はっち
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「まちぐみ」ブース - 八戸市中心市街地活性化に取り組むボランティア集団の活動展示。

食のスタジオ - 料理教室などに使用。天井には大型モニター2基を設置しており、ショーアップした料理対決等も開催。

リビング(図書閲覧スペース付) - 2階?4階に観光客、市民が休憩・交流できるフリースペースが用意されている。4階リビングのライブラリは、デザイン、アート等、通常の地方書店や図書館には珍しい雑誌や書籍が配架されており、館内で閲覧できる。

こどもはっち(子育て集いの広場) - 青森県産材を使用したおもちゃを設置。子どもサイズの木の家や「木のプール」など。1人100円。授乳室あり。授乳のみの利用は無料。高橋みのる設計の玩具のほか、国内の良質な木製玩具を収集。子育てNPOが運営している。

5階

共同スタジオ - ワークショップや展示、シンポジウムに使用。滞在アーティストの利用や、貸館予約がない場合は、学生が勉強の場として利用することが可能。アートプロジェクト開催中にはオープニング、クロージング企画でも利用される。

レジデンス - 招聘および公募のAIRプログラムによるレジデンス。バスルーム、ベッド等が用意された部屋を5部屋設置。滞在制作のアーティストが不在の時期は、一般向け貸館場所として活用されているが、一般利用の場合は宿泊は認めていない。

ワークステーション - 大判プリンター、2色印刷機、紙織機、裁断機、コピー機を常備。

工房 - 糸鋸、丸鋸など舞台製作やアートプロジェクトの製作機材を常備。

共同キッチン - 滞在アーティストのキッチン利用のほか、一般貸館も行っている。


かつて入居していたテナント

館内には、1階にカフェ、ショップ、2階?3階に食のものづくりスタジオ、4階にものづくりスタジオというテナントが配置されている。ものづくりスタジオ及び食のものづくりスタジオは、インキュベーション施設でもあり、クラフト・デザインやフードのクリエイターのアトリエショップとなっており、廉価で入居できる代わりに、将来的な卒業後に中心市街地の空き店舗での開業を目指す。製販合一地産地消をコンセプトとしており、卒業し別店舗で営業している作家も多数生まれている。
クラフト

「つづれ屋」 - 南部菱刺し
バッグボタン等を販売していた。2013年3月末で営業終了。現在はイベント出展や菱刺し教室など精力的に活動。

「code cake(こでかけ)」 - ニードルワーク、南部裂織の雑貨などを販売。はっち市の実行委員としても活動。

「maison de fanfare」 - カメラマンと装飾作家による作品。姉妹で経営しており、2013年2月に営業終了。現在は写真活動、装飾活動それぞれに分かれ活動中。

「7the4th-HANDICRAFT-」 - 革小物の製作・販売や、来館者向けの革小物製作ワークショップを実施。現在は八戸市中心市街地の大工町蔵前ビルに移転営業中。

「虹灯(にじあかり)」 - キャンドル製作。2013年7月に卒業し、チーノはちのへ4階に移転。その後、八戸市新荒町に店舗を開設。

「さをりのはらっぱ」 - さをり織りの工房兼ショップ。現在はイベント出展などで活動中。

「LAND PR0TECT」 - 津軽塗のシルバーリング・ピンバッジ・iPhoneケースなど。オーダーメイド可。2014年3月に卒業し、八戸市鮫に新工房をオープン。

「PACHAMAMA」 - フェルト雑貨とワークショップのお店。

「stones KBK」-天然石のお店。

「かわいいアロマひつじや」 - 八戸の自然・文化をイメージしたオリジナルアロマや、ひとりひとりに合わせたオーダーメイドアロマの製作、販売とワークショップを開催。2017年に八戸ニューポートに移転オープンした。

「CAPRiCE 」-「気まぐれな 」という意味のねこがトレードマークのオリジナルハンドメイドブランドショップ。

飲食

「揚げたてうみねこキッチン」- 魚肉の練り物の衣にイカ、サバのつみれが入った「うみねこの卵揚げ」、菓子「八戸うみねこバクダン」等を販売。NPO法人ACTYが運営・販売。
2012年3月25日に八戸市三日町の「街カフェみなと」へ店舗移転・統合のため営業終了した[10]

「cafe 373」(みな実) - 八戸市南郷区産の野菜カレー等の軽食のほか、国宝合掌土偶えんぶりをモチーフにしたワッフル等を販売。2013年3月に営業終了。

「里山夢食堂」 - 八戸、田子階上など近隣町村を含めた産品による地産地消の食堂。ランチの他、手作りのトマトジュース等を販売。2014年3月に卒業し、八戸市公会堂内レストランに移転。

