かしまし娘
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1966年には上方漫才大賞を受賞

1981年、結成25周年を期にグループ活動を休止した。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}これは、1970年代後半以降の低迷に、トリオの生みの親で育ての親でもある勝忠男が「もうええやろ」と三人に通告したためである。歌江はこの時悩みに悩み、高野山の住職に相談し得度を受け法名「平井秀明」の名をもらい休止を決意した。[要出典]結果、各々ピンになる。歌江は舞台や講演、照枝は松竹新喜劇に6年間客演し藤山寛美の厳しい稽古に耐え、花江は司会などしていた。

2005年、結成50周年の前祝で、上方お笑い大賞審査員特別賞を受賞。記念公演もおこなう。

その後、小規模ながら活動を再開し、座長公演の傍ら時折テレビ出演等もしているが、テーマソングはカラオケを用い、楽器を持たず専ら漫談を披露している。

2017年2月3日、結成60周年を過ぎ、『徹子の部屋』で久々に3人揃って出演した。

2018年1月20日、大阪・道頓堀角座で34年ぶりに3人が舞台出演をした[4]

2024年1月19日、長女の歌江が老衰により94歳で死去[3]
芸風

ギター三味線を弾き、流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才。「?ウチら陽気なかしまし娘 誰が言ったか知らないが 女三人寄ったら 姦しいとは愉快だね。ベリーグッド ベリーグッド お笑い お喋り ミュージック 明るく歌って ナイトアンドデイ ピーチクパーチク かしましい」でお馴染みのテーマソングは、音曲漫才師都上英二の作曲、脚本家の大村淳一の作詞で、レコード化もされた。

メンバー間では芸の上の喧嘩が絶えなかった。他の芸人に迷惑が掛かるため、売れっ子であった若手時代から異例のかしまし専用の楽屋や、運転手付の自動車が用意された。ネタ合わせ中にも口論が絶えないので、台本は数度稽古するだけで舞台に掛けていた。しかし姉妹仲そのものが悪い訳ではなく、私生活では三人にマネージャーや歌江の夫(照枝は現在独身、花江の夫は故人)らを加えて、よく卓を囲んでいる。

島田紳助の番組によく出演していた。これは紳助の師匠である島田洋之介・今喜多代と仲がよかったためである。喜多代は歌江と一時期コンビを組んでいた。
書籍・CD・DVD・レコード

書籍

正司歌江『女やもン!』
二見書房〈ダイナミックセラーズ〉、1975年[注釈 2]。1983年に同タイトルでレコード化もされた。

正司歌江『歌江の幸せくるくる心霊喫茶』二見書房〈ダイナミックセラーズ〉、1982年

正司歌江『幸福みえますか』東都書房、1984年

正司歌江『歌江の痩せて若返る本』ロッキー出版, 1986年

正司歌江『正司歌江の地獄極楽かみひとえ』日本放送出版協会〈生活人新書〉、2002年

正司歌江『かしまし人生相談 :夫の始末から人生の後始末まで!』河出書房新社, 2013年


CD

「澤田隆治が選んだ 爆笑!漫才傑作集(2)」

「歌江草紙 唄の旅」(2010年)歌江が1970年代にローオンレコードで吹き込んだ民謡・俗謡・端唄26曲に、かしまし娘と縁深い都上英二・東喜美江の漫才2題を収録


DVD

「伝説の昭和上方漫才 松竹名人会」


レコード

かしまし娘歌合戦(1959年9月)

アリューシャン小唄/ひなげし小唄(ソノ・シート)‐B面の歌唱は川崎とも子

かしまし娘のドンパン節/ホステス小唄(1970年11月)

女やもん!/花はあした咲く(1976年4月)正司歌江ソロ


出演

この節の加筆が望まれています。

映画

大阪の女(1958年)

浮かれ三度笠(1959年)

唄祭ロマンス道中(1960年)

大日本コソ泥伝(1964年)

大日本ハッタリ伝(1965年)

蝶々・雄二の夫婦善哉(1965年)

スチャラカ社員(1966年)

天下の快男児(1966年・松竹)

喜劇 駅前満貫(1967年)

喜劇 駅前桟橋(1969年)

日本女侠伝 侠客芸者(1969年)(花江)

ズンドコズンドコ全員集合!!(1970年)

日本女侠伝 鉄火芸者(1970年)(照枝)

座頭市あばれ火祭り(1970年)(歌江)

博奕打ち いのち札(1971年)(照枝)

座頭市御用旅(1972年)(歌江)

強盗放火殺人囚(1975年)(照枝)

水戸黄門(1978年)

神様のくれた赤ん坊(1979年)(歌江)

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981年)(花江・照枝)

俺っちのウエディング(1983年)(歌江)

アイコ十六歳(1983年)(花江)

海燕ジョーの奇跡(1984年)(歌江)

一枚の写真(1986年)(歌江・花江)

姐御(1988年)(歌江)

どついたるねん(1989年)(照枝)

押忍!!空手部(1990年)(歌江)

斬殺せよ 切なきもの、それは愛(1990年)(歌江)

泣いて笑って涙して ポコアポコ(1996年)(歌江)

岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS(1996年)(花江)

難波金融伝 ミナミの帝王 破産?金融屋殺し(1999年)(花江)

平成金融道 マルヒの女(2000年)(歌江)

百合祭(2001年)(歌江)

竜二 Forever(2002年)(花江)

ぷりてぃ・ウーマン(2003年)(照枝)

日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場 第一夜 地獄小僧(2004年)(花江)

ホノカアボーイ(2009年)(照枝)

アンダンテ ?稲の旋律?(2010年)(照枝) - 広瀬静子 役

毎日かあさん(2011年)(照枝)

ALWAYS_三丁目の夕日'64(2012年)(照枝)

ペコロスの母に会いに行く(2013年) (照枝)

罪の声(2020年10月30日)(照枝) - 須藤みち 役

テレビ

かしましアワー(1959年、OTV)

ごきげん横丁(1959年 - 1961年、
ABC

みなみの灯(1961年、ABC)

ハイ!次の方(1964年、YTV

オールスター珍道中(1965年、フジテレビ

新吾十番勝負 第13話「危機一発」(1966年、TBS / 松竹テレビ室)- 女中

第21回NHK紅白歌合戦 (1970年、NHK)

大岡越前 第2部 第10話「下手人は火あぶり」(1971年7月19日) - タケ(花江)

遠山の金さん捕物帳 第67話「世にも気楽な男」(1971年10月17日)- お京(照枝)

必殺シリーズ(ABC / 松竹)

必殺仕置人 第5話「仏の首にナワかけろ」(1973年) - 女郎(照枝)

助け人走る 第1話「女郎大脱走」(1973年) -

新・必殺仕舞人 第10話「喧嘩も楽しい河内音頭」(1982年) - おこの(花江)

新・必殺仕事人 第33話 「主水粗食に我慢する」(1982年) - おしの(歌江)


銭形平次(フジ・東映)

第137話「三日だけの子守唄」(1968年)- お勝(照枝)

第554話「銭埋む!百三十五両」(1976年)- お安(照枝)

第572話「むささび小僧」(1977年) - お峰(花江)

第666話 - 第712話 酒肆「わかな」(1979-80年)- おちか(照枝)

第732話「浮かれ男が落ちた罠」(1980年) - (歌江)

第848話「自慢にならぬ初手柄」(1983年)(花江)


遠山の金さん 杉良太郎版 第1シリーズ(NET/東映)

第82話「三割三分三厘」(1977年)-お虎(花江)


風鈴捕物帳 (1978年、ANB / 東映)

水戸黄門TBS / C.A.L


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