龍福寺
りゅうふくじ
所在地山口県山口市大殿大路119番地
位置北緯34度11分4.0秒 東経131度28分47.4秒 / 北緯34.184444度 東経131.479833度 / 34.184444; 131.479833
龍福寺(りゅうふくじ)は、山口県山口市にある曹洞宗の寺院。山号は瑞雲山。本尊は釈迦如来。 この寺は、建永年間(1206年 - 1207年)大内満盛が開基となり、山口の白石で創建された瑞雲寺に始まるという[1]。はじめ臨済宗に属していたが、享徳3年(1454年)大内教弘が開基となり、雪心を開山として中興し、曹洞宗に改められた。このとき現在の山号・寺号となっている。 天文20年(1551年)、陶晴賢が主君・大内義隆に対して起こした謀反(大寧寺の変)に伴う兵火で焼失したが、弘治3年(1557年)に後奈良天皇の綸旨を受け、毛利隆元の開基によって現在地(大内氏館の跡地)に移され、自害した義隆の菩提寺として復興する。 明治14年(1881年)には再び山門など一部を残して全焼した。明治16年(1883年)に、大内氏の氏寺である氷上山興隆寺
目次
1 歴史
2 文化財
3 脚注
4 外部リンク
歴史
大内氏館跡に建てられた寺ということで、ほぼ境内全域が大内氏館跡(国の史跡「大内氏遺跡 附 凌雲寺跡」の一部)としても整備されているほか、境内にある龍福寺資料館にも貴重な史料を保管・展示している。
文化財 龍福寺本堂(復元後)の外観
重要文化財 ウィキメディア・コモンズには、龍福寺
釈迦堂(本堂) - 入母屋造、檜皮葺き。室町時代の建立。かつては大永元年(1521年)の建立とされていたが、解体修理時に発見された部材墨書や古文書の精査により、文明11年(1479年)の建立とされている。2006年2月から復元解体修理工事が実施され、2012年4月に竣工した。この復元修理では、明治の移築時に瓦葺きに改められていた屋根を、檜皮葺きに復旧したほか、改造されていた間仕切り、須弥壇、建具などが復旧された[3]。
脚注^ “ ⇒龍福寺とは”. 大内文化まちづくり. 山口市. 2017年2月18日閲覧。
^ “ ⇒文化財・山口県の文化財・指定文化財(指定文化財要録)”. 社会教育・文化財課. 山口県. 2017年2月18日閲覧。
^ ⇒“龍福寺本堂の修理終わる 創建当時の姿に?山口”. 山口新聞 (山口新聞社). (2012年4月17日). ⇒http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2012/0417/2p.html 2012年8月26日閲覧。
外部リンク
⇒龍福寺とは - 山口市文化政策課
⇒龍福寺本堂・龍福寺資料館 - 山口市観光情報サイト 西の京 やまぐち(山口観光コンベンション協会)
⇒龍福寺本堂 - 山口県の文化財(山口県教育庁)
典拠管理
WorldCat Identities
NDL: 00429957
VIAF: 257239904
更新日時:2019年7月14日(日)14:01
取得日時:2019/08/01 22:16