ちゅらさん
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古波蔵恵里(こはぐら えり) → 上村恵里(うえむらえり)〔1 - 4〕
演 - 国仲涼子[7](少女時代:浦野未来)本作の主人公。愛称は「えりぃ」。1972年(昭和47年)5月15日生まれ。人懐っこく、大抵のことは明るさで乗り越える。小学5年生の時に東京から小浜島の実家「こはぐら荘」にやって来た上村家の和也・文也兄弟と仲良くなるも、和也が病死。島を離れる文也と結婚の約束をする。高校時代は与那原誠から惚れられて何度も告白されるが、文也との結婚の約束を理由に断り続ける。野球部のマネージャーとして活動し、(たまたまとはいえ)甲子園予選も経験。部活動に明け暮れ、「ゴーヤーマン」のゴタゴタもあったために進路を決めておらず、高校3年時の部活動引退後から猛勉強を開始するも、東京での大学受験(恵里が実際受けたのはこの大学一校のみ)には失敗。高校卒業後、当初反対していた家族が温かく見守る中、ゼロからスタートするべく「出(ん)じれー旅」として、一人、上京する。上京後は容子を頼って「一風館」に部屋を借り、「ゆがふ」でアルバイトを始める。様々な経験を経て成長し、職業は看護婦を選択。朝起きるのが苦手なため、目覚まし時計をたくさん使っている。子供の頃に文也からもらったスーパーボールを宝物にしていた。
古波蔵 ハナ(こはぐら はな)〔1 - 4〕
演 - 平良とみ(ナレーション兼任)(少女時代:浦野未来)恵里・恵達の祖母、恵文の母で勝子の姑。本編開始時は80歳。旧姓は松原(第76話【おばぁの秘密】初恋相手・サトウススムさんからの手紙の宛名から)。恵文の父で恵里・恵達の祖父である夫は他界しており、物語スタート時点ですでに未亡人である。愛称は「おばぁ」(本来「おばぁ」は自分の祖母に対しての呼称だが、ハナは家族以外からも呼ばれている)。知り合いや顔見知りが非常に多い。古波蔵家で最も元気かつ精神的にタフ(恵文曰く「殺しても死なない」)。家族からも頼りにされている。息子である恵文に説教するのが定番だが、逆に説教されると開き直る。和也が亡くなったあとには「恵里と文也に神様が『命どぅ宝』を教えるために和也を連れて行った」と慰める。キジムナーの存在を信じているほか、恵里から電話がかかるのを予知する能力も持っている(おばぁになると備わる能力なのか、恵里妊娠後は勝子も予知できるようになった)。さらに「ゴーヤーマン」販売時には催眠術を使えるような描写がある。「ゼロからスタートするために東京に行きたい」と宣言する恵里の姿をみて、自分の若かりし頃に海の向こうの世界に憧れてサバニで何度も島を出ようとして連れ戻されたことを家族に告白する。上京する恵里のために勝子と作ったサーターアンダギーを近所に配るようにと気を利かせて荷物に忍ばせる。第4週では「おじぃのところへいきます」の置き手紙によって古波蔵家にちょっとした騒動が起きた。パート2の終盤にて再婚するが、相手の男性は本編に全く登場せず、パート3以降も古波蔵姓のまま。
古波蔵 恵文(こはぐら けいぶん)〔1 - 4〕
演 - 堺正章勝子の夫、恵里・恵達の父で恵尚の継父。愛妻&恐妻家。三線と沖縄民謡が得意。1972年5月15日に沖縄返還された時のラジオを聞いて「これは大和から一杯人が来るかもしれないね」という思い付きから、小浜島民宿「こはぐら荘」を開業したがまったく振るわなかった。家族で那覇に引っ越すと、タクシー会社にドライバーとして勤務するも、勤務実績は良くない。暢気な性格のため、頼りないが、時々含蓄のある台詞を口にしては恵里を暖かく励ます。なお、大学進学時には娘への愛ゆえ、あえて反対の立場を取る。恵里のことが心配でおばぁの予知通りに電話がかかってくると真っ先に受話器を取ろうとするが、いつも他の人に取られてしまう。そして、自分に代わってもらった時には既に電話が切れている。浮気性で美人(静子や容子)にめっぽう弱いが、いつもすぐにバレ、勝子とハナから手厳しく叱られてばかりいる。なお、普段は勝子から「文ちゃん」と呼ばれているが、彼女を怒らせると「恵文さん」になる。高校卒業後、「浪人受験せずに自分を探すために東京に行きたい」という恵里の考えには勝子とともに反対したが、ハナの話を聞いて考えを改める。そして、上京する恵里のために自分の琉球三味線演奏を録音したカセットテープ入りのポータブルデッキを荷物に忍ばせた。自称「小浜のジミヘン」。
