黔中郡(けんちゅう-ぐん)は、中国にかつて存在した郡。戦国時代から漢初にかけて、現在の湖南省西部と貴州省東部にまたがる地域に設置された。また唐代の一時期にも黔中郡が置かれた。 戦国の楚のとき、黔中郡が立てられた。紀元前277年、秦の白起が楚の巫郡と黔中郡を奪取した[1]。 紀元前202年(高帝5年)、黔中郡は武陵郡と改称された[2]。 近年、里耶秦簡の出土によって秦の洞庭郡 742年(天宝元年)、唐により黔州が黔中郡と改称された。758年(乾元元年)、黔中郡は黔州都督府と改称された[3]。
古代の黔中郡
唐の黔中郡
脚注^ 『史記』楚世家および白起列伝
^ 『後漢書』郡国志四
^ 『旧唐書』地理志三
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