黄金の羅針盤
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黄金の羅針盤 著者フィリップ・プルマン
カバー
デザインデイヴィッド・スカットとプルマン
国イギリス
言語英語
シリーズライラの冒険[1]
ジャンル児童ファンタジー文学、スチームパンク
出版社スカラスティック社 (日本語版は新潮社)
出版日1995年7月 (日本語版は1999年)
出版形式書籍 (ハードカバーと文庫本)
ページ数399ページ
ISBN.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}0-590-54178-1
OCLC37806360
LC分類PZ7.P968 No 1995[2]
PZ7.P968 Go 1996[3]
前作Once Upon a Time in the North
次作神秘の短剣

『黄金の羅針盤』(原題はNorthern Lights、北アメリカやその他の国ではThe Golden Compassとして知られる)は、フィリップ・プルマン著、UKスカラスティック社が1995年に出版したヤングアダルト向けファンタジー小説である。並行世界を舞台に主人公ライラ・ベラクアが、失踪した友人ロジャー・パースロウと、「ダスト」と呼ばれる謎の物質を調査している囚われたおじアスリエル卿を探し求めて向かう北極への旅を描く。『黄金の羅針盤』は三部作から成る『ライラの冒険』(1995年?2000年)の中の最初の作品である[1]。アルフレッド・A・クノップが1996年4月、『黄金の羅針盤』と名付けて最初のアメリカ版を出版した[1][3]。2007年、その題名を元にハリウッドによって長編映画、そして同時期にゲームとして翻案され、2019年にはドラマシリーズとなった。

プルマンは1995年、その年の極めて優れた英国児童文学を顕彰するカーネギー賞のメダルをイギリス図書館協会から獲得した[4]。カーネギー賞70周年記念に、作品は委員会によって一般投票用の10の作品の1つに選ばれ、史上最も気に入られている作品を選ぶ一般投票によるものである[5]。 『黄金の羅針盤』は選抜候補リストのなかから国民投票を得て、2007年6月21日今までで最も優れた作品として「カーネギー・オブ・カーネギー」を受賞した。
概要
設定

この小説の世界は、活動的に異端を抑圧するマジステリウム(教会とも呼ばれる)という国際的神権政治によって支配された世界という設定である。この世界では、人間の魂は生まれつき彼らの身体の外に知覚できる「ダイモン(守護精霊)」という形で存在している。ダイモンは喋る動物の精霊であり常に共にいることで人間を助け、安心させる。子供達のダイモンはいつでも即座にどんな現実の生物、架空の生物にも姿形を変えることができる。しかし、一度思春期に達してしまうと彼らのダイモンは永久に一つの形に落ち着く。
あらすじ

12歳のライラ・ベラクアは学寮長のもと、オックスフォード大学ジョーダン学寮の周りをダイモンのパンタライモンと共に気ままに走り回っていた。ある日、彼女は学寮長が、ライラの反抗的で活動的なおじ、アスリエル卿のワインに毒を入れるところを目撃する。ライラがアスリエルに警告し、アスリエルの「ダスト」についての講義を見張る。謎の素粒子ダストは子供たちよりも大人に多く降りていること、そして北極光を通して見える並行世界の写真についての講義であった。オックスフォードの学者たちは、圧迫的な教会に異端とされるであろう彼の調査に資金を提供することに同意する。

ライラの友人ロジャーが失踪し、「ゴブラー」として知られる子供の誘拐犯による誘拐だと推測された。ライラは魅力的で社交界の名士であるコールター夫人に引き取られる。ライラがジョーダン学寮を去る前、学寮長はライラに真実を教えてくれる装置、アレシオメーター(真理計)を密かに託した。


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