古波蔵 勝子(こはぐら かつこ)〔1 - 4〕
演 - 田中好子旧姓は比嘉。恵文の妻で、恵尚・恵里・恵達の母。口癖は「で、あるね!」。本を読むのが好き。成績も悪くなかったらしいが、和也には「うちの子は本は読まないからね」と話していた。学生時代にはロックにハマっていたらしい。働き者でしっかり者。家族の中ではツッコミ役になることが多い。那覇市に引っ越してからは農連市場で働き始める。恵文が彼女にプロポーズした際、別れた恋人の子(恵尚)を身籠っていたために断ったが、恵文からその子を自分の子として育てると言われて結婚を承知した。恵尚が考案・製作した「ゴーヤーマン」がさっぱり売れないため、実家に赴いて支援購入を嘆願。比嘉家長老が「一人一個買え」と指示した結果、一日で200個売れたことから、比嘉家の一族は200名近くいるらしい。恵里の東京受験に当初は猛反対していたが、「外に出てみたい」との決意を聞いて承諾。高校卒業後に「東京へ行きたい」と言い出すと大反対するも、ハナの昔話に触発され、自分も中学生時代に教育実習生に恋をして神戸へ家出しようとした過去を家族に打ち明ける。最終的に賛成する形になり、ハナとサーターアンダギーを手作りして持たせて娘を送り出した。孫が出来てからは電話がかかって来るのを予知する能力も発現した。
古波蔵 恵尚(こはぐら けいしょう)〔1 - 4〕
演 - ゴリ(少年時代:宮谷恵多)恵里・恵達の異父兄。1967年(昭和42年)5月22日生まれ。高校時代は石垣島生活を送った。勉強は苦手。日本各地を旅している風来坊。今度こそはとマスコット人形「ゴーヤーマン」を製作して大儲けしようとするも大失敗。在庫の山が残ってしまったため、「ゴーヤーマン」を完売するために各地を渡り歩いている。彼の名付け親はハナで、結婚の経緯を知った上で恵文から一字取って名づけている。血が繋がっていないにもかかわらず、性格は恵文に一番よく似ている。「一風館」で柴田と容子が結婚して一緒に住むことになり、空室となった部屋に妻の奈々子と移り住む。
古波蔵 恵達(こはぐら けいたつ)〔1 - 3〕
演 - 山田孝之[8](少年時代:村上雄太)恵里の弟。古波蔵家の中では珍しく、冷静で現実的な性格をしている。小学校低学年の頃は頻繁に恵里から「低学年」とイジられていた。放送委員に所属していたため、帰宅が遅かった。高1の時、同級の金城ゆかりに恋をする。彼女を尾行して入ったライブハウスでゆかりがロックファンであることを知り、彼女の気を引きたい一心で同ハウスの経営者・ジョージ我那覇に師事し、ロッカーを目指す。高校中退を選択し、やがて上京すると、「一風館」で恵里と一緒に暮らす。恵里にはよく憎まれ口をたたくが、大の姉思い。絶好調と絶不調が姉と同時期になる。一度はCDデビューしたが、甥の和也のために作った曲は売れなかった。恵里の親友で自分の昔からのファンだった祥子と結婚し、パート3にて一児の父となった。パート4ではニューオーリンズに修行の旅に出ており、写真と回想のみの登場。パート1では「一風館」では恵里と同室で暮らし、恵里が文也と結婚すると柴田と同部屋(同じ下宿人の島田が引っ越した時に、彼に所持品とともに部屋を譲った)、祥子と結婚すると2人で暮らす。
上村家
上村 文也(うえむら ふみや)〔1 - 4〕
演 -
