あらびき団
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番組開始当初から長らく4:3の標準画質放送であったが、2010年4月27日より、一部シーンの映像以外はハイビジョン制作となり同時にアナログ放送は16:9のレターボックスサイズとなり、音声モードがモノラル放送(モノステレオ放送)からステレオ放送に変更した。

2016年12月29日(28日深夜)に『あらびき団オールナイト祭!』として、地上波では5年ぶりの復活となる特別番組を放送[2]。ただし、東野が裏番組『東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい…』(日本テレビ)に出演している関係から0:10 - 1:40(第1部)、2:10 - 3:40(第2部)の二部構成となった。

2017年7月13日 23:56 - 翌0:55に『あらびき団夏祭り2017』として、昨年末以来約半年ぶりの特別番組を放送[3][4]

2017年12月29日 23:50 - 翌3:50に『朝まであらびき団スペシャル あら-1グランプリ2017』として、昨年に次ぐ2年連続の年末特番の放送となる特別番組を放送[5][6]。また、番組史上最長の4時間スペシャルとなる。

動画配信サービスParaviでは、2018年5月より『ナマイキ!あらびき団』(TBSチャンネル版)、2016年・2017年のスペシャルが配信されているほか、レギュラー放送版の一部もアーカイブに追加されている[7]

2018年12月30日(29日深夜)に『朝まであらびき団SP あら1グランプリ2018』として、昨年に次ぐ3年連続の年末特番の放送となる特別番組を放送[8]。また、1:10 - 2:40(第1部)、2:50 - 3:50(第2部)の二部構成となった。

2020年5月30日に約1年半ぶりに『あらびき団レジェンド祭!』として、地上波放送分のベストセレクションを放送[9]。放送時間は15:00 - 16:54の関東ローカルで、レギュラー時代から含めて深夜帯以外ではなく夕方の時間帯での放送は今回が初となる。

2021年10月15日(14日深夜)に新作としては2年半ぶりに『あらびき団2021』として放送。同年9月21日にはこれに先駆けYouTube公式チャンネルが開設され[10]、10月23日にはオンラインイベント『あらびき団presents「あら-1グランプリ2021」?あらのゴン攻め 力尽きるまでエンドレス生配信?』が配信された。

2022年2月12日 19:00 - 21:00[注 4]に『あらびき団ゴールデンSP』と題して、番組初のゴールデンタイムでの2時間スペシャルが放送された[11][注 5]

2022年8月2日8月3日 23:56 - 翌0:55に『あらびき団2夜連続SP 真夏の最強パフォーマー決定戦』と題して、番組初の2夜連続で放送された[12]

2022年10月8日放送の『お笑いの日2022』の企画ブロック(15:30 - 16:30)として本番組が放送された。また、地上波では番組初の生放送を実施。さらに、ゲストとして同番組MCのダウンタウンが出演した[13]

2022年12月29日 22:00 - 23:27に、『年末総決算!あら-1グランプリ2022』を放送。

2023年7月21日28日 0:28 - 0:58に、『「あらびき団2023夏」?みんなで笑おう!真夏の2週連続30分SP?』を放送[14]
放送内容

粗挽き芸人の芸が披露される。一組ごとに司会の2人の反応、数組ごとに感想を交えたフリートークが挿入される。また、ネタVTR中に2人の発言がフキダシで表示される事もある。

粗い芸を見せるというコンセプトゆえに、出演芸人も基本的にブレイク前、もしくはこの番組をきっかけにブレイクした若手が多い。しかし必ずしも若手芸人に限られている訳ではなく、MCの藤井と同期の芸人(
ハリウッドザコシショウなど)や先輩芸人(世界のナベアツなど)が出演する場合も少なくない。時に東野よりも先輩にあたる芸人(シルクなど)がパフォーマーとして出演し、注目を浴びることもある。

初期には毎週「グラビア枠」と称してグラビアアイドルが出演していたが、2009年以降は出演回数が減っていった。

コメディアンのみでなく、歌手(バンド)や大道芸人の芸が披露される事がある。また、大道芸人の高度な(荒挽きでない)パフォーマンスの際は、とろサーモンの片方かコンビによって粗い実況を務めることもある。

お笑い芸人・グラビアアイドル・大道芸人の他に、一般応募のプロではない一般人が出演したり、声優企業社長AV女優動物タレント・赤ちゃんパフォーマー・高齢パフォーマー・YouTuberフリーターニートなどといった異色のパフォーマーが出演する場合がある。また、稀に不祥事を起こした芸能人著名人が出演する場合もある。

