お葬式
[Wikipedia|▼Menu]
演 - 西川ひかる葬式の手伝い役。特徴的な髪型。
木村夫人
演 - 横山道代木村先生の妻。葬式の手伝い役。花村夫人やキヨちゃんと共に台所でお通夜の食事の料理や酒の準備をしている。しかし、翌日には葬式があるためあまり長くなると面倒なので、盛り上がっている三羽がらすたちを何とか早く帰らせようと画策する。
キヨちゃん
演 - 海老名美どりご近所に住み、千鶴子たちとも仲がいい。しっかり者。葬式の手伝い役。
フクちゃん
演 - 金田明夫寿司職人でキヨちゃんの夫。キヨちゃんの尻にしかれている。侘助とウマがあう。
その他
木登り青年
演 -
利重剛強風で飛んでいき、木に引っ掛かった紙幣を拾おうとした。
冠婚葬祭の先生
演 - 関弘子侘助と千鶴子が挨拶などの勉強をするために視聴した葬儀マニュアル・ビデオに登場する講師役。
会計の女
演 - 中村まり子病院の会計係。
助監督
演 - 黒沢清侘助と千鶴子が出演するCMの収録を行う。
電報配達人
演 - 井上陽水
スタッフ

監督・脚本 - 伊丹十三

製作 - 岡田裕、
玉置泰

プロデューサー - 細越省吾

撮影 - 前田米造

音楽 - 湯浅譲二

モノクロ撮影 - 浅井慎平

照明 - 加藤松作

美術 - 徳田博

録音 - 信岡実

編集 - 鈴木晄

助監督 - 平山秀幸

特機 - 落合保雄

効果 - 小島良雄(東洋音響効果グループ

現像 - 東洋現像所

スタジオ - にっかつ撮影所

録音スタジオ - にっかつスタジオセンター

協力 - 茂登山商店、西友本田技研工業

製作 - ニュー・センチュリー・プロデューサーズ、伊丹プロダクション

配給 - 日本アート・シアター・ギルド

その他

亡くなった真吉とその妻きく江が三河出身という設定にもかかわらず、夫婦(生前)親族の会話で頻繁に使われるのは
名古屋弁である。現に名古屋市出身の宮本信子も劇中で頻繁に名古屋弁を使っている。

公開当時、ロケ地である湯河原の町中に「お葬式」と大きく描かれたポスターが一斉に貼られた。また、同様の現象が青森県弘前市西茂森禅林街でも見られた。

伊丹の次男である池内万平が山崎努・宮本信子演じる夫婦の次男役として出演している。

葬儀業者の海老原役の江戸家猫八は劇中、二種類の色の靴と番傘を持っているが、これは監督が取材した際に担当していた業者が実際に使用しており、ちぐはぐな色の靴は大勢訪れる葬儀、通夜の会場で自分の靴が一目でわかるようにと、番傘もほかの利用者との傘と分かりやすくするためである。

老人会会長役で出演している香川良介は、伊丹の父で映画監督の伊丹万作の作品に常連出演していた。

撮影前、主演の山ア努あてに「侘助たちの秋」と題された台本が送られている[6]

舞台化も行われ、東宝現代劇特別公演で1987年5月に名鉄ホールで上演されている。脚本・演出=小幡欣治、音楽=いずみたく、主な配役=宮本信子中山仁西崎みどり大村崑左時枝一の宮あつ子菅井きん金子信雄

松田優作は、本作を「血が通っていない」「魚眼で全体を見ているような目だ」と批判しており、本作のみならず「伊丹さんの映画は信用できない」と、知人だった角川春樹にいつも語っていたという[7]

受賞歴

第58回
キネマ旬報ベスト・テン 日本映画監督賞(伊丹十三

第58回キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞(山ア努

第58回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン1位

第58回キネマ旬報ベスト・テン 読者選出日本映画ベスト・テン4位

第8回日本アカデミー賞 最優秀作品賞

第8回日本アカデミー賞 最優秀監督賞(伊丹十三)

第8回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞(伊丹十三)

第8回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞(山崎努)

第8回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(菅井きん)

第8回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(宮本信子

第8回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(財津一郎

第27回ブルーリボン賞監督賞(伊丹十三)

第9回報知映画賞 作品賞

第9回報知映画賞 助演女優賞(菅井きん

第9回報知映画賞 特別賞

第39回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞

第39回毎日映画コンクール 監督賞(伊丹十三)

第39回毎日映画コンクール 男優主演賞(山崎努)

脚注^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報1986年昭和61年)2月下旬号、キネマ旬報社、1986年、127頁。 
^ “伊丹十三|人物”. NHKアーカイブス. 2024年4月1日閲覧。
^ 「雑談えいが情報」『映画情報』、国際情報社、1984年12月号、73頁。 
^ 和田誠(『ぼくが映画ファンだった頃』七つ森書館 2015年)「市川崑監督が僕に直接語ってくれたこと」pp.237-251によれば、市川に脚本を持ってきて、「僕にやらんかと言うんです。でもこれはあんたがやりたくて書いたんだろう、自分でやったらええやないか、ということで彼がやって大成功した。僕がやったら大失敗ですよ」という。
^ 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.67.
^ 「考える人」編集部編「伊丹十三の映画」p.45(新潮社 2007年)
^ 『最後の角川春樹』、2021年11月発行、伊藤彰彦、毎日新聞出版、p.184

外部リンク

伊丹十三記念館 作品詳細「お葬式」


お葬式 - allcinema

お葬式 - KINENOTE

The Funeral - IMDb(英語)

The Funeral - Rotten Tomatoes(英語)










伊丹十三監督作品
1980年代

お葬式

タンポポ

マルサの女

マルサの女2

1990年代

あげまん

ミンボーの女

大病人

静かな生活

スーパーの女

マルタイの女










日本アカデミー賞最優秀作品賞
1970年代

幸福の黄色いハンカチ(1977)

事件(1978)

復讐するは我にあり(1979)

1980年代

ツィゴイネルワイゼン(1980)

駅 STATION(1981)

蒲田行進曲(1982)

楢山節考(1983)

お葬式(1984)

花いちもんめ(1985)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:42 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef