黄色
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「黄」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「黄 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「イエロー」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「イエロー (曖昧さ回避)」をご覧ください。

日本のロックバンドback numberの楽曲については「黄色 (曲)」をご覧ください。
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黄色
きいろ 
16進表記#FFD400
RGB(255, 212, 0)
CMYK(1, 14, 99, 0)
HSV(50°, 100%, 100%)
マンセル値4.0Y 8.5/12.3
表示されている色は一例です

黄色(?色、きいろ、オウショク)は、基本色名の一つであり、色の三原色の一つである。ヒマワリ花弁のような色。暖色の一つ。波長 570?585 nm の単色光は黄色であり、長波長側は橙色に、短波長側は黄緑色に近付く。黄(き、オウ、コウ)は同義語

現代日本語では一般に「黄色」(名詞)、「黄色い」(形容詞)と呼ぶ。これは小学校学習指導要領でも使われている[1]

しかし JIS 基本色名やマンセル色体系では「黄色」ではなく「黄(?、き)」としている。複合語内の形態素としては、黄緑黄身黄信号など、「黄」が少なくない。

黄色のさまざまな合い

黄色い自然界におけるフィボナッチ数の例として使われる、ヒマワリ

熟したレモン果実

物体色としての黄色

イエロー
yellow 
16進表記#FFD800
RGB(255, 216, 0)
CMYK(0, 13, 100, 0)
HSV(51°, 100%, 100%)
マンセル値5Y 8.5/14
表示されている色は一例です

黄色は色料の三原色の一つである。

印刷などの分野ではイエロー(yellow)と呼ぶ場合、単に黄色の英語名ではなく「色料の三原色の一つとしての黄色」であることを指示することが多い。インクやトナーの基本色である黄色(yellow)は、シアン (cyan)・マゼンタ (magenta)・キープレート(キープレート、key plate) と合わせてCMYK と呼ばれる。

具体的な物質としての黄色の顕色成分については、黄色天然染料黄色合成染料黄色有機顔料黄色無機顔料を参照。

カラー印刷用のインク。右側がイエロー。カラー印刷用のイエローインクは、濃いオレンジ色をしている。

JIS規格における黄色・イエロー

黄色(JIS慣用色名
 マンセル値5Y 8/14

イエロー(JIS慣用色名
 マンセル値5Y 8.5/14

JIS では黄色およびイエローがそれぞれ定義されている。この黄色とイエローはわずかに異なる色として示されている。
光源色としての黄色

Yellow (webcolor)
 16進表記#FFFF00

LightYellow (webcolor)
 16進表記#FFFFE0

光の三原色である (#FF0000) と (#00FF00) を一対一の割合で混合した色(#FFFF00)である。RGB 値では(R, G, B) = (255, 255, 0)で表される。物体色としてむしろレモン色に近い色である。

ウェブカラーで Yellowは#FFFF00 と同等に扱われる。ウェブカラーでは黄色系統の色として他にLightYellow(#FFFFE0)やGold(#FFD700)などを定義している。
黄色の色料

着色に使用される黄色色素は様々あるが、様々な着色のシステムに用いられる色素の中で黄色を呈するものの耐光性は、総じて劣っている。加えて、無機顔料については毒性を有するものが多いが、被覆力を含めた様々な特性を全面的に代替する顔料は存在しない。

染料については、天然染料と合成染料に大別し、顔料については有機顔料と無機顔料に大別して、記述する。この区分は、顔料と染料のそれぞれの分野で尊重されている典型的な区分である。なお一般的に使用される安全な色料を先に記述し、その後で有毒で一般的に使われない色料を記述する。
黄色天然染料

黄色の染料のうち植物由来のもの。黄色天然染料は伝統的な染料で、一部は、日本語の来歴を証言する性格も有する。
藤黄 gamboge

黄金色のガム樹脂で、東アジアでは数百年以上昔から絵具として使用された。主としてフクギ科(旧オトギリソウ科フクギ属マンゴスチンもこの属に含まれる)でタイインドシナ等に自生するガンボジ(学名: Garcinia hanburyi)や、同属でインドスリランカ等に自生するガンボウジノキ(別名: インドガンボジ; 学名: Garcinia morella)といった各種樹木から採取される[2]。ヨーロッパでは古くから商品として伝えられており、初期フランドル絵画に使用されたとも言われる。主として水性絵具、揮発性ニス (varnish)、金属ラッカーの用途がある。草雌黄とも言う。
キハダ

キハダ(黄檗、黄蘗)は「黄肌」という意味で、ミカン科の植物である。5から6月頃黄緑の花をつける。樹皮の内側は黄色であり苦味がある。樹皮は染色に使用される。樹皮の薬用名は黄檗(オウバク)であり、健胃剤や火傷の薬である。なおキハダで染色する場合は媒染剤を用いず直接染料として用いる。
カリヤス

カリヤス(刈安)はイネ科の植物である。灰汁を媒染剤に用いる。
ウコン

ウコン鬱金)はショウガ科の植物である。地下茎を黄金色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。香辛料・食品用の天然着色料としても用いられる。
オウレン

オウレンキンポウゲ科の植物である。根を黄色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。
クチナシ

クチナシアカネ科の植物である。果実を黄色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。食品用の天然着色料としても用いられるが、天然着色料として用いる場合は黄色から緑、にかけての幅広い色調をカヴァーする。
ズミ

