黒い島のひみつ
(L'Ile Noire)
発売日1938
シリーズタンタンの冒険 (Les aventures de Tintin)
出版社カステルマン
黒い島のひみつ(フランス語:L'Ile Noire)は、ベルギーのイラストレーターエルジェによって描かれたコミック、タンタンの冒険シリーズの7番目の作品で、主人公としてタンタンが登場する。白黒版として20世紀子ども新聞で1930年代の終わりに発表された。この作品は、1943年と1966年にも異なるバージョンが発表されている。
フランスでは、Le Mystere de l'avion gris(グレーの飛行機のミステリー)として雑誌Coeurs Vaillantsで1937年に初公開されている。目次 タンタンとスノーウィがベルギーの田舎道を散歩していたところ、一台の飛行機が不時着するところを目撃する。その飛行機がナンバープレートをつけてないことを不審に思いつつ、修理を手伝おうと機体に歩み寄ったところ、パイロットに狙撃されてしまう。病室へ見舞いにやって来た国際警察(インターポール)所属刑事のデュポンとデュボンから、その飛行機がイングランドのサセックスに墜落したという情報を聞き、回復後、自らその件について調査することを決意する。 タンタンは、オーステンデからドーバーに向かうフェリーに乗るため、ブリュッセルから海岸へ向かう列車に乗車するが、同乗していた2人組の策略で暴行と強盗の濡れ衣を着せられ、居合わせたデュポンとデュボンに逮捕されてしまう。タンタンは、2人が眠っている隙を突いて逃亡し、辛くもイングランドに到着するが、列車で濡れ衣を着せた2人組に誘拐され、崖の上から突き落とされかけるも、スノーウィに助けられて事なきを得る。その後、飛行機の墜落現場に残された痕跡から、ミュラー教授という人物の屋敷へたどり着く。
1 あらすじ
2 作品の変遷
2.1 1937年 - 1938年版
2.2 1943年版
2.3 1966年版
2.4 カートゥーン・バージョン:1960年代
2.5 カートゥーン・バージョン:1991年
3 ゆかりの地
4 当時の時代とのつながり
5 出典
6 外部リンク
あらすじ