小橋賢児(少年時代:山内秀一)恵里の初恋相手。小学6年生の時に和也の療養で小浜島を訪れ、地元の小学校に編入する。東京の通っていた小学校では、6年生は1クラスが40人ぐらいで5組あり、小浜島では5・6年生が一緒のクラスだと知って驚く。和也の死後は東京へ戻ることが決まり、そのときに恵里にスーパーボールを渡し、結婚の約束もする。恵里が大学受験で受験で上京した際、偶然にも交差点ですれ違っていた。和也の死をきっかけに医者の道を志し、内科医となる。幼い頃に交わした恵里との約束は「子供の頃の思い出」と捉えていたが、一途に思い続けていた恵里の心に打たれて結婚する。パート2以降は小浜島で診療所を開く。
上村 和也(うえむら かずや)〔1 - 4〕
演 - 遠藤雄弥文也の兄。不治の病に罹り、療養に訪れた小浜島で短い生涯を閉じた。東京の入院していた病院の屋上にいた時に偶然、風に乗って飛んできた「こはぐら荘」のポスターを見つけ、小浜島に行きたいと言った。読書が好きで、小浜島での療養時に東京から持ち込んだ『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいた。恵里が通う小学校の先生の父が森で体験したキジムナーに遭った話を聞いてから存在を信じていた。恵里と文也に「結婚しろ」と持ち掛けるが、体調が悪化し、第1週にて他界。死後もしばしば二人の夢枕に現れる。
上村 伸生(うえむら のぶお)〔1〕
演 - 勝野洋和也と文也の父。貿易会社を経営。仕事の合間を縫って小浜島に息子の顔を見に来ていた。和也の死から3年後、交通事故のために他界。
上村 静子(うえむら しずこ)〔1 - 4〕
演 - 真野響子[9]和也と文也の母。和也の希望を叶えれば生きる力になると思い、文也と3人で島に逗留する。小浜島に行く船上では「お母さん、嫌だな。こんな島にずっといるの」と息子たちに言っていた。伸生の死後、社長に就任して事業を継続。姑の立場になっても恵里とは友達感覚で接する。実は本来の性格は明るいらしいが、それをあまり表に出さない。文也の結婚を契機に度々古波蔵家を訪れる。
上村 和也(うえむら かずや)〔1 - 4〕
演 - 鈴木翔吾 (嬰児期は不明)恵里と文也の息子(両親の意向で、亡伯父と同じ名前を付けられた)。4歳の時、路上で財布を見つけ、拾って交番に届けに行く途上に落とし主とその同僚から泥棒扱いされたために精神疾患を発症して話せなくなってしまう。が、小浜島に来た際、病に倒れた恵里を助けるために勇気を出して奮闘して克服した。
一風館
桐野 みづえ(きりの みづえ)→ 島田 みづえ(しまだ みづえ)〔1 - 4〕
演 -
丹阿弥谷津子管理人。大のコーヒー好きのため、部屋名は豆の種類になっている。世界各国の料理が得意。日中は管理人室でうたた寝している。裕福な家の出で末っ子。太平洋戦争で夫を失って未亡人となっていた。なお、元々「一風館」は自身の父の持ち物だったとのこと。紆余曲折あって、島田と老いらくの恋を実らせて結婚。
池端 容子(いけはた ようこ) → 柴田 容子(しばた ようこ)〔1 - 4〕
演 - 余貴美子[10]旅行会社代理店で働くOL。長野県出身。「こはぐら荘」のパンフレットを入手して那覇までやって来たが、連絡が取れずに途方に暮れる。バスの時刻表を見ていた際に偶然恵里と出会い、その場で「友達」になる。容子を頼って上京してきた恵里には姉のように接し、何かと面倒を見ることになる。サバサバしていて細かいことは余り気にしない性格。他人への包容力があり、ぶっきらぼうな真理亜の心も開かせられるほどの気さくで豪快な人柄。よく転び、本人も自覚している(大学受験時にも転倒したらしい)。怪しげな占い師の予言により柴田と結婚した。自分の行きつけの店へ恵里らを連れていくと携帯電話に連絡が来てしまい、途中で出ていくのが恒例となっている。その時は「この店はツケがきくから安心して食べて」と言う。極度の近眼で、コンタクトレンズがないと顔と顔をキスするくらいまで近付けないと相手の顔を判別できない。最初に沖縄にやってきた際、恵文と懇意になり、古波蔵家で一騒動起きた。
柴田 幸造(しばた こうぞう)〔1 - 4〕
演 - 村田雄浩製薬会社のサラリーマン。役職は係長代理。北海道出身。
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