初舞台で舞台監督をしていた水本完が音響監督の仕事を始めた頃に「和製プレスリーなんだから」と言われ、『燃える平原児』で初めて洋画の吹き替えをしたところ評判が良く、声優の仕事が来るようになる[8][27]。『ガッチャマン』も水本に[8][27]大鷲の健役のオーディションに誘われ参加したことからコンドルのジョー役で起用された[38]。
初めて声優としてアフレコしたアニメは『ガッチャマン』だが、初めて出演したアニメは『マイティ・マウス』という外国アニメの吹き替えで、ミュージカル調のため全編が歌だった[39]。当時は権利元からのカラオケ音源提供など無く、小林亜星が採譜し、小林自身が指揮を行いバンドが演奏する中ささきが歌うという収録方法をとっていた[16]。
主題歌を歌唱していた『ヤマト』では斉藤始役で出演したが、巨漢の役だったため、当時は二枚目役ばかりだったこともあり当初は自分の役では無いと思ったという[40]。また、西崎プロデューサーの意向で『宇宙戦艦ヤマト 完結編』において島大介役をオリジナル声優の仲村秀生と連名で担当。仲村の休業後にもゲームで担当した事がある。宮川彬良との対談で、仮にリメイク版のオファーが来たら艦長役を演じたいものの、『大YAMATO零号』でオズマ艦長役を担当していた事もあって難しい旨を示唆していた[40] が、のちに『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に安田艦長役で出演することとなった[41]。
洋画の吹き替えでは、シルヴェスター・スタローン[7]、エルヴィス・プレスリー[6]、クリストファー・リーヴなどを演じている。
スタローンの吹き替えは当初テレビ放送版が中心であったが、映像ソフト版で彼の吹き替えを担当していた玄田哲章がアーノルド・シュワルツェネッガーの公式フィックスとなったのを境に、媒体を問わずにほぼ専属で担当するようになった。ささきはスタローンの吹き替えについて「声は作らないと(スタローンの声は)できない」「特徴を出すのが難しい」と語っており、映画『ロッキー』シリーズで吹き替えを務めた当初は、酒を飲んで3日ほど騒いで独特の声を作っていたという逸話がある[42]。また、スタローンを吹き替えることについて「ハッキリ話さないと伝わらない時もあれば、あまりメリハリや滑舌をハッキリさせるとスタローンじゃなくなってしまう」とも語り、「その辺の兼ね合いがディレクターは大変だと思います」と日本語版制作スタッフを労うコメントを残している[43]。
海外ドラマ『ナイトライダー』では主人公マイケル・ナイト(デビッド・ハッセルホフ)の吹き替えを担当しており、以後続編である『ナイトライダーNEXT』でゲスト出演した際の吹き替えも担当している。2014年11月27日にリリースされた『ナイトライダー コンプリートブルーレイBOX』では未収録エピソード及び本編でカットされていたシーンに新たに追加吹き替えを行っており、ささきは「私個人にとっても代表作といえる作品なので、完全版ができるというのはとても嬉しいことです」と述べている。
ハッセルホフとスタローンの共演作である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の日本語吹き替え版では、両者の吹き替えを一人二役で担当している。
海外旅行時、アムステルダム空港でハッセルホフと偶然会ったことがある[44]。 前述の通り、2003年4月以前は注釈付き以外は佐々木功名義。
受賞歴
第5回声優アワード・功労賞(2011年)
東京アニメアワード2015・アニメ功労賞〈歌手〉(2015年)
出演
俳優
映画
傷だらけの掟(1960年、日活) - 歌手
ろくでなし(1960年、松竹) - 歌手
太陽の墓場(1960年、松竹) - 武
太陽が目にしみる(1960年、松竹)
真昼の罠(1960年、松竹)
斑女(1961年、松竹)
花扉(1961年、松竹)
母と娘(1961年、松竹)
学生重役(1961年、松竹)
ご機嫌はりきり娘(1961年、松竹)
喜劇 団地親分(1962年、松竹)
その結婚異議あり(1963年、大映)