がんばれ!!ロボコン
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居候先が小川家に変更された回)でガンツ先生によってオーバーホールを受け一部自動車(ロボコンサイクル)モードの改造を施され、それまで両脚を引き込んで車輪を出していたのを、両足にも小さい車輪を出し、足を延ばして操縦できるようにハンドルも取り付けられ、最高時速も20キロにアップした[1]。これによって同乗者もロボコンの足に乗せられるようになった。暗所での行動時には瞳がライトになるが、その際に遭遇した人物には暗闇の中で目が光る姿を怖がられている。目にはビデオカメラが内蔵されており、撮影時には瞳からレンズが現れる。録画した映像は腹部のモニターで確認できる。スロー再生も可能。難点としては前述のガス欠による行動不能の多さの他、構造上浮力が皆無に等しく、水に入ると沈んでしまうという点が挙げられる。そのため、水上・水中の行動は出来ないのだが、おっちょこちょいでそれを忘れてしまったり、困っている者を見過ごすことが出来ない性格などもあり、溺れた人間を助けようとして自分が溺れることもたびたびあった。この他、「オーバーヒートしてるから冷やせ」と言われた時には、うっかり川に飛び込んでそのまま沈んだため、「万事休す」と思われ葬式が行われたこともあった。劇場版ではアークマンに海へ沈められるが、魚網に引き上げられて命拾いをしている。その他の機能として、腕を回すことで内蔵の発電機を稼働させたり[注釈 5]、手を小型の回転鋸に換装して、扉や壁などを切断するといったものがある。また知名度こそ低いが「ロボコン100馬力パンチ」という技もあり、障害物を破壊したり怪人2面相などに正義の鉄拳を食らわせた。
弱点
最大の弱点としてゴキブリが挙げられる。全編を通して非常に苦手としており、その姿を見るとパニック状態に陥り、家屋など周囲を破壊して皆に迷惑をかけてしまう。本物や玩具だけでなくゲンゴロウミニカーブローチなど、ゴキブリを連想させる黒くて小さな物体を見ただけでも、同様の事態に陥る。この他、おやすみ回路[2]に切り替えての睡眠中は寝相が悪く、独特のいびきもかくため近所迷惑になる。また日本語の会話能力は十分なのだが、まことをマココ、みどりをどりちゃん、すすむをシシムと居候先の子供たちを呼称する場合に限り、舌足らずなところがある[注釈 6]
人間
大山家
ロボコンは「お手伝いロボット」として売り込むが、それまでは999軒の家庭で追い出され、まことを助けたために1000軒目の訪問先である大山家で初めて住み込みを許された
[1]。しかし天然の早とちりとドジゆえに被害が多く、常に夫妻がロボコンを追い出す方法を考えていた。ただ、追い出しに成功してもロボコンを慕うまことが家出同然に探しに行ってしまうため、最終的には呼び戻していた。ロボコンのガソリン代が家計を圧迫し、挙句の果てに第50話で、防犯装置付きハートマークを飲み込んだロボドロを救出しようと、ロボコンとロボット学校の生徒たちが家の中で大暴れしたことから半壊状態となり、修理代が200万円かかることから近所に引っ越し、第51話で初江の希望で大山美容院を開くが[1]、第72話で北海道へ引っ越すことになり、そのためロボコンと別れることになった。家の屋外ロケは、家の手前に空き地がありアップからカメラを引くことが出来、近所に公園があり東映からほど近い練馬区大泉学園町にあり撮影に都合がよい民家で行われた。しかし作品が人気になると、子供たちが家の周囲に集まったり主題歌を歌ったりして、迷惑をかけたことで苦労したとスタッフは語っている[要出典]。

大山新太郎:大野しげひさ - パパ。日の出商事に勤務するサラリーマン[1]

大山初江:加藤みどり[注釈 7] - ママ。

大山はじめ:山田芳一 - 第一子・長男。第26話冒頭で新6年生。

大山みどり:佐久間真由美 - 第二子・長女。第26話冒頭で新4年生。

大山まこと:福田信義 - 第三子・次男。第26話冒頭でさかえ幼稚園の新幼稚園生の設定だが、第4話では黄色帽子に黒ランドセル姿で帰宅する。当初は別の子役がキャスティングされていたが、クランクイン直後よりうまく演技が出来ず、撮影が頓挫したため、急遽福田が抜擢された。

小川家
第73話(1976年4月の三期)から登場した奉公先。「弁償を果たすまで働け」と言われ、かなり酷使されている。よし子の趣味の合気道の相手にされて壊された上、メカに強い太郎に「いつでも修理してやるから安心してけいこ相手になれ」と言われて、ロボコン自ら「追い出してくれ」と頼むほどであった。意外にも太郎は太地の鯨取りの末裔[注釈 8]。苗字のネーミングは大山の逆。

