麗わしき鬼
[Wikipedia|▼Menu]

麗わしき鬼
ジャンル
テレビドラマ
企画鶴啓二郎(東海テレビ)
脚本中島丈博
演出皆川智之
島ア敏樹(泉放送制作)
茂山佳則(泉放送制作)
出演者金子さやか
遠野凪子
川上麻衣子 他
オープニング工藤静香雨夜の月に
製作
プロデューサー服部宣之(東海テレビ)
小池唯一(泉放送制作)
小松貴生(泉放送制作)
制作東海テレビ
泉放送制作

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2007年4月2日 - 2007年6月29日
放送時間平日13:30 - 14:00
放送枠東海テレビ制作昼の帯ドラマ
放送分30分
回数65
番組紹介(フジ)
テンプレートを表示

『麗わしき鬼』(うるわしきおに)は、東海テレビフジテレビ系列2007年4月2日 - 6月29日に放送された昼ドラである。放送時間は、月曜 - 金曜の13:30 - 14:00(JST)。麗しき鬼と誤記されることが多いが、送り仮名に「わ」を入れたものが正しい。
概要・特徴

同性愛セクシュアリティ代理母出産など、性と生をテーマに、異母姉妹・洵子と悠子と二人を取り巻く人々の30年以上に渡り描かれる壮大な愛と激情の物語。脚本家・中島丈博の『牡丹と薔薇』、『偽りの花園』に続く、姉妹の愛憎劇三部作とする作品とされている。

ナレーションは内浦純一が演じる壱岐みちるがオネエ言葉を使い、当時を振り返る形で語られる。ノンケレズタチなどのゲイ用語レズビアン用語がしばしば劇中にて使われた。

「殺す」の字の傷を画面に付けて折らせた携帯電話「ドコモF506i」に生クリームを塗った“携帯ケーキ”なる愛憎料理が登場した。

視聴率は平均5.4%、最高視聴率7.0%と(関東地区)平均的であったが、ファンの評価は高く、放送後は地方局を中心に多くの放送局にて放送された。放送後は中島丈博の原作を元に携帯コミックス化されたが、現在、DVD化はされていないが、U-NEXTで配信を開始されている。

中島丈博は、15年前の1992年にも、ゲイのカップルと彼らに魅了された女性を描いた映画『おこげ』の製作・原作・脚本・監督を手がけた。

系列外放送・再放送

系列外

青森テレビ 2009年1月。

MTV1 2020年9月11日?朝ドラ800枠内


再放送

東海テレビ 2008年5月28日から、11月5日まで毎週水曜日深夜に3話ずつ。

群馬テレビ 2008年?月 ※厳密には再放送ではない。

テレビ西日本 2009年1月20日 - 同年4月下旬 火 - 土(早朝)4:00 - 4:30 ※HD放送

テレビ大分 2009年1月? - 同年5月下旬 月 - 木10:55 - 11:25

高知さんさんテレビ 2009年?月

テレビ北海道 2009年9月末 ※[1] 厳密には再放送ではない。

 ほか

CS放送

ホームドラマチャンネル 2009年10月30日から。CS初放送 ※HD放送


ストーリー

1972年(昭和47年)、同じBAR「壱岐」で働く富弓と時子は学生時代からの親友であった。時子は夫・義正からのDVに悩み、大病院の御曹司・英矢と結婚が決まった富弓は義正に体を無理やり奪われてしまう。富弓の結婚式の前日、二人は義正をはずみで殺害してしまった。だが時子は、自分の単独犯行だと言い張り、逮捕・服役する。やがて富弓は結婚し出産。しかし生まれた娘・洵子は時子とともに殺害した義正にそっくりであった。6年後、あることから英矢が無精子症であることがわかり、娘・洵子と血縁関係がないことが発覚したことから富弓は英矢と離婚する。そして時は流れ11年後、眉川病院の跡継ぎ・英矢の実子として育てられた洵子は高校3年生になっていた。英矢は血が繋がらない洵子を、女性として意識してしまうことに悩んでいた。ある日、洵子のクラスに悠子が転校してくる…。洵子は幼い頃にお揃いのみみずくのお守りを買った女の子が悠子だと気付き、二人は急速に親しくなる。悠子は洵子に恋愛感情を抱いており、嫉妬心から洵子に憧れる英語教師・星川を誘惑し肉体関係を持つ。その際に撮影した写真を洵子に見せる。そんなある日、洵子は自分が強姦の末に産まれた事と悠子と異母姉妹という事実を知り、ショックを受ける。いなくなった洵子を探し当て、「一緒に帰ろう」と洵子を諭す悠子だが、「あんたの顔なんて、見たくない!」と拒絶され、ショックの余り車道に飛び出し車に跳ねられ、病院に搬送されるが、悠子は病室から抜け出し、そのまま失踪。それから12年後、洵子は産婦人科医になり眉川病院で働いていた。英矢は、見合い相手の城所啓子と再婚。連れ子の太郎は義理の姉・洵子に密かな思いを抱いていた。ある日、眉川病院に一人の裕福な女性が訪れる。それは失踪した異母姉・悠子であった。
キャスト
第1部 (第1話 - 第10話)

