スタローンの吹き替えは当初テレビ放送版が中心であったが、映像ソフト版で彼の吹き替えを担当していた玄田哲章がアーノルド・シュワルツェネッガーの公式フィックスとなったのを境に、媒体を問わずにほぼ専属で担当するようになった。ささきはスタローンの吹き替えについて「声は作らないと(スタローンの声は)できない」「特徴を出すのが難しい」と語っており、映画『ロッキー』シリーズで吹き替えを務めた当初は、酒を飲んで3日ほど騒いで独特の声を作っていたという逸話がある[42]。また、スタローンを吹き替えることについて「ハッキリ話さないと伝わらない時もあれば、あまりメリハリや滑舌をハッキリさせるとスタローンじゃなくなってしまう」とも語り、「その辺の兼ね合いがディレクターは大変だと思います」と日本語版制作スタッフを労うコメントを残している[43]。
海外ドラマ『ナイトライダー』では主人公マイケル・ナイト(デビッド・ハッセルホフ)の吹き替えを担当しており、以後続編である『ナイトライダーNEXT』でゲスト出演した際の吹き替えも担当している。2014年11月27日にリリースされた『ナイトライダー コンプリートブルーレイBOX』では未収録エピソード及び本編でカットされていたシーンに新たに追加吹き替えを行っており、ささきは「私個人にとっても代表作といえる作品なので、完全版ができるというのはとても嬉しいことです」と述べている。
ハッセルホフとスタローンの共演作である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の日本語吹き替え版では、両者の吹き替えを一人二役で担当している。
海外旅行時、アムステルダム空港でハッセルホフと偶然会ったことがある[44]。 前述の通り、2003年4月以前は注釈付き以外は佐々木功名義。
受賞歴
第5回声優アワード・功労賞(2011年)
東京アニメアワード2015・アニメ功労賞〈歌手〉(2015年)
出演
俳優
映画
傷だらけの掟(1960年、日活) - 歌手
ろくでなし(1960年、松竹) - 歌手
太陽の墓場(1960年、松竹) - 武
太陽が目にしみる(1960年、松竹)
真昼の罠(1960年、松竹)
斑女(1961年、松竹)
花扉(1961年、松竹)
母と娘(1961年、松竹)
学生重役(1961年、松竹)
ご機嫌はりきり娘(1961年、松竹)
喜劇 団地親分(1962年、松竹)
その結婚異議あり(1963年、大映)
乾いた花(1964年、松竹) - 次郎
牝(1964年、東映)
涙にさよならを(1965年、松竹)
侠勇の花道 ドス(1966年、松竹) - 幹太
夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース(1968年、東映) - 小滝
残酷おんな私刑(1969年、日活)
大幹部 殴り込み(1969年、日活)
無常(1970年、ATG) - 森康弘
夜の歌謡シリーズ なみだ恋(1973年、東映) - ジョージ若松
TARO! TOKYO魔界大戦(1991年、ニュー・センチュリー・プロデューサーズ) - 高松
仮面ライダーZO(1993年、東映) - 望月博士
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011年、東映) - ショッカー科学者(2011年のナオキ)
テレビドラマ
この先カーブあり(1962年、NTV)[注 5]
煙の王様(1962年、TBS) - 百々山一彦
夫婦百景 第246話「女系夫婦」(1963年、NTV)
判決(NET)
第22話「真実の価値」(1963年)
第53話「埋もれた暦」(1963年)
第100話「夜明けの歌」(1964年)
第112話「パ・ド・ドゥ」(1965年)
第144話「花嫁衣裳」(1965年)
第198話「この道だけは」(1966年)
鉄道公安36号(東映 / NET)
第8話「孤独な非行」(1963年)
第34話「投石魔」(1964年)
第49話「栄光の転落」(1964年)
第67話「ハコ師の娘」(1964年)
第90話「黒の紳士録」(1965年)
第103話「虚しき母情」(1965年)
第117話「オホーツクの慕情」(1965年)
第153話「汽笛よ高鳴れ」(1966年)
いまに見ておれ 第1話(1964年、NAC
ライオン奥様劇場 おやじ操縦法 第20話(1964年、国際放映 / CX)
七人の刑事(TBS)
第162話「葉子の証言」(1965年)
第312話「さらばラバウル」(1967年)