2004年5月30日に放映された『発掘!あるある大事典II』で「にがりダイエット」が放映されてから[7]、にがりのダイエット効果が話題になっていたが、科学的根拠はなく、同番組を見て試した視聴者が下痢などの症状を訴えることが相次いだため、後に厚生労働省から警告が出された。なお、同番組はダイエットなど健康に関する話題で過去にたびたび信憑性の低い内容を放送し、2007年には「納豆ダイエット」についての放送でデータ捏造が発覚し、番組が打ち切りとなる事態に発展した。詳細は「発掘!あるある大事典#指摘された問題点」を参照
にがりはマグネシウムを多く含むため、飲み過ぎると下痢などの消化器症状を起こすことがある[8]。
また高マグネシウム血症などの悪影響が出る場合があり、過剰摂取は危険である。2004年3月に神奈川県の知的障害者入居施設で、職員が女性入所者に誤ってにがりの原液400mlを飲ませたところ血管が詰まって危篤状態となり[9]、翌4月に死亡する事件が起きた[10]
なお「第6次改定日本人の栄養所要量について」によると、マグネシウムの所要量は約320mg/日、マグネシウムの許容上限摂取量は約700mg/日である[11]。
参考文献^ a b 小松勝, 西川周, 小島茂樹、「ブロムを中心とした「にがり工業」の現状と将来