なつぞら
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

演 - 戸次重幸[注 10]天陽の父。荒れ地での耕作を断念し、1946年(昭和21年)の時点では郵便配達員をしており、なつと出会う。貧しい中、長男の陽平に絵の具を買っていた。開拓の見込みが立たず、離農して東京に戻る決意をするが、十勝を愛する天陽の反対やなつの懇願、協力を申し出る泰樹の叱咤で考えを変える。なつが陽平の勤め先である「東洋動画」に入ることを目指していると知り、安心する。天陽が亡くなってのち、生活のためにやむなく天陽の絵画を売ろうと考える。
山田 タミ(やまだ タミ)
演 - 小林綾子[注 11]正治の妻。近所の畑を手伝って家計を支えてきた。天陽になつのことは忘れるように諭した。
山田 天陽(やまだ てんよう)
演 - 吉沢亮(幼少期:荒井雄斗)なつが入学した国民学校の同級生。兄と同様に絵を描くことが好きで、なつと出会った頃は、死んだ愛馬の絵を描いていた。東京出身を同級生から悪く言われたなつを庇ったことを機に彼女の親友になった。以後二人で絵を描くようになり、なつに好意を寄せる。農業を諦め東京に帰ろうとする父に十勝で農業をしたいと懇願し、荒れた土地を皆と開墾した。1955年(昭和30年)高校へは進学せず、北海道で生きていくことを決め、農業に従事しながら絵を描き続けた。なつが演劇部の舞台に立った際にはなつに請われてベニヤ板に大胆な書き割りを描いた。なつの漫画映画への強い思いとアニメーターに興味を抱いていることを感じ、気持ちを封印しようとするが、「開拓青年団スキー大会」で照男に負けたことから、なつに想いを告げることを決める。しかし、なつが上京しアニメーターになることを決め、その夢を応援するためになつへの想いを諦め、背中を押す。なつの送別会の席でなつへの思いを告白した。馬の絵で、第29回十勝美術展で受賞。1958年(昭和33年)の冬に靖枝と結婚。1966年(昭和41年)、靖枝との間に第1子が誕生。1973年(昭和48年)風邪をこじらせ入退院を繰り返す。死期を悟り、無断で病院から抜け出して家に戻り、前年に死んだ愛馬の絵を完成させた直後になつとの思い出での地であるジャガイモ畑で倒れ死亡。享年36。その後優を伴って帰省したなつの夢枕に現れ、仕事への情熱を失いかけていた彼女を激励した。大森寿美男はインタビューで画家神田日勝がヒントになったと述べている[12][87][88][89]
山田 陽平(やまだ ようへい)
演 - 犬飼貴丈(幼少期:市村涼風)天陽の兄。中学生時は美術部に所属。1955年(昭和30年)には奨学金を受けて東京の芸術大学で学びながら、大学の先輩・仲が働く「新東京動画社」で漫画映画の制作を手伝っていた。大学卒業後、同社を吸収合併した「東洋動画」の採用試験を受けて正式に入社する。美術課。背景美術担当[90]。「新東京動画社」時代になつを作業現場見学に連れて行ったことが彼女がアニメーターを目指すきっかけとなり、なつに度々助言する。後に「マコプロダクション」に転職し、美術監督を担当する。
山田 靖枝(やまだ やすえ)
演 - 大原櫻子[91][92][93]天陽の妻。十勝の開拓農家の娘。天陽とは良子らがやっている青年団の演劇を手伝っていたときに知り合って結婚した。1966年(昭和41年)時点で天陽との間に第1子が誕生し、後に第2子が授かる。天陽が死んだ後、正治が彼の絵画を売って生活費に充てようとしていることを知った際には猛反対して止めさせる。その後も離農せず、山田家を支え続ける。
山田 道夫(やまだ みちお)
演 - 中川望天陽と靖枝の長男。
山田 彩子(やまだ さいこ)
演 - 古川凛 (乳児期:村田みゆ)天陽と靖枝の長女。
十勝農業高校
倉田 隆一(くらた りゅういち)
演 -
柄本佑[94]国語の教諭で演劇部の顧問。演劇に対し熱い思いを抱いている。「」という言葉が好き。農協加入をめぐる泰樹と剛男の反目に悩むなつを強引に演劇部へ入部させた。雪月で見た天陽の牧場の絵を気に入り、演劇部で上演する戯曲『白蛇伝説』の背景画を彼に依頼した。北海道川西農業高等学校(現・北海道帯広農業高等学校)の元教諭で、同校演劇部の顧問を務め高校演劇の全国大会で優秀な成績を残した劇作家文筆家の海保進一がモデル[13][95]
居村 良子(いむら よしこ) → 門倉 良子(かどくら よしこ)[注 12]
演 - 富田望生なつのクラスメイトで親友。親は十勝の酪農家で、祖父は徳島県出身。男らしい男子がタイプ。なつが入部した後に裏方としてに演劇部に入る。舞台衣装を全て作ってしまうほど手芸が得意。「白蛇伝説」のラストシーンで白蛇の役で登場したが、肥満体型であるため蛇には見えず、雪次郎が演じたポポロから「何だ、牛か」と言われて「牛じゃねえ!白蛇だ!モ?!」と叫んだ。高校卒業時に門倉にプロポーズされ断るが、後に彼と結婚した。高校卒業後も青年団で演劇を続けている。なつが結婚報告をしに帰郷して「雪月」で再会した際に、第3子を授かっていることを明かした。
門倉 努(かどくら つとむ)
演 - 板橋駿谷[96]農業科の3年生で、校内では「番長」と呼ばれている。祖父は香川県出身。事あることに農業高校をPRする「Future Farmers of Japan(FFJ)の歌」を熱唱する。密かに思いを寄せるなつが演劇部に入ったと知り、裏方として入部した。「演劇コンクール十勝地区予選大会」で「白蛇伝説」の村長(むらおさ)を演じる[13]が、緊張で台詞が飛んでしまい、血迷って「FFJの歌」を唄い出した。観客からは大いに受けたが、それが原因で十勝農業高校演劇部は地区予選で敗退した。大会終了後なつにプロポーズしたが断られる。卒業後は良子にプロポーズしこれも断られたが、後に彼女と結婚して3人の子供に恵まれた。良子の実家の牧場を継いでいる。
演劇部員

