『黄昏のレンガ路』
エルトン・ジョン の スタジオ・アルバム
リリース1973年10月5日
録音1973年5月
ストロベリースタジオ(フランス)
ジャンルロック
時間76分12秒
レーベル DJM Records
ピアニストを撃つな!
(1973年)黄昏のレンガ路
(1973年)カリブ
(1974年)
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『黄昏のレンガ路』(Goodbye Yellow Brick Road)は、1973年に発表されたエルトン・ジョンのスタジオ・アルバム。 アナログ盤2枚組として製作された。楽曲製作が好調だったため、2枚組になった(アルバムに収録されずシングルB面となったものもある)。殆どの楽曲は1、2テイクで収録されたという。気分を変えてジャマイカでレコーディングする予定が、環境の悪さから、使い慣れたスタジオ(フランスの古城を改築したもの)に戻り製作された。曲自体はジャマイカで殆ど仕上げてしまっていたため、「碧の海ジャマイカにおいで」というレゲエ調の楽曲も存在する。ローリング・ストーンにおけるエルトン・ジョンとバーニー・トーピンのアルバム回想対談で、「キャンドル・イン・ザ・ウインド」についてエルトンは、マリリン・モンローをエルヴィス・プレスリーと同じぐらい好きだと語っている[1]。 ブルー・アイド・ソウルの「ベニー&ジェッツ」は、白人として初めてR&Bチャートの1位を獲得した。エルトン本人は売れるわけがないと思っていたが、ラジオのリクエスト数が後押しとなり、シングル・カットされた。コーラスの美しい「ハーモニー」もシングル・カットの話があったが、5枚もシングルを出すのはどうかと没になった。 なお、邦題は「黄昏の?」とあるが、「イエロー・ブリック・ロード」とは、ジュディ・ガーランド主演のミュージカル映画『オズの魔法使い』の中の、オズへ続く「黄色いレンガの道」を指している。 「ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベスト・アルバム500」において第91位[1]
解説
また、2004年には発売30周年を記念して4曲追加された2枚組のデラックス・エディション、2014年には40周年を記念した4枚組CDとDVDの付いたボックスセット、スーパー・デラックス・エディションとその編集版2枚組ニュー・デラックス・エディションも発売された。 シングルB面収録時は「帰っておいで、僕のところに(また、うまくやってゆける)」という邦題。
収録曲
オリジナル版
葬送?血まみれの恋はおしまい(メドレー) - Funeral for a Friend/Love Lies Bleeding
風の中の火のように (孤独な歌手、ノーマ・ジーン) - Candle in the Wind
ベニーとジェッツ (やつらの演奏は最高) - Bennie and the Jets
グッバイ・イエロー・ブリック・ロード - Goodbye Yellow Brick Road
こんな歌にタイトルはいらない - This Song Has No Title
グレイ・シール - Grey Seal
碧の海、ジャマイカにおいで - Jamaica Jerk-Off
僕もあの映画をみている - I've Seen That Movie Too
スウィート・ペインテッド・レディ - Sweet Painted Lady
ダニー・ベイリーのバラード(ケンタッキーの英雄の死) - The Ballad of Danny Bailey(1909-34)
ダーティ・リトル・ガール - Dirty Little Girl
女の子、みんなアリスに首ったけ - All the Girls Love Alice
ツイストは踊れない - Your Sister Can't Twist(But She Can Rock‘n Roll)
土曜の夜は僕の生きがい - Saturday Night's Alright for Fighting
歌うカウボーイ、ロイ・ロジャース - Roy Rogers
こんな僕こそ病気の典型 - Social Disease
ハーモニー - Harmony
発売30周年記念デラックス・エディション追加収録曲
帰っておいで、僕のところに - Whenever You're Ready(We'll Go Steady Again)
いたずらジャック - Jack Rabbit
スクリュー・ユー - Screw You(Young Man's Blues)
キャンドル・イン・ザ・ウインド (アコースティック・ミックス) - Candle In The Wind (Acoustic Mix)
発売40周年記念スーパー・デラックス・エディション収録曲
ディスク2
Goodbye Yellow Brick Road Revisited若手アーティストによるカバー。
風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン):エド・シーラン - Candle in the Wind
ベニーとジェッツ(やつらの演奏は最高):ミゲル - Bennie and the Jets
グッバイ・イエロー・ブリック・ロード:ハンター・ヘイズ - Goodbye Yellow Brick Road
グレイ・シール:ザ・バンド・ベリー
スィート・ペインテッド・レディ:ジョン・グラント - Sweet Painted Lady
女の子、みんなアリスに首ったけ:エミリー・サンデー - All the Girls Love Alice
ツイストは踊れない:イメルダ・メイ - Your Sister Can't Twist(But She Can Rock‘n Roll)
土曜の夜は僕の生きがい:フォール・アウト・ボーイ - Saturday Night's Alright for Fighting