ぴたテン
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また、「見習い悪魔」であることが強調されていたり(ニャー曰く「前代未聞のダメ悪魔」)、天然色が強いキャラクターになっているなど、他のキャラクター以上に原作との相違点が多い。11話で湖太郎や天達にあっさりと自分が悪魔である事を明かしたり、薫に悪魔かと聞かれて「はい」と笑顔で答えたりなど、美紗と同様に自分の正体を隠そうとしない。アニメ終盤に天使としてそれなりに頑張る美紗と異なり、(あまりの悪魔らしくなさから)見習い悪魔の資格を失い、本人も「自分には向いていなかった」とそれを受け入れて消滅、同時に皆に忘れ去られてしまう。しかし早紗曰く「天使も悪魔も人が想う事によって存在出来ちゃったりする」らしく、美紗の「記憶を取り戻す魔法」によって思い出され、復活し、自分を救ってくれた美紗に感謝して涙を流した。その後は美紗の部屋にニャーと住んでいたが、後に下界に戻って来た美紗と再会した。料理や掃除など家事はとても得意だが、ひらがな以外の読み書きがほとんどできない。美紗同様常識はずれな一面もあり、仕事を探す際に、「なにかできます。」「ごはんとかできます。」と書かれた看板を提げ路上に立つ、など時々不思議な行動をとる。また、原作ではカメラで写真を撮られると必ず目をつぶってしまう(カメラで魂を吸い取られるという迷信を信じているらしい)。
植松 小星(うえまつ こぼし)
声 - 釘宮理恵湖太郎のクラスメイトで、幼馴染。強気な性格。湖太郎のことが好きで、美紗から湖太郎を守ろうとするが美紗が湖太郎に抱き付くたびに引き離している。なぜか猫耳をつけているが、原作の終盤で付け耳であったことが明らかになり、最終的には猫耳を外した本当の自分で湖太郎と向き合うようになった。小説版第1巻によると、湖太郎と出合ったのは幼稚園時代で、そのころから湖太郎のことを好きになっていた。アニメ版では強気な性格に加え、アクティブな部分が追加されている。湖太郎を好きになったのは、幼稚園時代に滑り台で転んで泣いていた時に湖太郎に手を差し伸べられたのがきっかけである。しかし実際の当時の彼女はいじめっ子から湖太郎を守ったり、大食い大会や相撲大会で活躍した、男の子顔負けの凄まじい幼稚園児であった。なぜか本人はその記憶の一切を無意識のうちに封印し、自分をか弱い女の子と思い込んで滑り台の思い出を宝物としていた。湖太郎に優しく手を差し伸べられた件の真相も、風邪で労わられていただけとの事。その事を知って慌てて美容やダイエットに取り組み始めるが、無理な食事制限が祟って倒れてしまう。その際に湖太郎から「いつもの小星が好き」と告げられた事で吹っ切れ、以降は美紗に対しても幾分寛容になり、回によっては仲良くしていた回もある。湖太郎にくっつく美紗を迷惑に思っているが、嫌っている程ではなく、むしろ彼女の容姿や大胆さに憧れている。
綾小路 天(あやのこうじ たかし)
声 - 斎賀みつき湖太郎のクラスメイト。愛称は「テンちゃん」。全国模試で一位になるほどの秀才で、クラスの女子にも好かれているが、陰で努力する様子を隠していたり、家庭の事情(父が長期入院しているため経済的に苦しく、合格確実と言われている難関私立中に進学できない)を表に出さないようにしているため、妬みを受ける事も多い。原作では、紫亜に思いを寄せていたが、物語終盤で本当は小星のことが好きであることが判明する(明言されるのは第8巻で、それ以前にもそれをほのめかせるシーンがあった)。アニメ版では家庭の事情は特に描かれない。小星にちょっかいを出す事は多いものの、実際は紫亜だけに思いを寄せており、良い雰囲気になっていた。またドジばかりして騒動を起こす美紗に対して人柄を知っているためか他の二人に比べ、寛大で気さくに接している。自分の気持ちに気付いた直後に紫亜が悪魔である事を知って一時は思い悩むが、天使である美紗が湖太郎にくっつく姿を見て吹っ切れる。
ニャー
声 - 冬馬由美紫亜がいつも連れている黒猫。その正体は紫亜のお目付け役の悪魔で、本来は美青年の姿をしている。名前を聞かれて鳴き声で答えたためにニャーと呼ばれる(アニメ版では美紗が勝手にそう呼んだため。その後は何故か紫亜にもニャーと呼ばれるようになる)。原作では、後半になって人型の姿を見せる。小説版第3巻で「クラウス・ローゼンバーグ」という本名が明かされた。原作6巻のあとがきでは、原作者のコゲどんぼはニャーの本名について「考えつかないんで、うすぼんやりとごまかしていた」と述べている。志摩を見守り記憶を消して連れ帰ったため、紫亜の探し物が何であるかも知りながら同行している。同族の命は格別の栄養源となるため、紫亜の命が尽きる前に湖太郎の命を吸い取って生き永らえるように奨めている。