おはん
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公開 1984年10月6日
上映時間113分
製作国 日本
言語日本語
配給収入5.5億円[5]
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ポータル 映画
プロジェクト 映画

1984年10月6日公開。配給は東宝。東宝邦画系のチェーンマスターが千代田劇場(後の日比谷映画)から日劇東宝(現・TOHOシネマズ日劇・スクリーン2)へ移行後の第1作であり、同館のオープニング上映作品となった。第8回日本アカデミー賞で多くの賞を受賞している。1985年4月VHS化、2008年11月DVD化している。
製作

監督を担当した市川崑にとっては、かつて大映と契約していた頃から映画化を企画するも頓挫していた作品であり、映画化を賛同していた妻で脚本家の和田夏十を亡くした直後でもあり、東宝社長の松岡功の協力もあって製作が実現した。原作の舞台は原作者の想像した世界であるとの解釈の元、映画でも話の舞台は、登場人物の台詞を中途半端な西国言葉にするなど、意図的な抽象化が行われた。また原作が語りの文学であることを考慮し、映像化においてナレーション多様の演出を避け、話の流れを客観的な構成にした上で、洋画『イブの総て』のような物語が反復し、尚且つ原作にはないオリジナルのラストが考案された。撮影には当初、市川と旧知の仲であった宮川一夫の起用が検討されたがスケジュールが合わず、長谷川清の元でチーフ助手をしていた五十畑幸勇が新人起用された。また製作中に本作が日劇東宝の?落し作品に急遽決定され、元々地味な作品で派手さに欠けると判断した監督の意向を受けたプロデューサーの発案で、歌手の五木ひろしが主題歌に起用された[6]
キャスト

おはん(幸吉の妻) -
吉永小百合

幸吉(古物商、おはんの夫) - 石坂浩二

おかよ(芸者) - 大原麗子

お仙(おかよの姉の娘) - 香川三千

おばはん - ミヤコ蝶々

富五郎(人形師) - 常田富士男

お袋さん(おはんの母) - 音羽久米子

平太(おはんの弟) - 早田文次

良子(平太の嫁) - 宮内優子

お蝶(おかよの抱え妓) - 上原由佳理

きわ子(おかよの抱え妓) - 伊藤公子

半月庵の女将 - 横山道代

片岡 - 頭師孝雄

大工の棟梁 - 浜村純 

伊之助(大工の弟子) - 桂小米朝

悟(おはんの息子) - 長谷川歩

役柄不明 - 大原穣子相原巨典

スタッフ

監督 -
市川崑

製作 - 田中友幸、市川崑

原作 - 宇野千代

企画 - 馬場和夫

脚本 - 日高真也、市川崑

撮影 - 五十畑幸勇

音楽 - 朝川朋之大川新之助

テーマ曲 - グスタフ・マーラー交響曲五番>より

主題歌 - <おはん>

原案 - 宇野千代

作詞 - たかたかし

作曲 - 岡千秋

編曲 - 斎藤恒夫

唄 - 五木ひろし(ニュークリーク・レコード)


音楽プロデューサー - ひのきしんじ岩瀬政雄

三絃 - 山田節子

衣装 - 川上鈴雄

衣装監修 - 斎藤寛

衣装製作 - 三松

方言指導 - 大原穣子

美術 - 村木忍

録音 - 大橋鉄矢

照明 - 望月英樹

編集 - 長田千鶴子

記録 - 外崎直子

助監督 - 西川常三郎、三好邦夫

製作補 - 富山省吾

製作担当 - 増田俊郎

音響効果 - 坂井三郎(東洋音響

スチール -橋山直己

整音 - 東宝録音センター

タイトル - デン・フィルム・エフェクト 

協力 - 清酒白雪、ナック阿波十郎兵衛屋敷滋賀県近江八幡市山口県岩国市

現像 - 東洋現像所

受賞

第8回
日本アカデミー賞優秀作品賞優秀監督賞(市川崑)優秀主演男優賞(石坂浩二)最優秀主演女優賞(吉永小百合)優秀助演女優賞(大原麗子)優秀撮影賞(五十畑幸勇)優秀照明賞(望月英樹)優秀美術賞(村木忍)


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