『ひとりぼっちの青春』(ひとりぼっちのせいしゅん、原題:They Shoot Horses, Don't They?)は、1969年制作のアメリカ合衆国の映画。
ホレス・マッコイの小説『彼らは廃馬を撃つ』を原作とし、シドニー・ポラックが監督した。
第42回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、ギグ・ヤングが助演男優賞を受賞したほか、第35回ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞(ジェーン・フォンダ)、第27回ゴールデングローブ賞で5部門にノミネートされ、助演男優賞(ギグ・ヤング)を、第23回英国アカデミー賞で5部門にノミネートされ、助演女優賞(スザンナ・ヨーク)を受賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 作品賞を受賞した。
あらすじ(英語版)大会がプロモーター・ロッキーの主催のもと、開催される。それは1時間50分踊って、10分休憩し、昼夜ぶっ通しで踊り続け、最後に残った者に賞金が与えられるという、過酷なものであったにもかかわらず、金目あての大衆に大人気だった。
しかし、その催し物は必死に踊り続けるのは、老水兵や身重の女、スター志願の女優など様々であった。そんな中、失業者のロバートとグロリアはなりゆきでパートナーを組むことになる。
大会は次第に悲惨な様相を呈してくるが、主催者や観客は狂ったように出場者を煽る。脱落者が続々と出る中、ロバートとグロリアはヘトヘトになりながらも踊り続けるが、ここでロッキーから、結婚式を挙げれば1,000ドルの報酬を出すという話が持ち上がる。しかしそれは、優勝したとしても賞金から諸経費を引かれ、たいした金額にならない事が分かる。2人の精神状態はついに限界に達し、グロリアはロバートに殺してほしいと頼み、彼はその通りにする。
駆け付けた警官に対し、ロバートは幼少期に見た馬が殺される場面を思い出し、「廃馬は撃つものでしょう?」と語る。 ※括弧内は日本語吹替(初回放送1978年3月26日『日曜洋画劇場』)
キャスト
グロリア:ジェーン・フォンダ(小原乃梨子)
ロバート:マイケル・サラザン(井上真樹夫)
ロッキー:ギグ・ヤング(大平透)
アリス:スザンナ・ヨーク
ハリー:レッド・バトンズ
ルビー:ボニー・ベデリア
ジェームズ:ブルース・ダーン
マックス:アート・メトラーノ
脚注^ "ABC's 5 Years of Film Production Profits & Losses", Variety, 31 May 1973 p 3
^ “ ⇒Box Office Information for They Shoot Horses, Don't They?”. The Numbers. 2012年2月25日閲覧。
外部リンク
ひとりぼっちの青春 - allcinema
⇒ひとりぼっちの青春 - KINENOTE
They Shoot Horses, Don't They?
They Shoot Horses, Don't They? - IMDb(英語)
They Shoot Horses, Don't They? - American Film Institute Catalog(英語)
They Shoot Horses, Don't They? - Metacritic(英語)
They Shoot Horses, Don't They? - Rotten Tomatoes(英語)
They Shoot Horses, Don't They? - TCM Movie Database(英語)
表
話
編
歴
シドニー・ポラック監督作品
1960年代
いのちの紐 (1965)
雨のニューオリンズ (1966)
インディアン狩り (1968)
大反撃 (1969)
ひとりぼっちの青春 (1969)
1970年代
大いなる勇者 (1972)
追憶 (1973)
ザ・ヤクザ (1975)
コンドル (1975)
ボビー・デアフィールド (1977)