麻薬カルテル(まやくカルテル)は、麻薬の製造・売買に関する活動を行う組織。麻薬の所持、売買、使用等は、多くの国では制限が掛けられており、組織は非合法な存在となる。 麻薬を扱う組織自体は、多くの国で存在しているが、カルテルの名がつくものは中南米、南米諸国を拠点もしくは由来しているものが多い。時として、政府の警察や軍部に匹敵するような大規模な武装勢力となり、当該国ばかりでなく周辺国の治安にまで影響を与え、地域的な内戦状態や無政府状態を惹起することが特徴である。詳細は「メキシコ麻薬戦争」を参照 2000年代に入るとメキシコが麻薬戦争状態となり、多数のカルテルが抗争[1]や摘発[2]により盛衰を繰り返している。
概要
歴史
主な人物
コロンビア
パブロ・エスコバル - メデジン・カルテルのボス。1993年に射殺。
メキシコ
ミゲル・アンヘル・フェリクス・ガジャルド - グアダラハラ・カルテルのボス。
ラファエル・カロ・キンテロ - グアダラハラ・カルテルのボス。2022年に逮捕。
ホアキン・グスマン - シナロア・カルテルの最高幹部。別名エル・チャポ。2016年に逮捕され、2024年現在はADXフローレンス刑務所に収監中。
イスマエル・サンバダ - シナロア・カルテルの最高幹部。別名エル・マヨ。
イヴァン・グスマン - シナロア・カルテルの最高幹部。別名エル・チャピト。
ヘスス・グスマン - シナロア・カルテルの最高幹部。別名 アルフレディト・エル・チャピト。
オビディオ・グスマン - シナロア・カルテルの最高幹部。別名エル・ラトン。2023年に逮捕され、アメリカで裁判中。
アマド・カリージョ・フエンテス - フアレス・カルテルのボス。1997年に死亡。
アルトゥーロ・グスマン・デセナ - ロス・セタスを創設。2002年に射殺。
エリベルト・ラスカーノ - ロス・セタスの最高幹部。2012年に射殺。
ミゲル・トレビーニョ・モラレス - ロス・セタスの最高幹部。2013年に逮捕。
オマール・トレビーニョ・モラレス - ロス・セタスの最高幹部。2015年に逮捕。
ネメシオ・オセゲラ・セルバンテス - ハリスコ新世代カルテルの最高幹部。別名エル・メンチョ。
ミャンマー
クン・サ
ウェイ・シューカン(魏學剛)
主な麻薬カルテルの組織
コロンビア
メデジン・カルテル
カリ・カルテル
ボゴタ・カルテル
メキシコ
グアダラハラ・カルテル
シナロア・カルテル
ガルフ・カルテル
ロス・メトロス (ガルフ・カルテルより分裂)
フアレス・カルテル
ティフアナ・カルテル
ロス・ネグロス(2010年、最高幹部が逮捕されたことにより解散)
ロス・セタス
ノレエステ・カルテル (ロス・セタスより分裂。北東カルテルと呼ばれている。)
ラ・ファミリア・カルテル
テンプル騎士団カルテル
ベルトラン・レイバ・カルテル
ハリスコ新世代カルテル
ベネズエラ
カルテル・デ・ロス・ソレス
エクアドル
ロス・チョネロス
アメリカ合衆国
テキサス・シンジケート
軍閥および少数民族民兵組織の性格も有しており、ワ州連合軍のように政府から公認された支配地(ワ州)を有する組織もある。また、麻薬カルテルのリーダーは「麻薬王」と俗称され、財閥を築くなどミャンマー社会および経済において多大な影響力を持つ。
近年はヤーバーと呼ばれる覚醒剤の製造販売にも進出している。
ワ州連合軍 - リーダーのパオ・ユーチャンは「3代目麻薬王」と言われる。
モン・タイ軍 - 「2代目麻薬王」と俗称される首領であったクン・サの投降により解体。
ロー・シンハン(羅星漢)