うさぎドロップ
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大吉より早く起きて朝食の下準備をしたり、栄養を考えて食事をしたりするなど、大人に引けをとらないしっかり者。大吉と出会って初めて測った身長は約120cm。大吉と暮らし初めて3カ月たったころに、「死」に対しての恐怖感からおねしょが多くなるが、大吉と長生きする約束を交わした以後はおねしょの描写はない。自身に母親がいたと認識しておらず、正子のことはお手伝いの「まさこさん」として認識していた。「まさこさん」のことはよく怒るため嫌っており、忘れてしまったと述べている。にこにこ保育園はみかん組(アニメ版の名称。原作不明)で卒園、後に多須小学校(アニメ版の名称。原作不明)に入学。一時保育所から正式な保育園に移った際に、二谷コウキと出会っており、小学校の時にはコウキが大吉の家に訪れて一緒に登校するようになった。なお、りんは1年B組、コウキは1年A組でクラスは違う。手先が器用であやとりを好むが、それなりに運動も得意で縄跳び大会で、後ろ跳びで1位を取っている。鹿賀という祖父と同じ苗字を大事に思っており、大吉に養子縁組をするかと問われた際にはきっぱりと拒否している。また、大吉のことを父親とは思っておらず、あくまで大吉は大吉だと思っている。
中学時代
武蔵坊市立緑中学校に入学、手芸部所属。中学に入ってからはコウキと関係がそれまでと同じとは行かなくなっており、まともに話もしておらず声変わりしたことも気づいていなかった。コウキのことを好きだったが、コウキが相原紅璃と付き合いだしたころから、コウキに対する恋愛感情は薄れていった。紅璃からの嫌がらせのメールを頻繁に受けたため、親しい人物のみ受信するよう携帯電話に設定した際にコウキも外した。
りんの高校時代・その後
コウキと麗奈と同じ普通科の学校に通う高校生となる。クラスは1年F組。運動神経も悪くなく足が速く、成績優秀な優等生となる。後に文系を選択する。背丈は女性としては長身な部類(169cm)で、高校以前はコウキよりも背が高かった時期もあった。自身の恋愛には興味がなく同世代の異性に関心が持てず、デートするよりは編み物、市民プールで年配に漬物の漬け方の話をするなどやや年寄りじみた面がある。コウキとは一緒にいる時間が多いため、周りや大吉からも付き合っているものと勘違いされていることが多いが、りんには中学の時の先輩・紅璃の存在がコウキと付き合う気にさせなかった。一旦はコウキの想いを受け入れようとしたが、やはり紅璃によって壊されコウキとの恋愛は完全に終了してしまった。大吉がぎっくり腰になった経緯から、一般論としての「母親」に関心を持つようになり、りんの母親・正子の存在を探し始める。紆余曲折して会ってはみたものの、妊婦である正子を見ても母親どころか自分の母としての実感も沸かなかった。逆に正子が仕事を理由に自身を捨てたこととは対照的に、今まで育ててくれて一緒にいてくれた大吉を強く感じていた。大吉の失恋から、大吉を親としてだけではなく異性としても愛する気持ちに初めて気付いたが、大吉との関係が壊れることを恐れ気持ちは胸にしまっていた。だが、コウキに気持ちを気付かれ大吉に伝わってしまい、お互いに意識して普通に暮らすことが難しくなってしまう。大吉からは当初その思いを拒絶されたものの、正子に相談した際に宋一が本当の父ではない、即ちりんと大吉に血縁関係は無いことを明かされる。大吉から血縁関係が無いことを知りながら、りんを育てた理由を聞いた時、りんは決心をつけた。高校卒業後に大吉と結ばれ、妻という新たな形で大吉の家族となった。そのころにはダシをとった煮干しを食べたり、煮物にかまぼこを入れるため、大吉からは「ばあさんみたいな新妻」と思われている。
備考
アニメ版(BD)の多須市母子健康手帳(平成17年8月25日交付)からの詳細。実写映画版の交付日は平成15年11月10日

出産の状態
妊娠期間娩出日時分娩の経過
(母児の状態)分娩所要時間出血量出産時の児の状態出産の場所・名称分娩取扱者
性別・数体重身長胸囲頭囲医師助産婦
妊娠40周平成17年8月10日午前3時24分頭位10時間中量女・単3060グラム49.2 cm32.0 cm32.3 cm北名古屋市鹿田1-■-■ かすみ小児科梶川恵子洞美保子
※保護者名は吉井正子、1988年12月17日生まれ(当時・24歳)、自由業。父親の名前は書かれていない。住所は名古屋市久我山2-5-□。※表紙には多須市の表記があるが、出生届出証明者欄には「愛知県名古屋市 相沢信之」と書かれている。
二谷家
