芸名の由来は、「かたせ」は母親が静岡県賀茂郡東伊豆町片瀬白田出身であることから。「梨乃」は、本名の「典子」の「のり」を逆にしたもの。文字は姓名判断で字画を考えて決定した[3]。
大学在学中にCMモデルとしてデビューし[1]、ラオックスやヤマハなどのCMに出演。豊満な肉体で人気を集める[4]。
後に、テレビ番組『11PM』にカバーガールとして出演[1]。
その後、三船プロダクションに入り、『大江戸捜査網』でドラマデビュー。
公称サイズ(1977年当時)が身長168cm、B92cm、W61cm、H89cm[2]という、グラマラスな肢体を生かした「肉体派女優」として活躍し、映画『極道の妻たち』シリーズなど、口跡が強い女性役を多く演じて人気を決定付けた[1]。
女性らしい、メリハリのある肉感的なプロポーションを保つため、きちんと食事をして運動することを心がけており、特に水泳を好んでいる。
バストはGカップ[5]。
中高年女性向けの水着にデザイン性や機能性を豊富にしたいと提案し、東レ・ディプロモートと提携(ブランド「Pretty pica pica」のプロデュース兼モデルを務めた)。
私生活では多くの俳優たちとの恋愛説が噂されたが、実際は一度も結婚はしていない[1]。
共演する機会が多かった岩下志麻のことを「お姉ちゃん」と呼んでおり[注釈 1]、公私共に仲が良くメール友逹でもある。かたせは岩下について、「女優さんでここまで深く仲良くさせていただいている数少ない方」と評している[6]。
1990年代以降は、主役を支える名脇役として活躍[1]。
ムキムキマン関連の音楽作品も発表しており、未だにコミックソングとして一部の熟年層にカルト的な支持を誇っている。
出演
映画
犬笛(1978年) - 相良
隠密同心 大江戸捜査網(1979年) - おりん
幻の湖(1982年) - 淀君
シブがき隊 ボーイズ & ガールズ(1982年) - 沙織
愛しき日々よ(1984年) - 小野正子
二代目はクリスチャン(1985年) - 百合
極道の妻たち シリーズ(1986年 - 1999年)
極道の妻たち(1986年) - 池真琴(粟津環の妹)
極道の妻たちII(1987年) - 榎麻美(グラビアモデル)
極道の妻たち 三代目姐(1989年) - 野方操(野方組組長の妻)
極道の妻たち 最後の戦い(1990年) - 伊勢夏見(福井県の組長の元妻)
新極道の妻たち(1991年) - 桐島美佐子(藤波組顧問弁護士)
新極道の妻たち 覚悟しいや(1993年) - 野木千尋(野木高明の妻)
極道の妻たち 危険な賭け(1996年) - 神鳥静尾(坂松組神鳥組組長の妻)
極道の妻たち 決着(1998年) - 番水彩子(井出組幹部番水組組長の妻)
極道の妻たち 赤い殺意(1999年) - 田所寿美(高須組若頭の妻)
吉原炎上(1987年) - 菊川
肉体の門(1988年) - 浅田せん
流転の海(1990年) - 染乃
陽炎