「雅ちゃんカフェ」 - 料理教室、食育ワークショップを開催しながら、カレーや弁当を販売。代表の中村雅子はCATV八戸テレビ放送で料理番組を持つ料理研究家。当初の店舗名は「りんごの木」。2018年に営業終了。現在は4階食のスタジオ等で定期的に料理教室を開催している。

「Sports Cafe RUOTE(スポーツカフェ ルオーテ)」- スポーツカフェ。大型テレビが設置されており、スポーツのテレビ中継を観戦することが可能。2013年7月オープン。その後、「YELL」と名称を変えて営業したものの、2015年に閉店。

「キッチンむらた」 - 2014年4月にオープンした地場産の食べるスープやベジタブルギフトを展開する「きたむら食堂」が、従業員の独立により「キッチンむらた」に改称して運営。こども食堂など、食育や居場所事業も実践。

はっちの利用
開館・営業時間

開館時間 - 9:00 - 21:00(ただし、各テナントについては営業時間・休業日が異なる)

4F:こどもはっち - 9:30 - 16:30(火曜日 定休)

4F:伝統工芸体験ブース - 10:00 - 16:00(火曜日 定休)

4F:南部裂織工房「澄」 - 10:00 - 17:00(火曜日 定休)

4F:おもちゃハウスくれよん - 9:30 - 16:30(火曜日 定休)

4F:モザイクスタイル- 10:00 - 17:00(毎週火・金曜日 定休)

3F:「たまに庵MA-MA」 - 11:00 - 17:00(火曜日 定休)

3F:「very berry +」 - 11:00 - 17:00(火曜日、第2・4水曜日 定休)

2F:「CHEESE DAY」 - 11:00 - 18:00(金・土 - 19:00)(毎週火曜日、第1・3月曜 定休)

1F:「KANEIRI museum shop」 - 10:00 - 19:00


休館・休業日

休館日(
火曜日)(祝日の場合翌日 定休)(12月31日)(1月1日

沿革

2006年9月 - 構想策定。

2007年6月 - 計画策定。

2007年10月 - 設計策定。

2008年6月29日 - 開館プレ事業スタート。

2008年12月 - 資材高騰により設計を修正。

2009年4月17日 - 市中心市街地地域観光交流施設が着工。

2009年8月21日 - 愛称が「はっち」に決定。

2010年3月 - 正式名が「八戸ポータルミュージアム」に決定。

2011年2月11日 - 開館。

2011年3月11日 - 東日本大震災により臨時避難所となり一時休館。300名超の被災者宿泊を受け入れる。

2011年3月16日 - 営業再開。

2011年8月18日 - 来館者数が50万人を突破。

2012年3月11日 - 来館者数が100万人を達成。

2012年11月 - アートプロジェクト「八戸レビュウ」と、その記録写真集が2012年度グッドデザイン賞を受賞。

2013年5月15日 - 来館者数が200万人を達成。

2013年10月 - 「八戸ポータルミュージアムはっち」の市民参画による地域づくりへの取り組みが2013年度グッドデザイン賞を受賞。

2014年5月30日 - 来館者数が300万人を達成。

2015年6月2日 - 来館者数が400万人を達成。

2016年6月28日 - 来館者数が500万人を達成。

2017年1月20日 - 平成28年度地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞。

2017年7月18日 - 来館者数が600万人を達成。

2018年8月10日 - 来館者数が700万人を達成。

2019年2月11日 - 開館8周年。8周年記念事業を実施。

2019年10月9日 - 来館者数が800万人を達成。

アドバイザリーボード

館の運営全般に関しての戦略検討とアドバイスを受けるため、アドバイザリーボードを設置している。アートマネジメント、クリエイティブプランニング、ベンチャー支援、観光ビジネス、市民参加等の専門家に依頼しており、委員長は設立以来、加藤種男(元企業メセナ協議会代表理事専務理事)である。
歴史・経緯
建設決定まで

2005年に八戸商工会議所から八戸三社大祭の山車会館整備について八戸市へ要望があった。この動きを受け、中村寿文市長(当時)が同年9月に八戸市議会定例会において、山車会館などの集客施設を「中心市街地の再生、観光振興に必要な施設である」として設置を目指すと表明した。

その後中村市長を破り2005年11月に就任した小林眞市長は、中心街の集客施設の構想について、「山車会館という形にこだわらず、交流や観光PR・イベントに対応した複合的な施設を目指す」と述べ、新たな構想で建設が進められることとなった。この頃、複合的文化施設としてせんだいメディアテークが参考にされている[11]
具体的構想の検討

2006年1月から八戸市庁内の関係部署や関連団体等による意見交換・検討が重ねられた。この中でワーキング会議に参加した市民からは「サークルなどの練習しやすい場が欲しい」「山車は映像のPRで十分」「山車の展示は数台必要」などの意見が出された[12]

最終的には主に5つの部門で構成される施設とすることが基本構想で決定した。

地域交流部門 - 休憩・喫茶スペース、市民活動スペース、学習室


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