二谷コウキ(にたに コウキ)
声 -
酒井乃碧[2] / 演 - 佐藤瑠生亮りんの幼馴染の少年。やんちゃな性格で小学校では問題児扱いされるが、不審者(だとコウキが思い込んだ近所の人)に出会った時にりんのことを守ろうとするなど、男らしい一面もある。両親が幼いころに離婚し、母親のゆかりと2人で暮らしている。両親の離婚後に父親とは会っておらず、覚えていない。ゆかりのことは「うっさいおばさん」「ガミガミおばさん」など評するが、性根は母親想いである。ゆかりとりんは「世界2大いい女」。保育園時代から大吉を「ダイキチ」と呼び、「父ちゃんみたいなの」であり、WiiニンテンドーDSPSP、果てはファミコンとおぼしきハードで一緒に遊ぶ仲である。ただ、大吉の名字を高校生になっても覚えていなかった。
保育園・小学生時代
無愛想で友達が出来づらかったが、家庭の境遇の似たりんと保育園で出会い友達になる。りんと同じ小学校に進学し、クラスは違うものの学童保育(にこにこ学童クラブ)も同じだった。小学校時代ではその性格から担任に目を付けられ、ゆかりを困らせる。先生の言うことを中々聞けなかったが、りんが一喝すると素直に言うことを聞くなど、りんに対しての想いが強い。夏休み前日の登校中に排水溝に落ちて額を切り、額に大きめの傷が残る。
中学時代
りんと同じ緑中学。1年の時に陸上部の2年の先輩のいざこざから部活へは行かなくなる。ゲームセンターにいた所を相原徳也に目を付けられ、妹の紅璃を紹介されてから生活が荒れる。髪を赤く染め、夏休み前には上級生とケンカをしてケガをさせてしまったり、その後も学校をサボったり、家に帰るのが遅くなったりと行動が酷くなっていった。りんに対して相変わらず好意を抱いていたが、紅璃にりんを含めた脅しをかけられ無理矢理「付き合っている」状態にさせられ、りんとは疎遠になる。中学3年の高校受験の際に、このままではりんと同じ高校へ行けないと初めて気づき、紅璃と別れ、髪染めを止め頭を丸坊主にしてりんにこれまでのことを謝罪した。りんがコウキを受け入れたことで、自身がりんの隣にいたかっただけだったことを思い出す。その後は、りんに教わりながら猛勉強して、一応進学校と言われるレベルの同じ高校に入学する。
高校時代・その後
容姿が母親に似てきて大きく変わり、女生徒にそこそこ人気があるようだが、りん一筋は変わっていない。背は、りんより高く180cm近くあるようだが中学入学のころは、りんの方がまだ背が高くコンプレックスになっていた。1年C組でクラスは違うが基本的に、大吉の家にりんを迎えに行って一緒に登校している。学校にはグレていたころの名残で「緑中(ミドチュー)のスーパーサイヤ人」として噂が流れている。普段はりんとは今まで通りの幼馴染の関係だが、紅璃に対する過去のせいでりんが心傷になっているため、時おり関係をギクシャクさせている。さらに未だにコウキが紅璃に呼び出しをされ会っていることが、りんを不愉快にさせている。結果的にそれが致命的となり、一旦はコウキの想いを受け入れたりんだったが、結ばれることはなくなった。母親の再婚が決まった時には、それまで応援をしていたものの、いざとなった時には気持ちの整理が着かなかった。りんとは付き合うことは出来なくなったが(本人は諦めきれていないが)、お互いに家庭のことや進路の相談に乗っていた。大吉がりんの想いに戸惑っている時には、りんを幸せにするよう激励を込めて毒突いた。高校卒業後は地元を離れる。
二谷ゆかり(にたに ゆかり)
声 - 大原さやか[2] / 演 - 香里奈コウキママ。コウキの母親で、大吉とりんも驚く美人。大吉より2歳年上。夫とは離婚しており、コウキのことは女手一つで育てている。離婚の理由は、仕事の上での夫とのすれ違いや、夫の方にまだ子供のいる家庭のビジョンが出来ていなかったため。子供思いで真面目な性格であるが、落ち着きのないコウキのことで頭を悩ますことが多い。プリン好き。スポーツは苦手で、泳げない。父が病にかかっており、母親も元々体が丈夫でない方なので心配している。保育園でのコウキのお迎えの際に大吉と出会ってから、何かとりんとコウキを通して交流を深めることになる。大吉とは子育てについて語り合ったり、助けあったりしているうちに、プラトニックな恋愛関係を築くようになる。コウキが中学生のころには結婚の話も浮上していたが、この時りんとコウキの関係が良く無かったこともあり保留となり、後年には互いに惹かれ合いながらも、ゆかりの方から見合いを建前として身を引くことになる。


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