東野富弓(BAR「壱岐」ホステス、元
ナース) - 川上麻衣子

南崎時子(BAR「壱岐」ホステス) - 大沢逸美

眉川英矢(「眉川病院」産婦人科医、みちるの異母兄) - 増沢望

壱岐みちる(みず絵と鞆泰の子、英矢の異母弟。ゲイの青年) - 内浦純一

東郷那代子(「眉川病院」ナース、英矢の前妻) - 山下容莉枝

壱岐みず絵(BAR「壱岐」ママ、鞆泰の愛人) - 清水めぐみ

鈴木徳子(「眉川病院」ナース) - 美斉津明子

美佳(BAR「壱岐」ホステス) - 澤山薫

豊美(トミさん。眉川家のお手伝い) - 森恵子

「眉川病院」ナース - 雨音めぐみ、今井喜美子、橘舞子

東野タケ(東野富弓の母) - 松田真知子

東野富弓の父(祈祷師) - きゅうたろう

南崎時子を取り調べる刑事 - 針原滋

南崎フキ(南崎義正の母親) - 千葉裕子

岡崎麗子(祈祷を受けた妊婦患者) - はやしだみき

南崎義正(警備員、時子のDV夫) - 菊池隆則

眉川房子(鞆泰の妻、英矢の母) - 東山明美

眉川鞆泰(「眉川病院」院長、英矢・みちるの父) - 津嘉山正種

第2部 (第11話 - 第15話)

眉川富弓(英矢の妻、安産祈願の祈祷をする) - 川上麻衣子

中村時子(南崎義正の元妻。服役中) - 大沢逸美

眉川英矢(「眉川病院」産婦人科医。みちるの異母兄) - 増沢望

壱岐みちる(みず絵と鞆泰の子、英矢の異母弟。 BAR壱岐手伝い) - 内浦純一

東郷那代子(「眉川病院」ナース。英矢の元妻) - 山下容莉枝

壱岐みず絵(BAR「壱岐」ママ) - 清水めぐみ

眉川洵子(富弓の娘) -
加々美瑠菜

南崎悠子(南崎義正と時子の娘) - 伊藤綺夏

萌子(BAR「壱岐」ホステス) - 鈴木明日香

南崎フキ(南崎義正の母親。悠子を引き取り育てる) - 千葉裕子

南崎義正の父親(「有限会社 南崎運送」を経営) - 岩田丸

豊美(眉川家のお手伝い) - 森恵子

「眉川病院」ナース - 雨音めぐみ、橘舞子

眉川房子(鞆泰の妻、英矢の母) - 東山明美

眉川鞆泰(「眉川病院」院長、英矢・みちるの父) - 津嘉山正種

第3部 (第16話 - 第33話前半)

眉川洵子(富弓が義正に強姦されできた子。英矢の実子として育つ)-
金子さやか

南崎悠子(時子と義正の子) - 遠野凪子

眉川英矢(「眉川総合病院」産婦人科医、みちるの異母兄) - 増沢望

壱岐みちる(ゲイバー「壱岐」店主、英矢の異母弟) - 内浦純一

眉川房子(鞆泰の妻。洵子の育ての母) - 東山明美

城所啓子(英矢の見合い相手。教授の娘で大学講師) - 鮎ゆうき

城所太郎(啓子の連れ子。中学1年) - 田中輝 (第28話)

溝口増雄(フリールポライター。居酒屋「鬼」の常連。富弓に義正殺害の真相を暴露すると脅迫。) - 吉満涼太


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:52 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef