さくらももこ
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一般向けには、「さくらももこ ありがとうの会」と銘打った追悼個展が2019年1月から4月にかけて静岡県のエスパルスドリームプラザで行われた[35]

没後

2018年11月 - さくらプロダクションのスタッフが、公式
LINEブログを継承。さくらプロダクションからの情報発信の場として使用された[36]

2018年12月 - 初の「静岡市市民栄誉賞」を受賞[37]

2018年 - 2019年 - 雑誌『Marisol(マリソル)』(集英社)2019年1月号 - 4月号にかけて、未発表エッセイ『おかめはちもく』が短期集中連載される[38]

2019年 - さくらプロダクション所属のアシスタント・小萩ぼたん作画で、『ちびまる子ちゃん』新作漫画が不定期連載として再開。その第1陣が、10月3日発売の少女漫画誌『りぼん』11月号に掲載される[注 6]。この新作はかつてテレビアニメ用に書き下ろした脚本を基にさくらプロダクションが新たに漫画化したもので、さくら自身が自分の手でいつか漫画にしたいと願っていた[39]

2019年 - 長男・三浦陽一郎がさくらプロダクションの社長職を継承[15][注 3]。社内では作品管理を担当しており[40]、漫画・イラストに関しては小萩ぼたんに一任している。なお、社長職に関しては、2023年1月より、株式会社ライトエアーの名畑博夫(『GJ8マン』の仕事でさくらと繋がりがあった)との二人社長体制に変更している[41]

2019年 - 作者の生家の近所に位置する静岡市立清水中央図書館が、さくらももこの漫画・エッセイを多数取り揃えた常設コーナーを設置[42]

2021年 - 東京アニメアワードフェスティバルの「アニメ功労部門」を受賞(『ちびまる子ちゃん』)[注 7]

2021年 - エッセイの朗読版が登場。声は、『ちびまる子ちゃん』でまる子役を務めるTARAKOが担当する[注 8]。3月19日に『ももこの世界あっちこっちめぐり』の冒頭が文庫版の宣伝用に無料公開されたほか[44]、4月2日には『もものかんづめ』のオーディオブック(朗読版)が発売[45]

2021年3月 - さくらプロダクション公式Twitter開設[46]

2022年11月? - 「さくらももこ展」を開催[47]。作者没後初の展覧会である。香川県高松市美術館を皮切りに神奈川県そごう美術館、静岡県・静岡市美術館兵庫県神戸ゆかりの美術館で開催[48][49]。以降も、長崎、名古屋で開催される予定[50]

2023年6月 - LINE BLOGサービス終了に伴い、公式LINEブログ終了。

2023年8月 - さくらプロダクションの公式noteを開設[51]

作風

漫画は、「ヘタウマ」とも評される[52]素朴なタッチで描かれる場合が多い。投稿時代初期には正統派の少女漫画風タッチであったが、エッセイ漫画に舵を切った際、意図的な戦略としてタッチを変更した[53]ことに起因している。人物の場合は、身体のラインを極力出さない作画にしている[注 9]。一方、漫画版『ひとりずもう』をはじめ、時折少女漫画風のタッチを用いることもある。また、『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』の扉絵は絵画風の凝ったデザインで描かれた事もあった。これは、さくらが一時期凝っていたインド美術や、敬愛するシンガポール生まれの絵本作家、エロール・ル・カインに影響を受けたものである[56]

初期はエッセイ漫画を軸に学生時代の「あるあるネタ」やほのぼのとした作風を中心にしていたが、徐々にシニカルブラックユーモア不条理ギャグ的な作風も色濃くなっていった[注 10]。後年?晩年にかけて発表した『4コマちびまる子ちゃん』『ちびしかくちゃん』ではその傾向が強く、読者の評価もはっきり割れる形となった[57][58]。これらはさくらが学生時代に愛読していた漫画雑誌の一つ『月刊漫画ガロ』の作風にも通じている[注 11]。さくらと交友のあった尾田栄一郎は、「さくらさんは少しいじわるな笑いが大好き。人が持っているムズがゆい部分をつつく。これができるのは、人間が大好きで鋭く見ていて、正直な人。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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