“文学少女”シリーズ
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声 - 入野自由[5] / 少年時代 - 斎藤千和本作のもう一人の主人公であり語り手。見習いシリーズでは副主人公をつとめる。聖条学園に通う高校2年生。中学3年生の時に生まれて初めて書いた「青空(ソラ)に似ている」という小説を「井上ミウ」というペンネームで文芸雑誌に応募したところ大賞を受賞、14歳の謎の美少女覆面作家として売り出される。本は大ベストセラーとなり映画化やドラマ化もされ社会現象となるが、当時想いを寄せていた美羽が学校の屋上から飛び降りた事によるストレスから過呼吸を起こして倒れ、一時引きこもりとなり執筆を断念。この事件がもとで他人とのかかわりをできるだけ避ける消極的な性格になるが、遠子との出会いにより少しずつ快活な性格を取り戻しつつある。学校生活では猫をかぶっていることが多い。現在は普通の男子高校生として生活しているものの遠子の秘密を知ったことで文芸部に無理矢理引きずり込まれ、様々な事件(厄介ごと)に首を突っ込み、部活では彼女のおやつ係で彼女のズレた言動にツッコミを入れる日々を送っている。部活に入った当初は遠子に振り回される日常から解放されたいと思っていたが、本当は頼れる存在である遠子を後に心から信頼するようになり、作中何度くじけるも彼女に救われている。恒例の三題噺では時々わざと変な話を書いて遠子に嫌がらせをしたりもしているが、時々彼女好みの甘くておいしいおやつを書いてあげることも。勉強はできる方であり、理数系を得意としている[6]。『見習いシリーズ』では高校3年生で、卒業した遠子に代わって文芸部の部長を務める。菜乃を始めとした女生徒に振り回されるのは相変わらずで、特に菜乃に対してはズレた言動や話にため息をつくことも多いが、本当は彼女を大切に思っていて先輩らしい一面も見せるようになっている。3年生になってから女子生徒(主に下級生)に人気になった。菜乃曰く「ツンデレ」らしい。
朝倉 美羽(あさくら みう)
声 - 平野綾[10]心葉の過去の想い人で幼馴染。家庭事情に苦しんでおり、「汚れた世界」から解放される作家になることを目指していたが、中学時代心葉との「井上ミウ」の一件が引き金となり、心葉の目の前で中学校の屋上から飛び降りる事件を起こし、彼に大きなトラウマを植え付け自らの心も傷つけた[11]。現在は和解し、一詩と共にリハビリに精を出している。以降は一詩と一緒にいる姿が多く見られていた。ななせとは違った意味でぶっきらぼうな性格で、常に周囲ではキツイ性格をしているが、本人は「誰かを幸せにできる人間になりたかった」と言っているように、本当は他人に気遣いができる性格である。一詩には悪態をつくことも多いが、異性としては満更でもない一面も見せる。現在はショートヘアだが、中学生時は髪が長くポニーテールにしていた。
琴吹 ななせ(ことぶき ななせ)
声 - 水樹奈々[5]心葉の同級生。図書委員[7]。中学時代のとある出来事から心葉に想いを寄せている。高校で再会したが、自分の本心を偽っている心葉に対して苛立ちを感じている。遠子を尊敬しているが同時に心葉と仲が良いため、嫉妬してもいるらしい。茶髪でスタイル抜群。美人であるためクラスの男子の間でも人気がある。友達思いであり、クラスメイトの森とは親友で、学校の違う夕歌とは大の親友。極度のツンデレで、心葉を前にするとまともにしゃべれなくなるくらいの恋愛下手。真っ直ぐな性格で、曲がったことが大嫌い。『見習いシリーズ』では高校3年生で、菜乃の先輩として登場。心葉とは高校2年生の卒業式の日に振られたことから、また心葉への思いを抑え込むために疎遠となっていたが、それでも心葉を諦めきれず、更に菜乃に「もう楽になってもいい」と言われたことからモヤモヤが晴れ、再び心葉への思いを胸に抱いた。このことから、菜乃とも恋のライバル関係になるが、菜乃には物事を教えたりしているなど、それでも良き先輩である。
櫻井 流人(さくらい りゅうと)
声 - 宮野真守[5]遠子の居候先の息子で、弟のような存在[12]。 現在高校1年生だが、大学生でも通用する容姿をしている。『サロメ』のような愛憎溢れた激しい恋愛が好みだという、かなり変わった嗜好をもつ。自称精神的マゾ。とにかく女性にモテるため、3股4股は当たり前。しかし遠子にだけは頭が上がらない。人脈(主に女性)やパソコンを使った情報収集が得意で、行動力も異常に高い。明るく社交的だが、目的のためなら手段を選ばない冷徹な面も。遠子のことを姉のように思っており、彼女の幸せを願っている。彼女と心葉をくっつけようとなりふり構わず奔走したことも。麻貴とは仲が悪いが、後に好意を持っていたことがうかがえる。今でも相変わらず麻貴には冷たくされたりからかわれたりしている。
芥川 一詩(あくたがわ かずし)
声 - 小野大輔[5]心葉のクラスメイト。弓道部員。背が高く、整った顔立ちと寡黙な性格の持ち主。成績も1年の中間が4位、期末は2位という優秀さ。運動神経もいいらしく、典型的な優等生である。ある理由から誠実な人間である事を自分に課している。文化祭のある出来事を通して心葉と友人になり、後に彼と深い絆を結んでいく[13]。恋愛の意味で美羽に好意を寄せており、心配性といわれるほどに彼女の介護と世話に付きっきり。
姫倉 麻貴(ひめくら まき)
声 - 伊藤静[5]聖条学園理事長の孫娘。3年生。オーケストラ部の部長で指揮者。アイルランド系クォーターであり、周りからは「姫」と呼ばれるほどの美貌を持っている。肉食系で尊大な性格の持主。本当は美術部志望だったが理事長の孫という理由でオーケストラ部に入らされ、その交換条件としてオーケストラ部が練習に利用するホールにアトリエを作ってもらい根城にしている。1年の頃から遠子に執着しており、裸婦画のモデルになるよう口説き続けている。一方、数多くのOBを持つオーケストラ部に所属するため、かなりの情報通。遠子たちも時折情報を求めて彼女のところへやってくる。遠子とは高校1年の入学式からの付き合いだが、遠子は前述のモデルの件から「変態」と毛嫌いしており、彼女に対して悪態をよく付いているが、麻貴は憤慨する遠子を見て、喜んでいるような節があり、毎度のように遠子をからかっている。だが、遠子も自分なりの気遣いを彼女にみせている。流人とは折り合いが悪く、会う度に何かと憎まれ口を叩きあう仲である。最初の頃は蛍のこともあって嫌っていたが、後にそっけない言動は変わらないがからかったりすることが多くなる。
竹田 千愛(たけだ ちあ)
声 - 豊崎愛生[5]文芸部にラブレターの代筆を依頼した少女[7]。聖条学園に通う1年生。図書委員[7]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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