黄土
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ドイツで見られる黄土の層黄土

黄土とは、黄色みの強いのことである。専門用語としては2つの用法がある。
「きづち」「きつち」と読んで、和建築、左官、日本美術などで用いる、黄味を帯びた土の一種。

ドイツ語: Loss、英語: loess の訳語。「おうど」または「こうど」と読む。

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京都伏見に産する稲荷山黄土(いなりやまきづち)がとくに有名である。かがやくような色味が特徴。大津壁や各種壁の仕上げなどに用いる。

また陶材にもなる。日本画などで顔料として用いることもある。
おうど、こうど

黄土(おうど、こうど)はレス(ドイツ語: Loss  音声、英語: loess)とも称され、砂漠氷河堆積した岩粉がに運ばれ堆積したものである。淡黄色、灰黄色、または茶褐色で、成分の組成により色合いが異なる。主成分は水和酸化鉄である[1]

黄土は、0.004?0.06ミリメートルの土の粒子(シルト)からなる。黄土と同様の性質だが黄土より粒径が大きな土壌を黄砂ということもある。

中国華北地方(黄土高原)やヨーロッパ中部?東部、北米中央部などに分布する。
黄砂の源黄土高原中華人民共和国山西省渾源県付近)

中国北西部やモンゴル南部における砂漠地方で、風に巻き上げられて南東方向に風塵として運搬されて堆積したものを黄土と呼ぶ。黄土はシルトを主とした細粒性の堆積物であり、その鉱物成分は、石英が多く、雲母長石からなり、細かくは数十種類に分類されるため、多様な母岩から構成されていることが判明している。それらは発生源に近づくほど粒径は粗粒となり、地域毎に成分の差異が認められている。黄砂は、この砕屑物の粒子径が小さくなり、風に巻き上げられて自由大気に達し遠くまで運搬されて降下するものである。黄河流域の黄土の堆積する地域を黄土高原と呼んでいる。

フェルディナント・フォン・リヒトホーフェンは、高度に多孔質な黄土には農作物の成長に不可欠な鉱物質諸成分を土壌の毛細管構造によって不断に供給する「自己施肥能力」があるとする説を唱え、黄河文明は肥沃な黄土の上に発達した文明であるとする説が通説となっていた。これに対して近年、粒子が細かく粘り気の無い土壌は植物の成長に必要な栄養分をイオンの形で根から供給しうる程度が低く、かつ水土流出を引き起こしやすい痩せた土地で黄土もまた例外ではなく、黄河文明の中心になったごく一部の地域だけは長年にわたる耕作と湖沼堆積物や水草などを投与した施肥作業の結果によって土壌の性質が変化して肥沃になったとする反論[2]が出されている[3]
利用法

岩石が風化されてできたシルトであり各種のミネラルに富むことや、また保水特性に優れるため、コウリャンなどの栽培に適している。

古代より黄色顔料として用いられ、顔料として使用される黄土はイエロー・オーカー (yellow ochre) あるいは単にオーカー (ochre) と呼ばれる。


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