のれん分けした店舗は、支店ではなく独立した店となり、本店に屋号の使用料を納めることはない。少なくとも1960年代に日本にフランチャイズという考え方が持ち込まれるまでは、独立に際して名前の使用許可をもらうことはあっても、それ以上の要求をするような習慣はなかったとされている[2]。
また、独立したら材料の仕入れも味付けもメニュー構成も各店の自由となっており[2]、その点がフランチャイズ・システムとは異なっている。
のれん分けの例
飲食業
餃子の王将 → 大阪王将
スエヒロ
力餅食堂
来来亭
大勝軒
ラーメン二郎
ぼてぢゅう総本家 → 株式会社東京フード・BOTEJYU Groupホールディングス株式会社
のれん分け後、ぼてぢゅうの商標権は株式会社東京フード・BOTEJYU Groupホールディングス株式会社に移動している。
コメダ珈琲 - 創業時の店舗に存在する。
支留比亜珈琲店
小売業
千疋屋總本店 → 京橋千疋屋、銀座千疋屋
木村屋總本店 → 札幌キムラヤ、岡山木村屋、木村屋(福岡県久留米市)など
さくらや(新宿) → 荻窪カメラのさくらや(荻窪)
出版業
創元社(大阪) → 東京創元社(東京)
製造業
三洋電機 → 東京三洋電機