ズミバラ科の植物である。樹皮を黄色の染料として用いる。ミョウバンを媒染剤に用いる。煎餅の着色にも用いられる。
ハイノキ

ハイノキハイノキ科の植物である。葉を黄色の染料として用いる。灰汁を媒染剤に用いる。
メギ

メギメギ科の植物である。樹皮を黄色の染料として用いる。媒染剤不要の直接染料。
黄色合成染料

黄色の染料のうち石油から化学的に合成されたもの。代表的なものとしてアゾ系の黄色染料やピラゾロン系の黄色染料が挙げられる。なお黄色合成染料はレーキ化することによって黄色の有機顔料としても用いられる。レーキ型アゾ系黄色顔料やレーキ型ピラゾロン系黄色顔料はアゾ系黄色染料やピラゾロン系黄色染料をレーキ化して顔料としたものである。
黄色有機顔料

一般工業製品や学校で使われる絵具などには、しばしば毒性の少ない有機顔料が使用される。但し一般印刷に使用されている安価な製品は安価な赤色色素と同様紫外線に弱く、数箇月程屋外に掲示されたポスターなどはマゼンタやイエローが退色し、青く見える。なお、レーキ型の有機顔料は、水溶性を有する有色物質を電離させ、担体としての金属イオンと電気的に結合させたものである。
アゾアゾ基

アゾ顔料はアゾ基を有する化合物で、顔料としては顔料色素型とレーキ顔料型がある。ただし高分子化するにつれ耐溶剤性は高まる。レーキ顔料型は鮮明な色相を有し耐溶剤性も有する。一般印刷用インキや塗料、安価な絵具等に使われている。
モノアゾ

黄色のモノアゾ (monoazo) 顔料の種類は多いが概して耐溶剤性に劣る。Color Index には Colour Index Generic Name、Pigment Yellow 1、Pigment Yellow 3、Pigment Yellow 74、Pigment Yellow 65、Pigment Yellow 111等が記載されている[3]。Pigment Yellow 3は有機顔料としてはかなり以前に開発された顔料であるが、緑味黄を呈する比較的不透明な黄色顔料で、その色相やコストパフォーマンスから重要な顔料である。Pigment Yellow 65は日本では、Pigment Yellow 83によって駆逐された傾向を見出せる顔料であるが、世界的には依然として重要な顔料である。アリライドイエロー (arylide yellow) とも言う。
ジスアゾ

ジスアゾ (disazo) 顔料も種類が多い。モノアゾ顔料と比較して着色力が強く、耐溶剤性も高い。Color Index には Colour Index Generic Name、Pigment Yellow 81、Pigment Yellow 83等が記載されている[3]。ジアリライドイエロー (diarylide yellow) とも言う。
縮合ジスアゾ

縮合ジスアゾ (condensed disazo) 顔料は従来の不溶性アゾ顔料に比べ、耐光性、耐溶剤性などが高いが、生産コストも高い。ジスアゾ縮合とも呼ばれる。具体的には、Pigment Yellow 93、Pigment Yellow 94、Pigment Yellow 95、Pigment Yellow 128、Pigment Yellow 155、Pigment Yellow 166がある[3]。Pigment Yellow 94は生産終了。

Pigment Yellow 128は、現行最も緑味の縮合ジスアゾ顔料で、インクジェットインキ等にも使用される実績のある、透明性が高い割に鮮明な顔料である。

Pigment Yellow 155は、Pigment Yellow 17に近い色相を具えた鮮明な黄色顔料である。耐久性が高く塗料、インキ、プラスチックなど様々な分野で使用されている重要な顔料で、色相や物性の異なる様々な製品が流通している。塗料分野では高い隠蔽性を具えた製品が使用されていて、耐候性はかなり優れている。印刷インキ用としては、透明タイプも隠蔽タイプも使用されているが、透明タイプは流動性に難がある。単にジスアゾ顔料にも分類されることもある。
ピラゾロン

ピラゾロン系黄は赤味の強い黄色系統の顔料である。Colour Index Generic Name、Pigment Orange 13、Colour Index Generic Name、Pigment Orange 34 がよく使用される[4]。レーキ型ピラゾロン系黄色顔料として、タートラジンイエローがある。色合いは美しいが耐光性に難がある。そのため、あまり普及していない。
ベンツイミダゾロン

ベンツイミダゾロン (benzimidazolon) 顔料は近年重要性が高まっているアゾ顔料で、その中でも特に重要なのはベンツイミダゾロン系モノアゾ (benzimidazole monoazo) である。具体的にはPigment Yellow 151、Pigment Yellow 154、Pigment Yellow 175 等がある[3]。ベンツイミダゾロン顔料の内で赤味のものは橙色を示すが、それ程優れた顔料ではない。具体的にはPigment Orange 36、Pigment Orange 72がある[4]
キノキサリンキノキサリン

キノキサリン顔料としては、Pigment Yellow 213がある。Pigment Yellow 175のベンツイミダゾロン基をキノキサリンジオン基に置換した構造である。つまり、Pigment Yellow 175に炭素原子1個、酸素原子1個が追加された分子構造のモノアゾ顔料である。分子式は、C22H19N5O8で、分子量は約481 g/mol。色相はPigment Yellow 175より赤味で、Pigment Yellow 154より緑味であり、幾分緑味の黄色を呈する顔料である。濃色ではPigment Yellow 154よりも不透明で、淡色では着色力の強さが際立つ。耐久性に関しては、全面的にPigment Yellow 154と同等以上で、Pigment Yellow 154の弱点である耐溶剤性と耐オーバーラッカー性を格段に向上させている。現在はまだ黄色顔料としては高価である。N-メチルピロリドン中で加熱して製造される[5]
アゾメチンイミン(シッフ塩基)「シッフ塩基」も参照


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