黄金バット
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出典検索?: "黄金バット" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年3月)
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たばこの銘柄「ゴールデンバット」とは異なります。
東京・浅草にて、紙芝居『黄金バット』を上演する男性。

『黄金バット』(おうごんバット)は、昭和の初期の紙芝居のタイトルロールの主人公。金色の骸骨の姿をし、漆黒のマントを身にまとう。

スーパーヒーローアンチヒーローの両面をもつ孤高の主人公であり、一般的には死の象徴として忌避される髑髏をモチーフにしたヒーローという点で、その存在が斬新だった。

その後昭和40年代に漫画映画テレビアニメ化された。特有の「高笑い」と共に現れる、金色のコウモリが特徴的である。

しばしば「日本初のスーパーヒーロー」として紹介される。また、「スーパーマン」よりも8年先立ち誕生した世界最古のスーパーヒーローともされる[1]
概要

1930年昭和5年)、鈴木一郎原作で白骨面に黒マントの怪盗・悪役が活躍する街頭紙芝居シリーズ『黒バット』[注釈 1]が好評だった。この『黒バット』の最終回では、無敵で不死身の悪役である黒バットを倒す正義の味方として黄金色の「黄金バット」が主人公として突如、登場した(絵19枚を永松健夫が描いた)。

この黄金バットが子供たちに大好評だったため、黄金バットを主人公とした新作紙芝居を蟻友会の後藤時蔵、高橋清三、田中次郎らが製作。当時の驚異的な当たり演目となる。しかし当時の零細な紙芝居業界に著作権意識は存在しなかったため、多種多様な黄金バットが勝手に作られた。さらに当時はセリフは書かれておらず口伝だったため、同じ紙芝居でも演者によって内容に差異があるのが普通だった。なお、戦前の『黄金バット』の紙芝居のほとんどは戦時下の混乱にあって散逸、あるいは戦災により焼失したとされる。当時の紙芝居は貸し出し式だったため倉庫にまとめて保管されており、倉庫が火事に遭うと全て燃えてしまっていた。また、手書きで写し描きされていたので製作数が少なく、人気作は損耗も激しかった。清水寺の紙芝居屋さん(2009年)
歴史

1947年(昭和22年)から、永松健夫による絵物語作品の単行本が明々社(のちの少年画報社)より刊行。1948年(昭和23年)には明々社から雑誌『冒険活劇文庫』(少年画報)が創刊され、永松による絵物語が掲載された。

1950年(昭和25年)頃に鈴木一郎原作で加太こうじが脚本と絵を担当した『黄金バット ナゾー編』というナチス・ドイツ残党と戦う内容の紙芝居が行われた。

1950年(昭和25年)12月23日、東京映画配給(東映の前身)・新映画社製作による「黄金バット 摩天楼の怪人』公開。監督:志村敏夫、出演:川路竜子、美空ひばり、杉寛。

1966年(昭和41年)12月21日に映画『黄金バット』が封切り公開。主演:千葉真一、監督:佐藤肇、製作:東映[2][3]モノクロの実写映画で[2][3]、1967年から放送されたアニメ版との連動企画であり[4]プロット・キャラクターデザイン・主題歌などを踏襲したパイロット版的な作品である。

1967年(昭和42年)4月1日から1968年(昭和43年)3月23日まで、アニメ版がよみうりテレビ (YTV)の企画・制作により日本テレビ系列で毎週土曜日19時 - 19時30分に全52話が放映され、高視聴率を得た。この放送枠は元々『お笑い珍勇伝 頓馬天狗 → 崑ちゃんのとんま天狗』、『琴姫七変化』など「YTV制作、大塚製薬提供のドラマ枠」として定着していた。YTVとしてはテレビアニメ制作の初参入作品であり、日本テレビ系列では初の19時台のアニメである。この放送枠では本作品の後も『巨人の星』、『天才バカボン』などの大ヒット作を生んでいる。スポンサーは変わらず大塚製薬の1社提供。制作は広告代理店「第一企画」(現・ADKエモーションズ)の動画制作部門、「第一動画」と韓国のテレビ局「東洋放送」で、この体制下での第1作。同じスタッフ体制で手掛けた第2作目がフジテレビで放映された『妖怪人間ベム』で、キャラクターや演出が酷似している。原作者として永松、監修者として加太、双方の名前を冠しているが、実際の基本設定とストーリーは第一動画のスタッフによるものである。また、脚本の島内三秀は、のち桂千穂の名でロマンポルノ、大林宣彦監督作品などで活躍する。

1967年(昭和42年)7月21日、「オールカラーで! 東映まんがまつり」の上映作品の1本として、アニメ映画『黄金バット』公開(TVブローアップ版)。併映は『ひょっこりひょうたん島』(長編アニメ版)・『魔法使いサリー』(第1作)・『キャプテンウルトラ』の3本。

アニメ終了後も、主に日本テレビやテレビ東京で再放送、特に1986年10月2日から1987年9月24日にテレビ東京の毎週木曜18:00で再放送された際、再放送では珍しい番組宣伝CMが放送されたことがあった。ナレーションはマゾ役の内海賢二

2000年(平成12年)、郵政省発行の20世紀デザイン切手シリーズ第9集郵便切手のデザインの1つとして、黄金バットが採用された。

2011年(平成23年)4月25日、アニメ版黄金バットがニコニコ動画内のチャンネル「フルアニMAX」にて毎週月曜日18:00に1話ずつ配信された。第1話は無料で、2話以降は配信日の1週間後に有料に切り替えられた。2012年4月16日に全話配信完了し、9月28日にフルアニMAX閉鎖に伴い全動画が視聴不可能になった。

キャラクター
黄金バット

黄金バットは長い歴史を持ち、そのため数多くの作品に登場している。戦前のものは、初期は欧風の三銃士のような洋装に頭部が黄金の髑髏という(後のアニメ版などとよく似た)シンプルなデザインだった。黄金丸というサーベルを操る他、エーアソーラスという怪獣を使役する。終戦直後は進駐軍によってチェックが入り、くりんとしたパーマ髪の仏像のような顔のヒーローに改変され[5]、後に少年雑誌に連載された永松健夫による絵物語版では帽子を被った長髪の黄金骸骨または痩せこけた老人のような金色の顔という風貌になった。その後微妙な変更を経て、1966年の映画版で後のアニメなどで見られる「大きな襟付きマントをひるがえして飛んで来る、顔が髑髏で筋骨逞しい金色の超人」という(最初期のそれとよく似た)親しみやすいデザインとなった。武器はシルバーバトン。


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