ひし美ゆり子
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後に『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』で福田と再会した際は優しく接しられ、女優として認めてもらえたと感じたことを述懐している[3]

『ウルトラセブン』のアンヌ役は、映画出演決定を理由に降板した豊浦美子の代役として急遽決まり[3]、撮影の前日に突然呼ばれたため、コスチュームの製作が間に合わず、やむを得ず豊浦のサイズに合わせて製作してあったものを着用した。しかし、菱見には小さすぎ、身体にぴったりとフィットしたものになったという[11]。なお、胸部の窮屈さから菱見はコスチュームの脇の下にある黒い蛇腹の部分を、こっそり切って使用していたという[12]

後年はアンヌ役として知られるが、『セブン』放送当時は街中で声をかけられるようなこともなく、人気を認識するようなことはなかったという[3]。ひし美自身は、子供の視聴者が「アンヌが好き」というのは恥ずかしかったのだろうと推測している[3]。一方、自身が出演した『ゴジラ対ガイガン』を劇場で見た際に、観客の子供から「アンヌ隊員だ」という声が挙がったという[3]

子供の頃からボクシングなどスポーツを見ることが好きで、アンチ巨人ファンとかつてウルトラセブンで共演した毒蝮三太夫のYouTubeチャンネル「マムちゃんねる」のラジオ対談のなかで語っている。
所属事務所

東宝俳優養成所(女優部)(1965年 - 1972年)

独立企画(1981年)
[13]

糟谷企画(1993年 - 1995年)[14]

アクセスエンタープライズ(1999年)[15]

出演作品
映画

パンチ野郎
(1966年9月、東宝) - 店員

あこがれ(1966年10月、東宝) - 鈴木先生

お嫁においで(1966年11月、東宝) - 照子

若大将シリーズ(東宝)

レッツゴー!若大将(1967年) - 店員

ブラボー!若大将(1970年) - たまみ

俺の空だぜ!若大将(1970年) - 秘書


クレージーだよ天下無敵(1967年、東宝) - CMタレント[注釈 3]

颱風とざくろ(1967年、東宝) - 永瀬やす子

恋にめざめる頃(1969年、東宝) - 啓子

昭和ひとけた社長対ふたけた社員(1971年、東宝) - ホステス

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年、東宝) - 友江トモ子[2][1][注釈 4]

鏡の中の野心(1972年、松竹) - 筒見杏子[注釈 5]

不良番長(東映)

不良番長 一網打尽 (1972年) - ヨーコ

不良番長 骨までしゃぶれ (1972年) - 虎尾月子


まむしの兄弟 刑務所暮し四年半(1973年、東映) - マキ

高校生無頼控

高校生無頼控 突きのムラマサ(1973年、国際放映 / 東宝) - 小千谷陽子

高校生無頼控 感じるゥームラマサ(1973年、東宝) - 芸者まり奴


ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年、東映) - お紋 / おしの[注釈 6]

三池監獄 兇悪犯(1973年、東映) - お玉

同棲時代(1973年、松竹) - 五十嵐澄江

メス(1974年、松竹) - 佐藤

(1974年、日活) - 女子大生

新仁義なき戦い 組長の首(1975年、東映) - 綾

昭和枯れすすき(1975年、松竹)

好色元禄㊙物語(1975年、東映) - 主役:お夏

黄金の犬(1979年、松竹) - 美沙

海潮音(1980年、ATG) - とし江

四畳半色の濡衣(1983年、東映) - 久子

この子を残して(1983年、松秩B/ ホリ企画) - 誠一の妻(現代)

野獣死すべし(1997年、大映) - 智子

野獣死すべし 復讐篇(1997年、大映) - 伊達智子


ウルトラシリーズ

ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影(1997年、松秩B/ 円谷プロ) - ゼアスを応援する主婦

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟(2006年、松秩B/ 円谷プロ) - 友情出演

大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008年、松秩B/ 円谷プロ) - モロボシ・アンヌ


シルバー假面(2006年、ジェネオンエンタテインメント) - 敷島教授

真・女立喰師列伝 / 金魚姫 鼈甲飴の有理(2007年、ジェネオンエンタテインメント) - 鼈甲飴の有理(菱見有里)

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年、松竹) - ユリ

音ノ葉(2013年春公開予定、未公開)[注釈 7][16] - 下町の未亡人の女医[17]

インターミッション(2013年、オブスキュラ / 東北新社) - 映画館の観客 ユリコ[18]

校庭に東風吹いて(2016年、ゴーゴービジュアル企画) - 霜山苑子

テレビドラマ
レギュラー・準レギュラー出演

天下の青年(1967年、フジテレビ / 東宝

ウルトラセブン(1967年 - 1968年、TBS / 円谷プロ) - 友里アンヌ隊員[注釈 8]

37階の男(1968年、日本テレビ / 東宝 / 宝塚映画) - 葵レナ子[注釈 9]

フジ三太郎(1968年 - 1969年、TBS / 国際放映

ナショナル劇場 / ドカンと一発!(1968年、TBS)

東京コンバット(1969年、フジテレビ / 東宝)[注釈 10]

ポーラ名作劇場 / 大変だァ(1970年、NETテレビ

花王愛の劇場(TBS)

愛と死と(1970年、東宝) - 相川キヨ子[注釈 11]


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