高木 勇二(たかぎ ゆうじ)
演 - 重岡漠黒縁メガネをかけた男子生徒。村長(むらおさ)役に抜擢されたが貫禄が足りず、門倉に役を奪われた。
石川 和男(いしかわ かずお)
演 - 長友郁真
橋上 孝三(はしがみ こうぞう)
演 - 山下真人
不良のような生徒
演 - ジャッカル門倉の子分の1年生。
太田 繁吉(おおた しげよし)
演 - ノブ[97]畜産科の教諭。
北海道・十勝のその他の人々
阿川 弥市郎(あがわ やいちろう)
演 -
中原丈雄[98]元教師。東京大空襲で妻を亡くした。戦時中子供たちに軍国主義教育して来たこと負い目から教職を辞めた、一人娘の砂良を連れて十勝に移住。以後は他人との交流を一切絶ち、森の奥で木彫り工芸品を作ってひっそりと暮らしていた。なつが通う十勝農業高校の倉田教諭と親しい。
阿川 砂良(あがわ さら) → 柴田 砂良(しばた さら)[注 13]
演 - 北乃きい[99]弥市郎の娘。森の奥で父と二人で生活している。ある日オショロコマを獲りに行った帰りに吹雪の中で倒れていたなつを偶然発見、救助した。それがきっかけで阿川家は柴田家・山田家と親しく交流するようになった。それから程なく"ラブレター熊"の扮装でを持って訪れた柴田照男から「喰うことだけは困らせない」とプロポーズされた。その際照男に銃を向けて「撃つか?」と尋ねた弥一郎に、「撃つ時は自分で撃つから」と言って彼と結婚した。1959年(昭和34年)なつが帰省したときには妊娠中だった。
花村 和子(はなむら かずこ)
演 - 岩崎ひろみ[100][注 14]なつが転入した音問別国民学校の担任教師。校内の映画会で米国漫画映画『ポパイ』を上映し、なつがアニメーションの道を目指すきっかけとなった。。
校長先生[101]
演 - 大塚洋音問別国民学校の校長。
音問別国民学校の生徒[101]

大作(だいさく)
演 - 増田怜雄
実幸(みゆき)
演 - 鈴木翼
さち
演 - 伍藤はのん
田辺 政人(たなべ まさと)
演 - 宇梶剛士[102]音問別農業協同組合の組合長で、十勝地区農業協同組合長会組合長。十勝を全国一の酪農王国にすることを夢見る。乳業メーカーが零細酪農家の牛乳を安く買い叩いている現状を憂慮し、規模の大小に関わらずすべての酪農家が共存共栄出来る社会を作ろうとする。「柴田牧場」の牛乳を農協に納入させるべく、職員の剛男を通じて泰樹への説得工作をした。後年十勝協同乳業で作ることになった「たんぽぽバター」の商標制作をなつに依頼した。
村松(むらまつ)
演 - 近江谷太朗[103]乳業メーカー社員。十勝で最大の「柴田牧場」が農協に牛乳を納入することを阻止するため、富士子に「奥様封筒」(賄賂)を渡そうとした。
大清水 洋(おおしみず ひろし)
演 - 森崎博之[104][注 10]十勝支庁長。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:374 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef