ささきいさお
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二代目松本白鸚は暁星小学校の同級生[注 3][8][26]。後に蜷川幸雄演出の『ロミオとジュリエット』や、ラジオなどで共演している。
歌手として

「キーを下げて歌うようならもう現役じゃない」という信条のもと、過去の楽曲も当時のキーのまま(いわゆる原曲キー)で歌うことを貫いており、それに必要な体力や声を保つためにエアロビクス、腹筋の鍛錬、鉄アレイを持ちながらの発声練習などを行っているという[31]

「和製プレスリー」と称されたデビュー当時のささきについて、草野昌一は「単なる真似ではなく、もって生まれたもの自体が(プレスリーに)似ている」と評していた。一方で、デビュー当時マネージメントを担当した堀威夫は著書で「デビュー時の歌唱力はとても人前で披露できるようなものではなかった」と述べており、ささき本人も当時の自らの歌について「気持ち悪い」「プレスリーはこんなに歌がヒドくない」などと自虐的に振り返っている[注 4]

アニメソング主題歌を担当することになったのは『科学忍者隊ガッチャマン』のパーティーの席上でスタッフから「歌手だったし、主題歌を歌ってみませんか?」と声をかけられたことがきっかけ[27][32] であり、ささき自身は「当時、幼稚園に通っていた息子には『パパはアニメの主題歌も歌うんだぞ』というところを見せられるという思いもあった」と語っている[27][33]

アニソン歌手としてデビューする際に名義が平仮名表記となったのは、「漢字表記のままでは(当時ささきが声優を担当していた)コンドルのジョーが歌っているようでまずい」[33]、という理由によるもの。当初は『新造人間キャシャーン』の主人公である「東鉄也」名義にする案も挙がっていたが、ささきが拒んだため平仮名表記に落ち着いた[34]

アニソン歌手デビュー以後、基本的には俳優・声優として活動する時や、アニメ・特撮に関連しない曲を歌う時は「佐々木功」、アニメソング歌手として活動する時や、主題歌に関わったアニメでの声優出演時は「ささきいさお」と二つの芸名を使用していたが、1987年の『超人機メタルダー』の主題歌以降は、アニメソング歌唱の際も「佐々木功」の名前を用いるようになった。しかし1990年代後半には再び「ささきいさお」の表記も使われるようになり、2003年4月からは俳優業等における芸名も「ささきいさお」に一本化している[35]

『宇宙戦艦ヤマト』がヒットした時期に、石原裕次郎と『新・座頭市』で共演したことからか『西部警察』の刑事役のオファーを受けたが、スケジュールを完全拘束され、歌の仕事にほとんど時間を取れなくなるため断ってしまった[36]

2005年9月7日に宮城スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ日本対ホンジュラス戦のセレモニーにて国歌「君が代」を独唱したが、これは九里一平のパーティーに参加した際に声をかけられた、望月三起也の推薦によるもの[37]
声優として

初舞台で舞台監督をしていた水本完音響監督の仕事を始めた頃に「和製プレスリーなんだから」と言われ、『燃える平原児』で初めて洋画の吹き替えをしたところ評判が良く、声優の仕事が来るようになる[8][27]。『ガッチャマン』も水本に[8][27]大鷲の健役のオーディションに誘われ参加したことからコンドルのジョー役で起用された[38]

初めて声優としてアフレコしたアニメは『ガッチャマン』だが、初めて出演したアニメは『マイティ・マウス』という外国アニメの吹き替えで、ミュージカル調のため全編が歌だった[39]。当時は権利元からのカラオケ音源提供など無く、小林亜星が採譜し、小林自身が指揮を行いバンドが演奏する中ささきが歌うという収録方法をとっていた[16]

主題歌を歌唱していた『ヤマト』では斉藤始役で出演したが、巨漢の役だったため、当時は二枚目役ばかりだったこともあり当初は自分の役では無いと思ったという[40]。また、西崎プロデューサーの意向で『宇宙戦艦ヤマト 完結編』において島大介役をオリジナル声優の仲村秀生と連名で担当。仲村の休業後にもゲームで担当した事がある。宮川彬良との対談で、仮にリメイク版のオファーが来たら艦長役を演じたいものの、『大YAMATO零号』でオズマ艦長役を担当していた事もあって難しい旨を示唆していた[40] が、のちに『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に安田艦長役で出演することとなった[41]

洋画の吹き替えでは、シルヴェスター・スタローン[7]エルヴィス・プレスリー[6]クリストファー・リーヴなどを演じている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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