『黒船』
サディスティック・ミカ・バンド の スタジオ・アルバム
リリース1974年11月5日
録音1974年2月 - 5月
ジャンルロック
レーベル東芝EMI
プロデュース加藤和彦(#1 - #5)
Chris Thomas(#4, #6 - 11)
チャート最高順位
週間38位(オリコン)
サディスティック・ミカ・バンド アルバム 年表
SADISTIC MIKA BAND
『黒船』(くろふね)は、1974年11月5日にサディスティック・ミカ・バンドが発表した2枚目のオリジナル・アルバム。目次 プロデューサーにピンク・フロイドらを手がけていたクリス・トーマスを招いて制作されたアルバム。1つのコンセプトのもとにストーリー風に楽曲が収められている。 レコード・コレクターズ2010年8月号の特集「日本のロック/フォーク・アルバム・ベスト100(60?70年代篇)」では5位にランクインしている。 今では当たり前となっているパンチインやマスターテープの加工もレコーディング当時は一般的ではなく、マスターテープにハサミを入れる事がご法度とされていたため、クリスからテープ編集を指示された録音スタッフのハサミを持つ手は震えていたという[1]。 No.日付レーベル規格規格品番最高順位備考
1 解説
2 リリース履歴
3 収録曲
4 楽曲解説
4.1 A面
4.2 B面
5 参加ミュージシャン
6 脚注
7 外部リンク
解説
リリース履歴
11974年11月5日東芝EMILPDTP-7200338位
21982年東芝EMI/エキスプレスレコードLPETP-40153-位エキスプレスレコード15周年完全生産限定盤
31988年4月5日東芝EMICDCA30-1410-位再発
41989年6月7日東芝EMICDCT25-5467-位『サディスティック・ミカ・バンド CD-BOX』収録
51992年6月24日東芝EMICDTOCT-6578-位『音蔵』シリーズ
61994年3月23日東芝EMICDTOCT-8331-位CD-BOX『PERFECT!』収録
71998年3月18日東芝EMICDTOCT-10139-位『Q盤』シリーズ
82000年12月6日東芝EMICDTOCT-10748-位『20世紀名盤』シリーズ
92003年6月27日東芝EMICDTOCT-25113-位『必聴名盤』シリーズ
紙ジャケット仕様/24ビットリマスタリング
102005年3月30日東芝EMICDTOCT-16012-位再発
112006年8月23日東芝EMICDTOCT-11162-位再発
122013年9月25日ユニバーサル ミュージック合同会社SHM-CDTOCT-95214-位『絶対名盤 J-Premium
SHM-CD仕様
132018年9月19日ユニバーサル ミュージック合同会社MQA-CD / UHQCDUPCY-40003-位『ハイレゾCD 名盤
ハイレゾ音源
MQA-CD / UHQCD仕様
収録曲A面#タイトル作詞作曲時間
1.「墨絵の国へ」松山猛加藤和彦4:56
2.「何かが海をやってくる」松山猛サディスティックス4:14
3.「タイムマシンにおねがい」松山猛加藤和彦4:13
4.「黒船(嘉永六年六月二日)」 サディスティックス0:50
5.「黒船(嘉永六年六月三日)」 サディスティックス2:56
6.「黒船(嘉永六年六月四日)」 サディスティックス2:41
B面#タイトル作詞作曲時間
7.「よろしく どうぞ」 サディスティックス0:53
8.「どんたく」松山猛加藤和彦3:52
9.「四季頌歌」松山猛加藤和彦5:43
10.「塀までひとっとび」林立夫小原礼3:36
11.「颱風歌」松山猛加藤和彦・小原礼3:56
12.「さようなら」松山猛加藤和彦4:38
楽曲解説
A面
墨絵の国へ「SUKI SUKI SUKI (塀までひとっとび)」のB面曲。
何かが海をやってくる
タイムマシンにおねがいのちにシングルカットされ、1992年アニメ「まぼろしまぼちゃん」の主題歌に起用された。
黒船(嘉永六年六月二日)この曲の収録時に、ドラムスの高橋幸宏がドラミングで苦労していたところ、クリスからスタッフへ「ティーカップ(湯飲み茶碗)を50個、用意するように」との指示があった。早速スタッフが用意し、「お茶も50杯分、用意しましょうか?」と訊くのをよそに、収録したイントロ部分のリズムに合わせて、湯飲み茶碗を一斉に叩き壊したという。
黒船(嘉永六年六月三日)
黒船(嘉永六年六月四日)
B面
よろしく どうぞ
街の雰囲気を出すため、あえてスタジオでレコーディングを行わず、スタジオがあるビルの横の路地で行われた。
どんたく前奏にジッパーを上げる音が入っている。これは、クリスから「明日、リーバイスの501ではないタイプのジーンズを穿いてくるように」との指示がメンバーにあり、翌日ジーンズを穿いてスタジオ入りするとマイクが腰の位置にセットされていた。それを見かけたメンバーは、キューに合わせて一斉にジッパーを引き上げたという。
四季頌歌
塀までひとっとびのちに、「SUKI SUKI SUKI (塀までひとっとび)」というタイトルで、シングルカットされた。
颱風歌「タイムマシンにおねがい」のB面曲。
さようなら
参加ミュージシャン