なつぞら
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

北海道川西農業高等学校(現・北海道帯広農業高等学校)の元教諭で、同校演劇部の顧問を務め高校演劇の全国大会で優秀な成績を残した劇作家文筆家の海保進一がモデル[13][95]
居村 良子(いむら よしこ) → 門倉 良子(かどくら よしこ)[注 12]
演 - 富田望生なつのクラスメイトで親友。親は十勝の酪農家で、祖父は徳島県出身。男らしい男子がタイプ。なつが入部した後に裏方としてに演劇部に入る。舞台衣装を全て作ってしまうほど手芸が得意。「白蛇伝説」のラストシーンで白蛇の役で登場したが、肥満体型であるため蛇には見えず、雪次郎が演じたポポロから「何だ、牛か」と言われて「牛じゃねえ!白蛇だ!モ?!」と叫んだ。高校卒業時に門倉にプロポーズされ断るが、後に彼と結婚した。高校卒業後も青年団で演劇を続けている。なつが結婚報告をしに帰郷して「雪月」で再会した際に、第3子を授かっていることを明かした。
門倉 努(かどくら つとむ)
演 - 板橋駿谷[96]農業科の3年生で、校内では「番長」と呼ばれている。祖父は香川県出身。事あることに農業高校をPRする「Future Farmers of Japan(FFJ)の歌」を熱唱する。密かに思いを寄せるなつが演劇部に入ったと知り、裏方として入部した。「演劇コンクール十勝地区予選大会」で「白蛇伝説」の村長(むらおさ)を演じる[13]が、緊張で台詞が飛んでしまい、血迷って「FFJの歌」を唄い出した。観客からは大いに受けたが、それが原因で十勝農業高校演劇部は地区予選で敗退した。大会終了後なつにプロポーズしたが断られる。卒業後は良子にプロポーズしこれも断られたが、後に彼女と結婚して3人の子供に恵まれた。良子の実家の牧場を継いでいる。
演劇部員

高木 勇二(たかぎ ゆうじ)
演 - 重岡漠黒縁メガネをかけた男子生徒。村長(むらおさ)役に抜擢されたが貫禄が足りず、門倉に役を奪われた。
石川 和男(いしかわ かずお)
演 - 長友郁真
橋上 孝三(はしがみ こうぞう)
演 - 山下真人
不良のような生徒
演 - ジャッカル門倉の子分の1年生。
太田 繁吉(おおた しげよし)
演 - ノブ[97]畜産科の教諭。
北海道・十勝のその他の人々
阿川 弥市郎(あがわ やいちろう)
演 -
中原丈雄[98]元教師。東京大空襲で妻を亡くした。戦時中子供たちに軍国主義教育して来たこと負い目から教職を辞めた、一人娘の砂良を連れて十勝に移住。以後は他人との交流を一切絶ち、森の奥で木彫り工芸品を作ってひっそりと暮らしていた。なつが通う十勝農業高校の倉田教諭と親しい。
阿川 砂良(あがわ さら) → 柴田 砂良(しばた さら)[注 13]
演 - 北乃きい[99]弥市郎の娘。森の奥で父と二人で生活している。ある日オショロコマを獲りに行った帰りに吹雪の中で倒れていたなつを偶然発見、救助した。それがきっかけで阿川家は柴田家・山田家と親しく交流するようになった。それから程なく"ラブレター熊"の扮装でを持って訪れた柴田照男から「喰うことだけは困らせない」とプロポーズされた。その際照男に銃を向けて「撃つか?」と尋ねた弥一郎に、「撃つ時は自分で撃つから」と言って彼と結婚した。1959年(昭和34年)なつが帰省したときには妊娠中だった。
花村 和子(はなむら かずこ)
演 - 岩崎ひろみ[100][注 14]なつが転入した音問別国民学校の担任教師。校内の映画会で米国漫画映画『ポパイ』を上映し、なつがアニメーションの道を目指すきっかけとなった。。
校長先生[101]
演 - 大塚洋音問別国民学校の校長。
音問別国民学校の生徒[101]

