黒玉
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、樹木の化石の黒玉について説明しています。黒玉の名で伝えられる妖怪については「黒玉 (妖怪)」を、花火大会での不発玉については「花火」をご覧ください。
ハルシュタット文化の墓から出土した黒玉。19世紀の黒玉製服喪ブローチ

黒玉(こくぎょく、英語: jet)は、樹木が水中で長い年月を経て化石化した準鉱物である。ただし琥珀のように樹脂ではなく、樹木の幹そのものの化石である。褐炭の1種であるが、宝石として扱われる。非常に軟らかく、軽い。独特の柔らかい光沢を持つ。ただし、乾燥するとヒビ割れができることがある。また当然ながら褐炭のため、火が付けば燃焼するなど保管には注意を要する。

イギリスヴィクトリア女王が、夫であったアルバート公の喪に服した折、服喪ジュエリーとして用いたことで名高い。女王が自身と謁見する女性に対し、黒玉を身につけることを奨励したため、イギリス貴族女性の間で大流行した。
関連項目

宝石の一覧

ジェット (曖昧さ回避)

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、黒玉に関するカテゴリがあります。

福本修の宝石・鉱物ハンドブック

Jet: Jet mineral information and data. (mindat.org) (英語)

典拠管理データベース
国立図書館

ドイツ

イスラエル

アメリカ

その他

現代ウクライナ百科事典


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:3869 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef