黄金の腕
The Man with the Golden Arm
監督オットー・プレミンジャー
脚本ウォルター・ニューマン
『黄金の腕』(おうごんのうで、The Man with the Golden Arm)は、1955年製作・公開、オットー・プレミンジャー監督によるアメリカ映画である。 本作は、1950年に第1回全米図書賞を受賞したネルソン・オルグレンの小説『黄金の腕
略歴・概要
当初、映画化権を取得したのはジョン・ガーフィールドであったが、麻薬をテーマとする本作は、犯罪映画(フィルム・ノワール)を規制する当時のヘイズ・コードにより映画化は困難であった。1952年5月21日にガーフィールドが死去、プレミンジャーが実現にこぎつけた。作曲家のショーティ・ロジャーズとジャズドラマーのシェリー・マンが、フランク・シナトラ演じるフランキー・マシーンのオーディションシーンに本人役で出演している[1]。
本作は、第28回アカデミー賞において、アカデミー主演男優賞にシナトラ、アカデミー作曲賞にエルマー・バーンスタイン、アカデミー美術賞にジョセフ・C・ライトとダレル・シルヴェラがいずれもノミネートされたが、いずれも受賞は逃した[1]。
日本では、アメリカでの公開の半年後、1956年5月29日に松竹外画部の配給で公開された[2]。1998年にハピネット・ピクチャーズからDVDが発売されて以降、2000年代に入ってからパブリックドメインDVDとして発売されている。2004年にはカバヤ食品が発売した食玩「水野晴郎シネマ館」の10作のうちの1作としてリリースされた[1]。
2003年8月9日、ロカルノ国際映画祭で上映された[1]。
スタッフ
製作・監督 : オットー・プレミンジャー
脚本 : ウォルター・ニューマン、ルイス・メルツァー、ベン・ヘクト (ノンクレジット)
原作 : ネルソン・オルグレン
音楽 : エルマー・バーンスタイン
撮影監督 : サム・リーヴィット
美術 : ジョセフ・C・ライト、ダレル・シルヴェラ
編集 : ルイス・R・レフラー
タイトルデザイン : ソール・バス
キャスト
クレジット順
フランキー・マシーン - フランク・シナトラ (吹替:前田昌明)
ザシュ - エリノア・パーカー