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麻雀用語一覧(マージャンようごいちらん)では、麻雀に関する用語を一覧する。正式な用語のほか、俗語(麻雀スラング)や関係する記事を含む。 「断么九」の「ヤオ」は幺の異体字で「么」(公の2画目を取った字。数値文字参照 么)、「双碰待ち」の「ポン」は「碰」(石へんに並。数値文字参照 碰)などJIS X 0208に含まれていない文字がいくつか存在する。
注意
読み方は日本語が一般的になっている場合は日本語を使い、それ以外は中国語を使う。
日本語と中国語が混同している場合、慣例に従う。
中国語で記す場合、読み方も記す。
標準的に採用される役については麻雀の役一覧もしくはページ下部のテンプレートを参照のこと。
点数申告における俗語・俗称については#点数申告にまとめた。
中国麻雀や台湾麻雀の用語・役名については収載していない。それぞれ中国麻雀・台湾麻雀の項を参照されたし。
一部の漢字について
あ行
間四間(あいだよんけん)
アウト雀荘用語。フリー雀荘において、店が客に対して少額の現金を貸し出すこと。あるいは、客が店から少額の現金を借りること。フリー雀荘では、負けが高じて手持ちの現金がなくなってしまったような場合に、客同士での現金の貸し借りをしてトラブルのもとになるような事態を避けるため、負け客の支払いを店側が一時的に建て替える慣習があり、その際の貸し金・借り金のことを「アウト」という。また、雀荘の客がアウトすることを「アウトを切る」という。また、ブー雀荘など前金精算制の雀荘において、退店時に返金がない状態のこと。ブー麻雀で前金精算額、つまりマルAを取られて負けて帰ることを、「アウト帰り」という。
アウトオーバー雀荘用語。麻雀店の従業員(メンバー)が、勤務により発生している給料以上に麻雀で負けてしまうこと。
青天井(あおてんじょう)
青洞門(あおのどうもん)→ ローカル役のひとつ。
赤ドラ・赤懸賞牌・赤五(あかウー)
アガリ放棄
アガり止めオーラスの親(ラス親)に限り、アガったらゲーム終了することを選択できるルール。親が何着であっても終了してよい場合と、2着などの店が規定する順位にならないと選択できない場合がある。トップ目になった場合はおもに強制終了となるが、続行できるルールもある。なお、ハウスルールであるため店舗により詳細は異なる。フリー雀荘で多く採用されており、店側にとっては卓の回転が少しでも早くなるというメリットがある。卓が早く回転すればその分ゲーム代徴収の回数が多くなり、売り上げが上がる。
アガリ連荘、アガ連親がアガった場合のみ連荘とするルールで、親が聴牌していても親流れとなる。対義語は「聴牌連荘」。
亜空間殺法(あくうかんさっぽう)→ 安藤満が唱道した副露理論の名称。
浅い、山に浅いツモ山の序盤から中盤のこと。また、現時点から見て順番的に近いツモ山の場所のこと。
足止め、足止めリーチ(あしどめ)他家の手の進行を妨げる目的の立直のこと。特に待ちが悪形だったり、手が安くても構わずにかける場合に使われる。
預かり(あずかり)雀荘用語。入店して卓に入る前に、一定額の現金を預かり証用のカードやカゴなどと交換しなければならない制度。前金精算制に替わる負け逃げ防止策である。店舗によって異なるが、テンゴなら1,000円から3,000円、ピンなら3,000円から5,000円を店に預け、かわりに預かり証用のカードやカゴを受け取って、遊戯を行う。なお、アウト防止のため、カードやカゴで精算すると次の半荘はプレーできなくなる。
頭跳ね(あたまはね)
当たる、アタる和了をすること。特にロンあがりを指す。
悪形(あっけい、あくけい)優秀ではない形・受け入れ・待ちのこと。愚形に同じ。
アツシボ雀荘用語。熱いおしぼりのこと。
後付け(あとづけ)アガリ役に関係しない面子を先に副露し、後から役を作ること。バック、バックドロップと同義。地域や時代によっては、後付けのことを「先付け(さきづけ)」と呼んでいる場合がある。後付けは「役を後から確定させる」ということであり、先付けは「役とは関係ない面子を副露によって先に確定させる」あるいは「役を未来に確定させる(「3日先」における「先」と同じ用法でこの場合の「先」は未来の意)」ということで、現象としては両者とも同じものを指している。後付けを一切禁止するルールは「完全先付け」と呼ばれる。
