麻雀最強戦開催概要
初回開催1989年(誌上対局)
2011年(配信対局)
参加資格プロアマ問わず
方式トーナメント
ルール最強戦ルール
優勝賞金300万円
主催近代麻雀
公式サイト麻雀最強戦
麻雀最強戦(マージャン・さいきょうせん)は、竹書房『近代麻雀』誌主催による麻雀のタイトル戦。 一発裏ドラなしの競技麻雀ルールではなく、巷で一般に普及している雀荘ルールでの最強雀士を決定しようという趣旨で1989年に開始された[1][2]、プロ・アマ問わず、幅広い分野の麻雀愛好家が集うオープントーナメントである。 1989年から2010年まではタイトルホルダー、予選通過者、各界代表者が複数半荘の対局を行って最強位を決定する誌上対局だったが、2011年から配信対局への移行し、タイトルホルダー・各大会優勝者等16名によるトーナメント(最強戦ファイナル)で最強位を決定する方式となった。2020年から各団体のタイトルホルダーの出場枠が撤廃され、最強戦ファイナルの方式もトップ取りトーナメントから連対勝ち抜けトーナメントに変更された。 独自の「最強戦ルール」を採用する[3]。各競技麻雀団体のルールとも、Mリーグルールとも微妙な差異が存在する。 現最強位に各大会優勝者15名を加えて、2日間16名のトーナメントで最強位を決定する。ベスト16及びベスト8においては1着・2着が勝ち抜け、決勝1着が最強位となる。 2023年大会の16名の構成は以下のようになっている。 各予選突破やシードで選ばれた16名が4半荘を行い、ポイントの上位3名が決勝進出した。決勝では、前期最強位と決勝進出者3名が2半荘勝負を行い、最強位を決定していた。 各半荘の順位点はオカの+20を含み、1着+50、2着+10、3着-10、4着-30となっており、現在のMリーグルールと同様のルールであった。 現最強位に各大会優勝者・タイトルホルダー等15名を加えて、16名のトーナメントを行って最強位を決定する。ベスト16はA卓からD卓までの各1回戦勝負でそれぞれのトップが決勝進出。決勝も1回戦勝負を行ってトップが最強位となる。ベスト16の4半荘と決勝卓の1半荘は1日で行われていた。 以下、現最強位以外の出場枠について列挙する。 2010年以前は、「第〇期最強戦」、「第〇期史上最強戦」と銘打ち、優勝者には第〇期最強位の称号が与えられていたが、2011年以降は、現在のように西暦年で表示されるようになった。 所属は当時のもの
概要
ルール
東南戦半荘戦。
花牌・赤牌を入れない。
場決めは「つかみ取り」。各者が風牌(東南西北)を引いて決定する。
25,000点持ちの30,000点返し。ハコ(トビ)なし続行。
店舗予選など、点数の累算をする場合には、対局毎にオカ(トップに+20,000点)と順位ウマ(10-30)を加除する。
切り上げ満貫を採用する。
ポン・チー・カン・ロン・ツモは発声必須。優先順は「チー<ポン・カン<ロン」とするが、著しく発声が遅れた場合は発声の早い順に優先される。
フリテンリーチ、ツモ番なしリーチあり。但しフリテンは(リーチの有無に関係なく)ツモ上がりのみ。
和了は上家優先(頭ハネ採用、ダブロン無し)。
喰いタンあり、後づけありの「アリアリ」を採用。
一発あり、裏ドラ・槓ドラ・槓ウラあり。
人和・流し満貫・途中流局は採用しない。
数え役満無し(11飜以上は全て三倍満)。複合役満あり。
責任払い(包)は大三元・大四喜・四槓子に適用。
オーラスの親のアガリ止めなし。テンパイ止めなし。
親の第一打自摸忘れは南家の打牌前なら元に戻して自摸り、続行することができる。
決勝最終局でトップになる可能性のない和了はチョンボ扱いとする(一発・裏ドラ条件での和了は可)。
現在の形式
現最強位 1名
プロ大会優勝者 10名
Mリーグスペシャルマッチ優勝者 1名
著名人大会優勝者 1名
全日本プロ優勝者 1名
ザ・リベンジ優勝者 1名
アマチュア最強位 1名
アマチュア最強位[4]
店舗予選 - 大会協賛店舗(雀荘)で行われる大会。各回につき4半荘とし、3回戦までが50分打ち切り、最終戦は50分+1局となる。3回戦終了時、1店舗の参加者が50人以上の場合は3回戦終了時のトップが地区最強位決定戦に出場し、トップ以外の上位者で最終戦を行う。共通として3回戦終了時にマイナス点であった選手はその場で敗退。残りの上位者で最終戦を行う。
地区最強位決定戦 - 店舗予選の参加者から上位約1割が出場し、全国13ブロック(北海道・東北・北関東・東東京・西東京・南関東・中部・名古屋・近畿・大阪・中国・四国・九州)に分かれて大会を開催し、地区最強位を決定する。
最強戦リーグ - サイバーエージェントの子会社が運営し、大会MCの小山剛志がプロデュースする雀荘『麻雀オクタゴン』(東京都渋谷区)で行われるリーグ戦。グランドチャンピオンが全国アマチュア最強位決定戦に出場。
