いすゞ・ビッグホーン
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しかし、この高出力化により、トランスミッションデフにトラブルが多発することとなり、これは後に4JB1型エンジンに変更された際に、各ギアとベアリングの許容荷重が見直される(結果的にはエルフ用を流用する)まで続いた。また、後席の居住性を改善したワゴン(乗用登録、5ナンバー)が追加される。同時に車名からロデオの冠名が外れ、単に『ビッグホーン』となる。

1985年(昭和60年)6月 - 今まで2ドアモデルしかなかったが、ロングボディーに4ドアを追加。ガソリンエンジンを4ZC1型に変更。燃料タンク容量を50 L → 83 Lへ拡大。マニュアルトランスミッションを4速 → 5速に変更。
メッキモールを配した日本国内のエクスポートとほぼ同じ外観のトゥルーパーLS

1987年(昭和62年)1月 - フロントのデザイン変更。ワイドトレッド化とサスペンションの大幅改良。ソフト・ハードの二種類のサスペンションと、さらにLSグレードにアジャスタブルショックアプソーバーを採用。

1987年(昭和62年)10月 - イルムシャー(イルムシャーチューンの足回りとレカロシートと モモステアリング)と、後のスペシャルエディション・バイ・ロータスの布石となる、エクスポート(北米向けのラグジュアリースペック)を追加。

ディーゼルエンジンをエルフで評判の良い、2.8 L直噴式4JB1-T型に変更。排出ガス(Nox)値の関係で小型貨物登録(4ナンバー)となる。同時に、やはりエルフ系のマニュアルトランスミッションとデフを流用し、容量をアップ。

ひかりものを廃した外観や、205R16の大径細身タイヤがかもし出す欧州テイスト(ジェミニ効果も手伝った)などで話題となるが、室内の使い勝手や居住性(ステッキ型のパーキングブレーキ、フルモードではないエアコン(冷房はフェイス用レジスターのみでしか使えない)、前席は吹き出し位置が悪く後席用が無いヒーターダクト、すきま風など)は手付かずのままで、客層を広げた分、逆に評判を落とす結果となった。


1988年(昭和63年)6月 - イルムシャーRを追加。ワイドタイヤとオーバーフェンダー、ブラッドレイ・アルミホイールを装備したモデル。全幅が1,700 mmを超え、登録は普通貨物(1ナンバー)となる。

1988年(昭和63年)11月 - イルムシャーG、Sを追加。

Gはそれまで輸出専用だった4ZE1型、4気筒2.6Lガソリンエンジンを搭載、登録は普通乗用(3ナンバー)となる。

Sは大量のEGRによってNOx値を下げ、直噴ディーゼルエンジンのまま小型乗用登録(5ナンバー)としたモデル。

ディーゼルエンジンはインタークーラー付き4JB1-T型に統一される。イルムシャーGはオーバーフェンダーを装着し、全幅が100mm拡大。


1989年平成元年)11月 - スペシャルエディション・バイ・ロータス追加。エクスポートとイルムシャーG廃止。

1990年(平成2年)5月 - ロングボディーワゴンに4速AT追加。

1991年(平成3年)11月[4]- 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。

1991年(平成3年)12月 - 2代目と入れ替わる形で販売終了。

販売終了前月までの累計生産台数は4万9,131台[5]
2代目(1991年-2002年)UBS25DW/UBS69/73GW型

いすゞ・ビッグホーン(2代目)
UBS25DW/UBS69/73GW型
初期型 ロング
中期型 ロング
後期型 ロング
概要
販売期間1991年12月 - 2002年12月[6]
ボディ
乗車定員7人
ボディタイプ3/5ドア SUV
駆動方式副変速機付パートタイム4WD・
トルクスプリット(スタンバイ)式4WD
パワートレイン
エンジン4JG2 水冷 直4 機械制御式3.1Lディーゼル インタークーラー付ターボ 125PS/28.0kgm
同電子制御式 135PS/30.0kgm
4JX1 直4 3.0Lコモンレール式直噴ディーゼル インタークーラー付ターボ 160PS/34.0kgm


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