大作(だいさく)
演 - 増田怜雄
実幸(みゆき)
演 - 鈴木翼
さち
演 - 伍藤はのん
田辺 政人(たなべ まさと)
演 - 宇梶剛士[102]音問別農業協同組合の組合長で、十勝地区農業協同組合長会組合長。十勝を全国一の酪農王国にすることを夢見る。乳業メーカーが零細酪農家の牛乳を安く買い叩いている現状を憂慮し、規模の大小に関わらずすべての酪農家が共存共栄出来る社会を作ろうとする。「柴田牧場」の牛乳を農協に納入させるべく、職員の剛男を通じて泰樹への説得工作をした。後年十勝協同乳業で作ることになった「たんぽぽバター」の商標制作をなつに依頼した。
村松(むらまつ)
演 - 近江谷太朗[103]乳業メーカー社員。十勝で最大の「柴田牧場」が農協に牛乳を納入することを阻止するため、富士子に「奥様封筒」(賄賂)を渡そうとした。
大清水 洋(おおしみず ひろし)
演 - 森崎博之[104][注 10]十勝支庁長。十勝の人々が酪農にかける熱い思いに触れ、農協の工場設置届出書を受理した。
組合長
演 - 大森輝順
音問別農協組合員
演 - 杉本凌士、坪内守、大塩ゴウ
東京・新宿
おでん屋 風車(ふうしゃ)
岸川 亜矢美(きしかわ あやみ)
演 -
山口智子[105][注 15]「風車」の女将。陽気な性格で面倒見が良い。元新宿の劇場「ムーランルージュ新宿座」花形ダンサー。25歳の時に、彼女のファンだった早稲田の学生・伊崎が書いたレビューの台本が採用されて次々にヒット。ソロでも起用され始め、劇場のトップスターの座に上り詰めた。相思相愛となった伊崎は学徒出陣で出征して戦死し、悲恋に終わった。戦後再興した劇場が倒産した後は新宿路地裏おでん屋「風車」を開店した。店名はモンマルトルキャバレーMoulin Rouge」に因む。戦後の闇市で袋叩きに遭っていた咲太郎を助け、母親代わりに自宅で養育して来たが、彼が成長するにつれ次第に異性として意識するようになった。なつが「東洋動画」に就職してからは彼女を呼んで3人で暮らす。なつを着せ替え人形のように扱い、毎日自分の服を着せて派手な装いで出勤させた。なつが結婚して間もなく新宿の再開発計画が持ち上がり、立ち退きを迫られる。角筈屋の茂木に移転先探しを頼んだが、元青線地帯で酒場が密集するゴールデン街にしか見つからなかった。咲太郎が光子と結婚したことにショック受け新宿を去ることを決意。1967年(昭和42年)8月15日、二人の結婚となつの誕生日を祝う会を開いた後「風車」を畳み、忽然と姿を消した。その後は店の再興資金を作るため「フーテンの亜矢美」と称して鹿児島から発して全国を渡り歩いた。「マコプロ」の一同が『大草原の少女ソラ』のロケハンで十勝へ来た際、たまたま「雪月」を訪れてなつ達と再会。暫く小畑家に住み込みで働いたが、翌年春に『雪月』を辞めて再び旅に出た。やがて開業資金が十分溜ったため満を持して新宿に戻り、新宿御苑の近くで歌って踊れるおでん屋を開店した。
風車の常連客
演 - 小杉幸彦
風車の客(落語の師匠と弟子)
演 - 柳家喬太郎[106]、吉橋航也亜矢美に言わせると大した客じゃない。
ベーカリー兼カフェ 川村屋

独立運動で国を追われて来日し、先代マダムが保護したインド人革命家が伝えた本場のカリーを提供する。先代マダムが絵画が好きだったことから、昔から芸術家が集う。

モデルはベーカリー兼レストラン「新宿中村屋」ではないかと木俣冬は推測している[14]
前島 光子(まえじま こうこ) → 奥原 光子(おくはら こうこ)
演 - 比嘉愛未[107][注 16]川村屋オーナー。先代マダム(祖母)、父の意志を継いで二代目マダムとなる。咲太郎が育ての親亜矢美の為に「ムーランルージュ新宿座」を買い戻そうと10万円を借金した際の保証人を引受けたが、買い戻しの話は詐欺で、咲太郎は金を騙し取られた上失踪したため借金の肩代わりさせられる。信哉の案内でなつと富士子が上京・来店した際、咲太郎の居場所を突き止める絶好のチャンスだと思い、両人を厚遇する。藤田正士から咲太郎の借金の理由を聞き、彼を許す(肩代わりした金は彼から分割で回収した)。新宿は新しいことに挑戦したい「文化の開拓者」が集う街だと言い、アニメーターを目指して上京したなつを歓迎した。1967年(昭和42年)、咲太郎との結婚を機に「川村屋」の経営を野上に譲り、咲太郎が企業した「風車プロダクション」の経営を手伝うことを決める。川村屋のマダム時代の登場シーンでは常にエキゾチックなドレスに身を包んでおり、その際店内にインド風音楽が流れた。
野上 健也(のがみ けんや)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:374 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef