うる星やつら
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『英訳・うる星やつら』全4巻(高橋留美子 原作、斎藤宏, ブルース・M.ウィルカースン 訳、小学館)[34]

第1巻 1983年4月発行、ISBN:4091208851[35]

第2巻 1983年9月発行、ISBN:4091218067[36]

第3巻 1984年4月発行、ISBN:4091218180[37]

第4巻 1985年1月発行、ISBN:409121830X[38]


国内外の著名なファン

芸能人では
西村知美が熱狂的なファンの一人として知られている。西村は芸能界デビュー前、アニメ版のシナリオ公募に応募したこともあり、選考では残り20作品程度までの中に残っていたという。西村が芸能界デビュー後の1990年に出版した『夢幻童子』にはそのシナリオが収録され、SF翻訳家の大森望は、「意外に面白い」との感想を述べている[39]。西村は高橋の短編集など他の作品も全て鑑賞している。


1987年にテレビシリーズ全話を収録したレーザーディスクの50枚組のセットが33万円という高額で発売された際、作家の平井和正友成純一、漫画家の野部利雄が購入した[40]


単行本の新装版には巻末に「うる星やつら☆完全データファイル」と「My Lum×34」として、著名な漫画家によるラムのイラストと本作に対する思い入れを語るページが掲載されており、「My Lum×34」に『タッチ』のあだち充、『ケロロ軍曹』の吉崎観音、『名探偵コナン』の青山剛昌、『働きマン』の安野モヨコなどが寄稿している。


国外では、本作の作品名を自分たちのバンド名にしたロックバンドもいる。それがスコットランドで1993年に結成され、1995年にメジャーデビューしたロックバンドウルセイ・ヤツラである。メンバーが日本好きで、本作にちなんで命名したものだが、高橋から「うる星やつら(Urusei Yatsura)」という名称の使用許可が下りなかったため、日本やアメリカでは「Yatsura(奴ら)」と名乗っていた。なお、Urusei Yatsura は2001年に解散、メンバーの一部は新たにProjekt A-ko(元ネタは同じく日本のアニメ『プロジェクトA子』)を結成している。アメリカ合衆国のミュージシャンマシュー・スウィートプロモーションビデオにアニメうる星やつらの映像を使用し、肩にラムのタトゥーを彫ったことも知られている。

エピソード

1978年にまだ本作が不定期連載だった頃に
円谷プロダクションよみうりテレビが本作を実写化させる企画もあったが、製作には至らなかった。

新谷かおるが自身の漫画作品『エリア88』の最終回で最後の1ページ丸々使ってのスタッフロールを行った際、当時『うる星-』を連載していた高橋は「私が『うる星-』の最終回でやりたいと思っていたのに、先を越された」と言い、悔しがったという(ガイナックスのCD-ROM『新谷かおる Art Collection』での新谷へのインタビューより)。結局「うる星やつら」でも、最終ページで半ページの大コマにスタッフが書き込まれる形になっている。

柏葉幸子の児童文学『たぬき親父』に「うる星やつらのまんがを読んで涙する父親」が登場する。なお、『たぬき親父』は教育出版の教科書『中学国語I』にも取り上げられている。

GS美神 極楽大作戦!!』では、作中で、この漫画の1エピソード(「GS美神'78!!」)のときの事件を基に高橋が『うる星やつら』を書いたことになっている。このネタは、椎名高志が高橋から特別に許可をもらって作られた。椎名高志が結婚した女性は元・漫画家で高橋留美子の下でアシスタントをした経験がある。

小学館金春智子著『小説うる星やつら』全5巻、ワイドカラー版で『英訳うる星やつら』全4巻(斎藤宏とブルース・M.ウィルカースン共訳)、『うる星やつらソングbook』が1983年 - 1985年に刊行された。

2014年にサントリー食品炭酸飲料リゲイン エナジードリンク』のテレビCM「3、4時間」篇で、女優のすみれがラムのコスプレで実写出演。「勇気のしるし」をアレンジした曲を川本真琴が歌い、「3、4時間戦えますか?」をキャッチコピーにした[41]

2015年4月4日、大泉学園駅北口に直結する歩行者道路「大泉アニメゲート」に練馬区にゆかりのある漫画作品のブロンズ像を設置。高橋作品からは『うる星やつら」が選ばれ、トラ柄ビキニを身に着けてキュートに微笑むラムのブロンズ像が展示されている[42]

2019年に東京ガスのテレビCM「電気代にうる星やつら/ 登場」篇で、深田恭子がラムの、寺田心がテンのコスプレで実写出演。CMソングとして「ラムのラブソング」の替え歌が使われた[43][44]

脚注[脚注の使い方]
注釈^ なお、原作第1話では勝利後にあたるがラムの母星に連れて帰られそうなところで終わり、第2話ではラムは一切登場しない。原作での同居は3話以降からとなる。
^ 第29話「この子はだあれ」序盤
^ 第110回・133話。

出典^ “URUSEI YATSURA”. VIZ Media. 2020年7月17日閲覧。
^ めぞん一刻文庫版第1巻巻末あとがき
^ “倖田來未とうる星やつらがコラボMV ネット民から「普通に泣いた」「ハマり過ぎ」「今バスのなかで泣いている」など感動の声”. iza (2020年11月6日). 2022年3月26日閲覧。
^ 『劇場版 うる星やつら完結篇 ボーイミーツガール』(大判で刊、1988年)に収録
^ “うる星やつら - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年9月17日閲覧。
^ “うる星やつら - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年9月18日閲覧。
^ “うる星やつら - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年9月17日閲覧。
^ “うる星やつら - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年9月17日閲覧。
^ “小学館コミック 。【マイファースト】”. myfirstbig.jp. 2022年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月17日閲覧。
^ “うる星やつら : あたる&ラムセレクション - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2023年1月29日閲覧。
^ “小学館コミック 。【マイファースト】”. myfirstbig.jp. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月29日閲覧。
^ “うる星やつら : ラム&幼なじみセレクション - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2023年1月29日閲覧。
^ “小学館コミック 。【マイファースト】”. myfirstbig.jp. 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月29日閲覧。
^ “うる星やつら : 面堂終太郎&了子セレクション - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2023年1月29日閲覧。
^ “小学館コミック 。【マイファースト】”. 2023年1月29日閲覧。
^ “うる星やつら パーフェクト★カラーエディション上 - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年9月17日閲覧。
^ “うる星やつらパーフェクト★カラーエディション下 - メディア芸術データベース”. mediaarts-db.bunka.go.jp. 2022年9月17日閲覧。
^ “うる星やつら 令和版ラブセレクション 上巻 。書籍”. 小学館. 2023年1月29日閲覧。
^ “うる星やつら 令和版ラブセレクション 下巻 。
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