番組のエンディングで一般参加を募っており、実際にあらびき芸を持った素人や、事務所に所属していないフリーの芸人が番組出演を果たした(オープニングナレーションにて「ニューカマーズ・サーカス『あらびき団』」と謳っているのはこの為である)。重政豊やくしゃみ屋など、一般公募からスターになった芸人も多い。

演出手法

他のお笑い番組とはコンセプトがかなり異なり、粗い芸そのものだけでなく、スタッフの意図的な演出、ライト東野とレフト藤井のリアクションを楽しむことも番組の重要な要素である。

あらびき芸人は単純な面白さよりもインパクト、シュールさ、良い意味での「くだらなさ」が重視され、2人を意図的に引かせることを目的としたあらびき芸人も多い。世界のナベアツが公言するように芸人が実験ネタを試す場所として出演することが多い。

スタジオパートではパフォーマーの意気込みや解説、近況が知らされる。それを踏まえたトークの内容に合わせて、パフォーマーの顔写真をCGや合成によって「その場でリアクションをしているような」演出を施す。

披露される芸をしばしばネタの途中で切ったり、不必要な間を持たせたりした粗い編集をあえて施すこともある。カメラワークやスイッチングにも、しばしば同様の意図が見られ、ネタそのものではなく演出で笑わせようとする事もある。これが番組の独自の雰囲気を作り出す工夫の一つになっている。

開始当初は番組の最後に次回の出場芸人の映像を放送していたが、2009年7月から常連芸人の逸話を紹介するようになった。火曜日に移転してからは再び次回の出場芸人の映像を放送している。

番組に複数回出演した芸人が解散もしくは活動休止を発表した場合、パフォーマンス終了後にその理由について簡潔に語られることがある。

レギュラー放送の収録は
東京タワースタジオで行われており、パフォーマーによっては収録スタジオ通路や出入口でパフォーマンスする例も見られた。なお、TBS本社での収録は2013年1月の『ナマイキ!あらびき団 新春お正月2時間SP』以降となる。

逸話

この番組が生まれたきっかけは「人は一人一芸ぐらいは持っているだろう」という発想からだったという
[15]

先に『爆笑レッドカーペット』や『コンバット』などの番組に出演経験のある芸人がこの番組に登場時、東野が「この番組にエリートが出たらあかん」と言うことがあった。その逆もあり、『爆笑レッドカーペット』にて「あらびき団」の芸人が普段通りの「あらびき芸」を披露すると、司会の今田耕司がダメ出しをするのがお決まりであった。しかし後期には逆にはんにゃジャルジャルらといった「エリート」に当たる人気若手芸人たちに東野自らが番組を通じて出演を頼み込むシーンも見られたほか、友近など人気中堅芸人が他番組では出来ないマニアックなネタをかけることがあった。

プロデューサーの江間浩司曰く、この番組はパフォーマーをどう見せたら面白く出来るかという「演出のプレゼンショー」であるという。収録形態は一日のうち、昼過ぎから午後5時頃までは東野と藤井の出演パート、その後は午前6時頃までパフォーマーたちの芸を50本ほど、通常は3週分のそれぞれの収録を行っているということである[16]

普段活動している芸名とは違った芸名で出演することがある(渡辺ラオウ(おかゆ太郎)、ベルセルク三好(ミヨポン 三好宏明)[注 6]、パンダーズ(ガッポリ建設)、天津飯兄弟(すっぽん大学)、ジーパン兄弟(ダルメシアン)など)。また、その後もその芸名でメディアに取り上げられることもある。しかし『エンタの神様』等とは異なり、普段の芸名や活動についてネタ後に紹介されることもある。

2008年12月22日放送の『やりすぎコージー』のはるな愛の密着企画の一環でスペシャルコラボが行われた。

2009年7月4日放送の『王様のブランチ』で拡大スペシャルの告知を兼ねた特集企画が放送された。

2022年2月7日放送の『ラヴィット!』にゴールデンスペシャルの番組宣伝を兼ねてライト東野とレフト藤井がゲスト出演のはずだったが、新型コロナウイルス感染で番組MCの川島明麒麟)が欠席したため、急遽東野と藤井が『あらびき団』の姿で代理MCを務めた[17]


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