紫亜が死亡した際は冷淡に振る舞いながらも内心では心を痛めており、湖太郎に「もう二度と会う事も無いだろう」と告げ、紫亜の亡骸を伴って魔界へと去って行った。アニメ版では紫亜の教育係およびツッコミ役としての性質の強い性格となっており、冷淡だった原作とは大きく性格が変わっている。紫亜の悪魔らしくなさに苦悩しており、彼女を成長させる為に手を講じるものの、いつも失敗に終わる。一方、貧血で倒れた紫亜を労わったり、紫亜を蘇らせる為に手を尽くしたりと師匠としての優しさも見せており、紫亜が消滅した後はそのまま普通の猫となって余生を過ごす事すら考えていた。また、当初は紫亜以外には猫として振舞っていたが、紫亜が自分の正体を明かしてからはいつの間にか湖太郎と美紗の前では普通に言葉を発している。紫亜が復活した後も今まで通り猫として彼女の傍に付き添い、最後まで本来の人型の姿を見せる事はなかった。
御手洗 大(みたらい ひろし)
声 - くまいもとこ湖太郎のクラスメイト。御手洗家の御曹司。私立校に通っていたが、全国模試で天に勝てない悔しさから天・湖太郎と同じクラスに転校してきた。天をライバル視しているが、相手にされていない。美紗に一目ぼれし、それ以来美紗を想っている。武道茶道陰陽道を究めている。そのため霊感が強いらしく、美紗を天使(比喩的な意味合いとも解釈できるが、アニメ版では夢の所為で一時は本気で美紗を天使と信じていた)と呼び、(アニメ版では早紗ですら気付けなかった)紫亜を物の怪(=悪魔)だと即座に見破った。彼女をそのまま呼んで敵視していたが、アニメ終盤ではある程度の理解を示すようになる。通称「ダイちゃん」。この名前(御手洗と大)のために綾小路天から「ウンコ」呼ばわりされることもある。アニメ版では「ウンコ」呼ばわりはされず、天からの呼び名は普通に「御手洗」となっていた(ただし、一度だけ天から「トイレ男」と言われている)。
御手洗 薫 (みたらい かおる)
声 - 野川さくら大の妹。一途な性格で、天に惚れている。当初は大の苦悩の元である天を目の仇にしていたが、その天に一目惚れしてからは逆に天にちょっかいを出そうとする大を力づくで阻止するようになった。一度だけ、天と仲良くなっている紫亜への嫉妬心をニャーに利用され、彼の想像を超える悪魔になったことがある。また、アニメ版ではなかったが美紗の事は兄を誑かす「魔性の女」として敵視している。薙刀使いで、地面を割るほどの破壊力を持つ。頭にメジャー状の髪飾りをつけている。忍びの配下を従えている。
早紗(さしゃ)
声 - 岡村明美美紗の姉で免許のある正式な天使。通称(自称)「さっちゅん」。美紗は「お姉ちゃん」ではなく、彼女を「さっちゅん」と呼ぶ。小太郎の事件で塞ぎこんでいた美紗を、なかば強引に社会復帰させた。その後は美紗の天使昇格試験をサポートするため下界に降臨。湖太郎を「試験の邪魔になる」と言って排除しようとするも、物語終盤では美紗の事について湖太郎に助言を送る。天界でも一目置かれており、誰も逆らえないという。一人前の天使である為、天使が見える人間にも触れる事が出来ない。天界の「人間と天使は関わり合いを持つものではない」という常識を強く持っており、美紗と小太郎の一件でその常識がより強化され、美紗が湖太郎(小太郎)に執着する事や、天使が見える人間を快く思っていない。その為、湖太郎に厳しい態度を取り、「人間と天使は一緒にいるものじゃない」「人間と天使は関わり合いを持つと、お互いに不幸になる」と度々言い切っており、本作のテーマを代弁する存在である。本作は主人公の湖太郎視点で描かれている物語である為、当初は早紗が悪者のように描かれており、単行本のあらすじでも「招かれざる相手」などと表現されている。アニメ版では美紗の様子を見に来たり、美紗の天使試験の試験官を務めるために降臨した(天使は依怙贔屓や不正が出来ないので身内でも試験官を務められると、早紗自身が語っている)。湖太郎に天使である自分の姿が見えたり、美紗が紫亜と同居している事などの予期せぬ事態には「(下界は)ストレンジワールドだわ」と大騒ぎし、湖太郎に「よく驚く人」と言われた。「誰かが困っているビーム」を受信し、ついつい人助けをしてしまう(本人曰く「根っからの天使」)。また、ニャーとは犬猿の仲となり、顔を合わせる度に喧嘩している。最終回では美紗の天使試験合格の為に紫亜復活の阻止に動くが、最終的に美紗の「悪魔は幸せにしてはいけないのか」という問いに心を動かされ、後に美紗を再び湖太郎の元へ遣わした。てるてる坊主風の髪飾りをつけている。
湖太郎の父
声 - 檜山修之子想いではあるが、仕事で家を空けていることが多い。また妻が事故で他界しているため、湖太郎はほぼ一人暮らし状態。曽祖父の家では、亡き妻の実家にあたるため何かと気を使う模様。
紫乃(しの)
声 - 川田妙子湖太郎の母方の従妹。
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