性格はTVシリーズよりもかなり丸くなりわがままも控えめだが、ファジィに嫉妬してジャンに詰め寄るなど、嫉妬深さは変わっていない。クレジット上は全放送回の登場だが、第38話ではネオ・アトランティスに捕えられていたため台詞はない。キャラクター原案の基になった人物はクレオパトラ7世[11]
ジャン・ロック・ラルティーグ
声 - 日のり子[6]発明好きなフランス人の少年。1875年生まれの14歳、しし座のO型。一人称は「僕」。ル・アーヴルに叔母夫婦と住んでいた。トンボ眼鏡と蝶ネクタイがトレードマーク。海で行方不明になった父(ラウル・ロック・ラルティーグ)を、自分が作った飛行機で探したいと思っている。叔父と万国博覧会に賑わうパリの都に行き、ナディアと出会ったことで物語は始まる。主要人物では唯一全放送回で台詞が存在する。いつかナディアを自作の飛行機に乗せ、彼女の故郷であるアフリカまで連れて行くことを目標にする。自力でプロペラ式航空機を発明し、後にさらにそれを改良。最後は、パルスジェット機の模型まで開発した。性格は純粋で素直で人に好かれ易く、温厚で呑気だが、思い込んだら一直線となる猪突猛進型で、ガーゴイルも賞賛するほど勇敢。女性に対しても積極的で、一目惚れしたナディアに対し積極的にアプローチしている。母親を早くに亡くしたからかマザコンシスコンのようで、エレクトラに懐いている。短所はメカにのめりこみすぎる点や、女心に鈍い点、音痴。ナディアやサンソンほどではないが、運動神経もそれなりに高く、第1話でナディアをグラタンから救うべく自作の飛行機で風向が変わりぶつかりそうになったとき、すぐさま足をつけて走り回避。第5話ではネオアトラン兵から逃れるために重石を持ち上げて川に飛び込んだと思わせるブラフを作ったり、「島編」では怪物から逃れるべくナディアたちと疾走したり、猛スピードで暴走するメカキングに生身の足で追いついている。アフリカ編ではナディアを救うべくハマハマと互角の俊足で駆けつけるなど、健脚である描写が多い。劇場版では、縄で結ばれた両手をギーガーの手下の槍に命中させて縄を切るという離れ業を見せた。父親(商船エリーゼ・ル・アーブル号の船長)はネオ・アトランティスに乗船を襲撃され死亡していた。ジャン自身もガーゴイルによって高所より滑落死させられたが、ナディアとブルーウォーターの力によって蘇生する。1897年にナディアと結婚、眼鏡まで自分に酷似した男児(CDドラマ「A.D.1901」ではナディアは「ジュニア」と呼ぶ。ゲーム版ではジャンJr.と表記されている)を、1907年時点ではさらに第二子ももうけている。料理は作ったことがないらしいが、コメディ色が強い「島編」では百科事典の情報をもとに餃子などを作っている。ゲーム『?Inherit the Bluewater?』では彼の視点で物語が進むため、本編同様に死んだ彼の魂をナディアの母親(の魂)が呼び戻すシーンがあるほか、シナリオの進め方によっては死なず、代わりにゲームオリジナルキャラクターのソフィアを生き返らせることもある。女性視聴者からの人気が高い。ゲームではプレイヤーキャラクターになることが多い。劇場版ではナディアと同じく17歳。相変わらずの発明三昧の日々を送る。性格はあまり変わっていないが、TVシリーズよりも若干ワイルド。ファジイに嫉妬するナディアをからかったりと、TVシリーズに比べれば余裕を見せている。
マリー・エン・カールスバーグ
声 - 水谷優子[6]そばかすが目立つ4歳の少女。1885年4月10日、フランス・マルセイユ生まれ。一人称は「マリー」。登場話は第5-37,最終話。物心つく前に大西洋にあるベルデ諸島マハルに移住してきた。父はネオ・アトランティスに占領されたマハルの火力発電所の技師。ネオ・アトランティスの支配に反抗し脱走を図った両親らが殺害され、1人だけ生き残ったところをナディアたちと出会い、行動を共にする。周りの大人たちのいがみあいから気苦労が絶えない。食事中の行儀は良好だが、おませさんで勉強嫌い。大人の女性を「おばさん」と呼んで当事者を困惑させることもある。ナディアがジャンに言いがかりをつけているところを目撃する度に「夫婦喧嘩してるの?」と問いかけている。無人島でのネオ・アトランティスとの偶発的な戦闘時にカラッパ3号から2人で逃避行をし、サンソンと急速に親しくなり、最終的には16歳にして彼と結婚。CD『Good Luck Nadia ?Bye Bye Blue Water PART2?』収録の「シリーズ恨歌・おさな妻」ならびにミニドラマにおいては15歳にして妊娠、それをサンソンに告げた際に正式なプロポーズを受けている。
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