天鳳最強位決定戦 - オンライン麻雀『天鳳』内で行われる予選会。
全国アマチュア最強位決定戦 - 各地区最強位、天鳳最強位、最強戦リーグ代表に最強位と前年の全国アマチュア最強位の計16人が麻雀最強戦ファイナルと同じトーナメント形式でアマチュアの最強位を掛けて戦い、この大会で優勝したアマチュア選手がその年の全国アマチュア最強位としてファイナルの出場権を獲得する。
プロ大会[5]
10のカテゴリー(主催者である近代麻雀が設定)でそれぞれ8名ずつのプロ雀士が推薦出場。予選A・B卓に分かれて対局し、上位2名ずつが決勝に進出。決勝を制した者がファイナル進出となる。予選・決勝とも半荘1回戦勝負。予選・決勝とも配信対局となり、スタジオ内に設けられたUFCの試合会場「オクタゴン」を模したセットで対局を行う(著名人大会、全日本プロ選手権、ザ・リベンジ、ファイナルも同じ)。
著名人大会[5]
麻雀愛好家の著名人による大会。2022年は「著名人最強決戦」、2023年は「超頭脳バトル(著名人)」のタイトルで開催。2021年以前は年2回開催され、著名人2名がファイナリストとなっていた。開催方式はプロ大会と同様。
Mリーグスペシャルマッチ
2022年から行われている、Mリーグ代表選手を選ぶための対局。2022年は各チームから代表1名が、2023年以降は直近のシーズン個人成績上位8名が出場。プロ大会・著名人大会と同じ形式で行われる。この大会のみ対局にMリーグスタジオを使用し、演出もMリーグ中継と同じものとなるが、対局ルールはMリーグルールではなく、赤牌を用いない最強戦ルールとなる。
全日本プロ選手権
春から各代表決定戦に参加していないプロ雀士が予選を戦って上位8名が全日本プロ選手権に進出。本戦はプロ大会等と同じ形式で行われる。
ザ・リベンジ
いわゆる敗者復活戦で、プロ限定戦の10のカテゴリーのうち、ファイナル進出まで惜しかったと思われるプロ雀士8名を選考して対局を実施。各代表決定戦と同じ形式で行われる。最強戦2022では開催されなかった。
麻雀最強戦ファイナル[6]
各決定戦代表、Mリーグスペシャルマッチ勝者、全日本プロ選手権勝者、ザ・リベンジ勝者、全国アマチュア最強位、前年最強位の合計16人による2日間のトーナメントで、初日のファイナル1はA?D卓の各1回戦勝負で上位2名ずつがファイナル2に進出。翌日のファイナル2は準決勝がA・B卓の各1回戦勝負で上位2名ずつが決勝に進出。決勝も1回戦勝負を行ってトップがその年の最強位となる。ファイナルの組み合わせはザ・リベンジ終了直後の抽選会で決まる。
以前の形式
誌上対局時代の形式
2019年以前の放送対局
タイトルホルダー
1月から11月の間に行われるその年の鳳凰位決定戦・十段位決定戦(いずれも日本プロ麻雀連盟)、最高位決定戦(最高位戦日本プロ麻雀協会)、雀王決定戦(日本プロ麻雀協会)、RTDトーナメント(2016年-2019年)の勝者がファイナル進出となる。
プロ・著名人代表決定戦
大きく、男子プロ代表、女流プロ代表、全日本プロ代表、著名人代表があり、それぞれの代表決定戦勝者がファイナル出場権を得る。
プレミアトーナメント
2016年からプレミアトーナメントが始まり、プレミアトーナメントは4つのカテゴリの勝者が4つ目のカテゴリ代表決定後に決勝を行い、その勝者がファイナル進出となる。
プレミアリーグ(2015年)
8名が半年間で総当たりのリーグ戦を行い、ファイナル出場者を決定する「プレミアリーグ」が開催されていた。
フジテレビワンツーネクストカップ(2012年-2014年)
2014年以前はフジテレビNEXTで麻雀最強戦が放映されており、6時間の放送時間内に4名の著名人で複数半荘を行ってファイナル出場者を決定する「フジテレビワンツーネクストカップ」が開催されていた。
特別予選(2012年-2013年)
プロ4名で複数半荘を行ってファイナル出場者を決定する「特別予選」が開催されていた。
推薦枠(2011年)
形式移行直後の2011年大会では予選大会の開催数は少なく、16名のファイナル出場枠のうち、8名についてはタイトルホルダーや推薦枠により占められていた。第21期最強位の板川和俊は現最強位という資格ではなく、推薦という形で最強戦2011に出場している。
歴代最強位
第1期(1989年度) 片山まさゆき(漫画家)
第2期(1990年度) 小島武夫(日本プロ麻雀連盟)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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