後引っかけ、あと引っかけリーチ後にツモ切りした牌によって引っかけになるリーチのこと。
アナログ→論理的な根拠に基づかない、運の流れやジンクスを重視する打ち筋のこと。対義語はデジタル。
油っこい、脂っこい(あぶらっこい)使い勝手がよく、他家も必要としていそうな牌、あるいはもっと端的に数牌の中ほどの牌(4?6)のことを「油っこい」「脂っこい」と形容する。
洗う(あらう)ゲームをやめること。席を立つこと。麻雀用語というより博打用語。
荒らす、場を荒らす副露を多用してツモの流れや他家の心理をかき乱すこと。また、高い手が見えている相手に対し無防備に牌を切り、場の点棒状況を大きく偏らせること。
アリアリ後付け、喰いタンともに認めるルール。雀荘用語でコーヒーや紅茶に砂糖とミルクを入れること。
アリナシ後付け、喰いタンのどちらか一方のみを認めるルール。雀荘用語で、コーヒーや紅茶に砂糖またはミルクのどちらかを入れること。前後者ともに、どちらが「アリ」でどちらが「ナシ」かは意見の分かれるところである。
アリスメンゼンあるいはリーチでアガったときに、ドラ表示牌の隣の牌をめくり、手の内に同じ牌があればチップを獲得できるというルール。
亜両面(ありゃんめん)聴牌形のひとつ。3455のような形で、25待ちの状態のこと。通常の両面よりも待ち牌の数が少ない。
アルシーアル麻雀・アルシャル麻雀
荒れ場(あれば)高い手(おおむね満貫以上)が多く出る場のこと。対義語は「小場(こば)」。
合わせ打ち(あわせうち)
暗槓子(アンカンツ)
暗刻子(アンコーツ)
暗刻スジ(アンコすじ)
暗順子(アンシュンツ)
安全牌・安牌(アンパイ)
一向聴(イーシャンテン)
一荘(イーチャン)
一筒摸月(いーぴんもーゆえ)→ ローカル役のひとつ。
一翻縛り(イーファンしばり)
一般高(イーパンカオ) → 一盃口の古称。
イカサマ
井桁積み(いげたづみ)
1度振り開局時のサイコロを1度だけでよいとする取り決め。配牌#一度振りと二度振り参照。
一鳴き(いちなき)ポンできる生牌が河に出たとき、2枚目を待たずポンすること。対義語は「二鳴き」。
一二四十(いちによんとう)配給原点を「一万点棒1本、五千点棒2本、千点棒4本、百点棒10本」の計25,000点とすること。
一二五十(いちにごっとー)配給原点を「一万点棒1本、五千点棒2本、千点棒5本、百点棒10本」の計26,000点とすること。
一二六十(いちにろくとう)配給原点を「一万点棒1本、五千点棒2本、千点棒6本、百点棒10本」の計27,000点とすること。
一色二順(イーソーリャンシュン) → 一盃口の別称。
一色三順(イーソーサンシュン)→ ローカル役のひとつ。
一色四順 (イーソースーシュン)→ ローカル役のひとつ。
一色同順 → 一盃口の別称。あるいは、一色三順・一色四順の別称。
一色手(いっしょくて)→ 混一色や清一色などの染め手のこと。
1センチ → 4副露して手牌が1枚になっている状態のこと。裸単騎。
一手変わり(いってがわり)あと1牌で何らかの役がつく、待ちが広がるなどの手変わりがある状態。聴牌している状態で使う言葉。
一発消し(いっぱつけし)他家がリーチしたあと、一発ツモを防ぐために、次順でツモらせる前に副露すること。その中でも、本来なら不要な副露のこと。
今聴(いまてん)直前のツモもしくは副露で聴牌した状態。
入り目(いりめ)一向聴から聴牌する際に引いた牌。特に、自分が聴牌したあとに他家が切るその牌のこと。たとえば萬子の67と索子の67の両面搭子で一向聴になっていたとき、萬子の5を引き聴牌したあと、他家が切る萬子の58がこれに当たる。単純に考えれば自分が索子の58を引いて聴牌していれば、入り目の牌であがれたことになるため、「それ入り目だよ」などと言い悔しがったり危険であることを伝えたりすることもある。
色読み(いろよみ)→ 相手の待ちが何色であるか(索子待ちなのか萬子待ちなのか筒子待ちなのか)を読むこと。
五心通貫(うーしんつうかん)→ ローカル役のひとつ。
五筒開花(うーぴんかいほう)→ ローカル役のひとつ。
五門斉(うーめんさい・ウーメンチー)→ ローカル役のひとつ。