小川太郎:住吉正博 - パパ。特技は機械いじり[1]

小川よし子:上田みゆき - ママ。特技は合気道[1]

小川まゆみ:蝦名由紀子 - 第一子・長女。

小川すすむ:飯田誠 - 第二子・長男。

兄弟が多いのは、子役の撮影時間をあまり使えないため、導入部とラストのみ家族フル出場で撮影し、作中では兄弟の誰か一人をメインとして撮影する手法を使ったことによる。これによりそれぞれの子役のメインエピソードを毎月一人ずつで抑えることが出来た。
その他

大山パパの上司・野々山課長:小鹿番(全6回:2話、8話、20話、24話、39話、41話)

岡田先生:石津康彦(全3回:10話、12話、29話)

獣医:大泉滉(全4回:18話、25話、42話、107話)

山本ゆかり:山本由香利(全12回:43?45話、47?52話、54?55話、57話)
ロビンちゃんが通っているバレエ教室の先生。
中原由美子:山田由美子
大山家が美容院を始めた第51話から登場、初江が助手として連れて来た。異常なほどのロボット嫌いで、来た早々ロボコンを追い出そうとした。そういう経緯からロボコンとは仲が悪く喧嘩をたびたびし、時折追い出そうとしたりゴキブリを仕掛けて暴れさせ被害を出したりもした。しかし、大山家の引っ越しに伴い美容院を閉店したため、彼女も故郷の北海道へ帰る。以後、二回小川家の北海道旅行の際にロボコンと小川家を案内するが、この時は美容院時代と異なりロボコンに優しく接していた。
町田巡査:由利徹(全101回:欠場回は9話、11?12話、15?16話、19話、24話、27話、29話、33?34話、38話、49話、106話、108?110話)
初回から最終回まで、ほぼ全話登場する三原台派出所に勤務するおまわりさん[1]。練馬区の三好町とさかえ町を受け持つ[1]東北出身のため、訛りが抜けない[1]。初期のころはロボコンの活躍に感動して警視総監賞を贈りたいと言っていた。ロボコンのいいところを知っている協力者であり、その行為のフォローをすることもあるが、ロボコンの破壊の被害に会うことも稀にあり、また言うことを聞かせるためにはじめなどと同様ゴキブリの玩具を所有している。もっとも、河に落ちて溺れるロボコンを助けようとしたり、バスの暴走を止めるための協力をロボコンに要請したこともあり、何かにつけてロボコンを気にかけている。
ロボット学校

所在地は都内らしいこと以外は不明[注釈 9]

ガンツ先生[注釈 10]とロビン以外は役名のクレジットなし。
ガンツ先生「ガンツ先生」も参照

A級の教師ロボット[1]。声は野田圭一

優れた技術と頭脳を持つロボット学者であり、ロビンを除くロボット学校の生徒たちは、すべて彼が作ったとされている[1]。そのため、生徒たちが故障した際には、直ちに修理する[1]。しかし、彼自身は誰によって作られたのか、劇中では一切語られることはなかった。

各エピソードの終わりに、各ロボットはガンツ先生内の採点装置で、記録カードにある1週分の全行動について審査・採点を受ける。時々、採点開始時に劇中で独特の口調「それでは、本日の採点を行う」ということもあった。奉仕内容に非の打ち所がなく、100点を取った生徒には、ハートマークを一つ与える[1]。状況によってはマイナス点、あるいは「採点する価値がない」ということで得点なしの週もある。

ロボコンは採点で0点にされることが多く、ガンツ先生が採点する際の独特の口調「ロ?ボコン、0点!」は、多くの視聴者がマネをした。

ロビンに100点を与えることが多いため、ロボコンから「ロビンちゃんに甘い」と言われるが、採点基準はロビンにも例外なく適用されており、「せっかくの善行なのに、誰にも言わなかったため騒動の元になった」という理由でロビンを0点にしたこともある。

生徒たちに「ロボタであれ」と語り、社会へ出すため、あえて厳しい採点を課している。採点基準は時には理不尽なものもあったが、多くの場合は生徒たちにも納得のできる理由が説明されていた。

大きな功績をあげた者には、「ロボット大金賞」を授与して卒業と認め、社会へ送り出す。


ロボドロが陰で善行をしているのに、低い点を与えたことでロボコンに抗議をされたこともあるが「本当はいいところも分かっている」と語った。


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