中華民国（台湾）の政治家黄 偉哲Huang Wei-Cher

生年月日 (1963-09-26) 1963年9月26日（60歳）
出生地 中華民国 台南市[注 1]
出身校 国立台湾大学
イェール大学
ハーバード大学
所属政党 民主進歩党
配偶者劉育菁
第2代 台南市長
当選回数2回
在任期間2018年12月25日 - 現職
第6-9期 立法委員
選挙区台南県、台南県第2区、台南市第2区
当選回数4回
在任期間2005年2月1日 - 2018年12月25日
第3期 国民大会代表
選挙区台南県
当選回数1回
在任期間1996年5月20日 - 2000年5月19日
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黄 偉哲
職業：公衆衛生学者、農学者、政治家
各種表記
繁体字：? 偉哲
?音：Huang W?izhe
通用?音：Huang W?ijhe
注音符号：???? ??? ???
台湾語：N?g Ui-tiat
和名表記：こう いてつ
発音転記：(中)ホアン ウェイヂョウ
(英)ファン・ウェイチェ
英語名：Huang Wei-Cher
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黄 偉哲（ホアン・ウェイヂョウ、こう いてつ、?偉哲、1963年〈民国52年〉9月26日[2] - ）は中華民国（台湾）台南市出身の農学者、公衆衛生学者、政治家（民主進歩党）。2018年より現職の台南市長。
人物

1963年、台大出身で医師の父・輝煌と蘇姓の母との間に生まれる。

妹の黄智賢（中国語版）は一つの中国および中国国民党を支持する中天電視のキャスター[3][4]。弟の蘇紫雲は淡江大学整合戦略・科技中心の執行長[4]。総統府秘書や行政院報道官を務めた黄重諺（中国語版）の父方のいとこ[4]。
学歴

台北市立建国高級中学[5]

（1989年卒）国立台湾大学農業推広学系（現・生物産業伝播・発展学系）[2]

（1993年卒）米国・イェール大学スクール・オブ・パブリック・ヘルス（英語版）（公共衛生学部）マスター（修士号）[2][6]

（2001年卒）米国・ハーバード大学（ケネディ・スクール[6]）公共行政（Public Administration）マスター（修士号）[2]

主義・主張

台大在学中には政治系サークルに属し、1988年台湾農民運動（中国語版）や三月学運（野百合運動）にも参加していた[4]。

政治的立場を大きく異にする妹の存在と、台大出身の医師という自身の経歴などから「南部の柯文哲」と半ば親中派扱いされた際には厳重抗議を表明している[7]。

民進党支持層でも賛否が分かれている同性婚合法化については「平等性を尊重する」と述べている[8]。

中華民国旅券の「台湾」表記化には賛同の意思を表明している[9][10]。

2020年中華民国総統選挙の党内予備選では現職蔡英文と頼清徳がその座を争うことになり、複雑な胸中を明かしていた[11]。

対中関係

香港の反送中デモなど、一連の民主化運動には香港市民支持を表明している[12]。
対日関係

市長就任後、保阪尚希（タレント）[13]、市内の男性外食店経営者[14]、高橋紫微（女性フルート奏者）などの日本人を市の親善大使に任命している[15]。

新型コロナウィルスの流行では友好都市を締結している日本の各自治体に見舞いのメッセージを発信している[16]。
政界

台大とイェール大を卒業すると、謝長廷や葉菊蘭陣営で選挙スタッフ、蘇煥智（中国語版）の助理（議員助手）など民進党系立法委員の補佐を務め、1996年には国民代表に当選[17]。行政院顧問や行政院農業委員会主任を経て[2]、ハーバード大に留学。帰国後は台南県議および2005年から4期14年にわたって立法委員を務めた。

2012年の第八回中華民国立法委員選挙では次点の中国国民党候補者をダブルスコア以上の差をつけ当選[18]。

2016年の第九回中華民国立法委員選挙では小選挙区の全当選者中では最高となる76.46%の得票率で当選[19]。
台南市長

市長選の時期には文化資産を多く抱える台南のコンテンツツーリズム推進のために地元のクリエイターを支持し[20][21]、市の公認イメージキャラクター『府城少女』の製作陣とコラボし各種選挙グッズを発注していた[22]。しかし当選後は新営糖廠（中国語版）（新営区）跡地をACG産業の拠点とする事業が停止し、計画に協力していた地元市議から批判を受けている[23]。

台湾で初となる市の契約職員採用で履歴書への顔写真添付を廃止を実施、容姿差別撲滅撲滅を推進した[24]。
施政評価

以下のものは市長としての評価。
遠見雑誌（中国語版）施政満足度調査（毎年5月）


2019年は市長個人への満足度が55.3（六都で4位、22県市で14位）、不満足度が40.2、施政満足度が64.2（六都で同率3位、22県市で同率13位）とまずまずの評価ではあるが、いずれのプラス評価も前任市長頼清徳より大きく下げた[25]。

2020年は満足度は81.1%（六都3位、全県市で6位）、不満足度は6.9%（六都2位、全県市で5位）、施政評価は74.7（六都3位、全県市で8位）、星は4.5[注 2]

天下雑誌（中国語版）施政満足度調査（毎年9月）
詳細は「:zh:天下雜誌縣市長施政滿意度調?」を参照